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お気に入りのノート

自分としては必要不可欠な文房具だけど、周りで使っている人は少ないものについて語ってみる。前の記事ではカッターナイフについて述べたが、今回はノートについて。

私の仕事にとってノートは最も有用な道具であり、重要な生命線でもある。パソコンが無くてもノートとボールペンがあれば出来ることがたくさんあるけど逆はあり得ない。アイデアの起点になり、発散した考えの整理に役立ち、話をまとめる際に論旨が視覚的に分かる。その内容が途中経過も含めて一目でわかる形に残っているのが良い。そうした過程の記録こそが私の仕事の成果物といえる。

そうした目的のためのノートとして、私は学生の頃から大学生協の「デザインノートA4サイズ(DN-30S3)」を使い続けている。

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お仕事用のノートはページが綴じてあってルーズリーフのように差し替えが出来ないものが原則で、A4サイズを使うのも原則。そのようなノートとして大学生協から、その名の通り各種の実験ノートが出ている。ページ差し替えが出来ないようにページ番号が振ってあったり、長期保存のためにページ数が多く厚手の表紙が付いているものもある。しかし、厚手の表紙は実験室で使用するにはかさばり、記録するために開きっぱなしにしておくのが困難である。そして何より高い。それに対してこのデザインノートは、値段は普通のノートよりちょっと高いが、邪魔にならず場合によっては縦に2つ折りにして使うこともある。

そして何よりこのノートが他のノートと一線を画しているのは3mm方眼であるということ。他の実験ノートは5mm方眼であるが、ちょっとしたスケッチやグラフを描く際のガイドとしては広すぎる。また実験中に殴り書きをする場合に5mm罫として使うには狭すぎる。その点、3mm方眼だとガイドとしてちょうど良く、2コマ使って6mm罫にすると私が書く文字の大きさに対してちょうど良い。私が知る限り3mm方眼のA4ノートは世の中にこの1つしか無いようだ。コクヨの測量野帳にも私の用途と同じような意図で3mm方眼になったものあるけどA4ではない。
罫線のノートだと向きが固定されてしまうが、方眼以外何も書かれていないため、普通のポートレートの向きでも横向きにランドスケープの向きにしても問題なく使えるのも良い。
このデザインノートの最大の問題は、大学生協でしか売っておらず、街中の文房具屋さんやアマゾン、アスクルなどでは手に入らないことだ。大学生協が無い大学に居た時には入手に苦労して、他大学に出張した時や友人からの密輸で入手するしかなかった。また代替品が無いため廃番になることが非常に恐ろしく、常に大量ストックをしておく必要がある。しかし、ストックがたくさんあると安心してちょっとしたことでも新しいノートを卸してしまい、無駄遣いをしてしまう。大学生協のブランドのノートだが製造はコクヨさんがしているので、コクヨさんからも販売してくれないだろうか。

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