ビジネスはたまたま成功した人とたまたま失敗した人がいるだけ

こんばんは!今回は、ビジネスはたまたま成功した人とたまたま失敗した人がいるだけというテーマでお話しさせていただきます。

語弊があってはマズイので、最初に言っておくと、ビジネスで成功している人は運だけで、ビジネスモデルは大したことないということではなく、成功している人と同じようなビジネスモデルだとしても、運の要素で勝った負けたかが決まることも多々あるということです。

分かりやすく皆さんが知っているメッセージアプリのLINEを元に話を進めていきますね。

スマホを持っている人ならほとんどLINEを入れていると思うのですが、LINE以外にも同じようなメッセージを送れたり電話できたりするアプリがいくつかあるのをご存知ですか。

・WhatsApp(ワッツアップ)
・Slack(スラック)
・Kakao Talk(カカオトーク)
・WeChat(微信)
・Viber(バイバー)
・Kik(キック)

他にもTelegramなどもありますが、マニアックになってしまうので、ここでは説明を避けますが、同じようなサービスが乱立しても、日本に関してはほぼLINE一択なのではないかなと…。

ただ、世界的に見たらViberの方が普及していて、サービス開始時期もLINEよりもViberの方が早いです。

韓国では、Kakao Talkの普及率が9割以上で、LINEが1割程度、中国ではWeChatがほとんどで、まぁ、WeChatに関してはメッセージアプリの枠を超えて社会インフラになりつつあるのかなと…。

それぞれの国で異なるメッセージアプリがシェアNo.1を獲得していて2位以下を引き離していますが、サービスで明らかに劣っているのであれば、こんな状況にはなりません。

日本でLINEが普及した理由について、LINEは豊富なスタンプから若い世代に支持されて、そこから爆発的な人気になってインフラのようになっていったと言われておりますが、それだけが理由であれば、韓国でもLINEが市場を独占できますよね?

ここではLINEを例に挙げましたが、どんなビジネスでも機能で差別化しづらくても勝敗がはっきり分かれ、その勝ち負けの明確な理由が明らかになっていないことも多々あります。

ビジネス書や経済誌などで語られる成功のビジネスは成功から逆算した失敗も含めた過程なので、結果だけを伝えているに過ぎないので、同じことをすれば同じ結果が生まれるわけではなく、成功に個別具体的な再現性があるわけではありません。

つまり、ビジネスの成功は星の数だけあると言えるのではないでしょうか。

しかし、失敗はほぼ似たようなパターンと言われることが多く、成功の過程にある失敗から学ぶことは沢山あります。

実際に失敗しやすいビジネスの共通点を以下のnoteにまとめておりますので、お時間ある方はぜひ!

ビジネスを成功させるためには、自分の商品やサービスを作るイメージを膨らませ、自己責任で試行錯誤しながら突き進み、できた商品やサービスを市場に投下し、良し悪しの判断を委ねる必要があります。

私は愛媛県松山市に1日1組のゲストハウスを自分の商品として市場に投下しました。

当時を思い返すと、確実に成功できると思って進めていた訳ではなく、最初は融資を断られたり、やっと融資引っ張ってきて工事が進んでも予想外の出費や工期遅れ、施工でのトラブルなど、まだ売上も見込めない状態なのにどんどんお金が減っていき、時間も費やし、神経がすり減り、成功すると思い込まなきゃやってられないという感じで、不安の方が大きかったかなと…。

今では、おかげさまで沢山の人に泊まりに来ていただいておりますが、融資をしてもらって始めた事業なので、少なくとも返済し終わるまではビジネスとして成功したとは言えませんし、新たな問題が発生したら、自分でどうやったら正しい方向に進むことができるのかの仮説を立てて、それを成功するまで試し続けることが必要だと思っております。

このマインドは以下の言葉に集約されるのではないでしょうか。

失敗は織り込み済みで、順番に潰していけば成功に近く

ただ、こんな言葉はちょっとビジネス書を読めばどこにでも書いてあるような言葉ですし、それでも予期せぬトラブルは必ず出てきます。

そんな予期せぬトラブルも解決し、成功の可能性を1%でも上げるように努力を積み重ねていったとしても、失敗することがあるというのは本当に恐ろしいですよね。

逆に1%くらいしか成功する見込みがない事業でも運が良ければ成功してしまう人もいるのですから…笑

ここで、今回のタイトルのビジネスはたまたま成功した人とたまたま失敗した人がいるだけにつながるお話を最後に少しだけして終わらせたいと思います。

ビジネスで成功した人が、“自分はたまたま成功したに過ぎない”って話す方が多いのは、途中の失敗で挫折していたら成功につながらなかったと考えていて、その成功までの過程はここで書くより本当に厳しく、本当に何度も挫折しそうになったからではないでしょうか。

努力を積み重ね、何度も失敗しそうになりながら成功を掴んだ人は、ビジネスで失敗した人を蔑んだりはしないはずです。

“たまたま失敗したにすぎない人”として蔑むどころか自分と同じように挑戦した姿勢に敬意を示すのかなと…。

よく大富豪が多額の寄付をする理由として、節税対策とか、世間に対するアピールとか、自分に対する戒めとか言われることが多いですが、それ以外にも“たまたま失敗したにすぎない人への敬意”というのも入ってくるのかもしれません。

長くなりましたが、今回は、ビジネスはたまたま成功した人とたまたま失敗した人がいるだけというテーマでお話しさせていただきました。

それではまた!








Viberは、2014年に楽天が買収して、正式名称はRakuten Viberです。

買収から数年経ってもRakuten Viberのサービス利用者が日本で格段に増えたというのは聞かないので、こうなるとここからLINEを巻き返すのは厳しいのかもしれません。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?