ビジネスの世界で起こるゲームチェンジにどう対応するか

今回は、ビジネスの世界で起こるゲームチェンジにどう対応するかというテーマです。

このテーマを取り上げようと思ったのは、新型コロナウイルス感染拡大のため、半ば強制的に行われたゲームチェンジに対し、怒りの矛先を国に向け、補助金や協力金をもらうのが当然とばかりに感情をぶつける人が少なからずいて、そこの違和感に対し自戒の念を込めて、書いておこうかと…。

ビジネスを人のせいにしない

先ず、大前提として考えなければならないのは、今回のコロナ渦でのゲームチェンジは、一概に国のせいとは言えないということです。

コロナ渦での国の対応が遅くて、このままでは潰れてしまうという飲食店の声も聞きますが、これが現状で1年続いている訳ではなく、まだ第1波で、これから第2波、第3波と続き、来年くらいまで続くのではないかとか、あと2,3年続いてもおかしくないとか言われていて、確実に短期決戦で終わるような状況ではないのに、既に潰れそうとなると、もうビジネスモデルが最初から破綻しているとしか思えません。

確かに飲食店は、薄利多売で、家賃の他に人件費、材料費がかかって、良いクオリティーを出さなきゃいけないのかもしれませんが、そんな過当競争は飲食店をオープンする前に重々承知の上だと思いますし、自分で始めたビジネスであって、誰かに指示されてお店を始めたという人はいないはずです。

外出自粛で街に人が減り、自分のお店に人が来なくなったというのはあるかもしれませんが、別に誰も意地悪をしている訳ではなく、経営者も最初は助けてくださいというスタンスだったのが、いざこの状況が続くと国が悪いなどと不平不満や悪態をつき、誰かのせいにし、助けられるのが当然とばかりに権利を主張する姿はあまり格好良くありません。

休業を受け入れ、補助金や協力金を頼りに、新しいルールを受け入れようとせず、既存のルールの延長でビジネスを考え、ルールがまた元に戻るかもしれないという希望的観測から今のビジネスを捨てきれないというのは如何なものでしょうか。

ドラゴン桜で有名な三田紀房さんが書いたインベスターZという漫画(15巻)で以下のようなセリフがあります。

ゲームチェンジは常識

ビジネスの世界では「ゲームチェンジ」は頻繁に起こる。それが常識なのだ。しかし、大概の日本企業はそこで青ざめて棒立ちになる。そして、新しいルールを提示されることひたすら待ち渋々と従う
だから、負け戦が続く。勝つためには、ルール作りに参加し、どうすれば自分らが有利になるか考え、積極的に意見を発すること!
つまり、ルールを変えるゲームチェンジャーの一員になることだ!
そうすれば競争優位性を発揮できる!

雇用調整助成金を始め、持続化給付金、協力金や公的な融資など、色々なものを活用しながら、変化を恐れず、知恵を絞り、行動することが求められているのです。

確かに、このコロナ騒動が落ち着くまで、何も動かず耐えてしのぐことも対応の一つかもしれませんが、今後もまた、このようなルールチェンジは確実にきます。

その際は、日本全国一斉同じようなタイミングでのルール変更ではないので、こんな手厚い保障などは確実に見込めません。来るべきルールチェンジのための予行練習と思い、行動することをお勧めします。

私もnoteを初めてアウトプットする癖を付け、自分のビジネスモデルの精度を高めたり、Uber Eatsのドライバーをすることで、最低これくらいの現金は月に稼げるとか、自分の本業の広告制作と、本業になりつつある不動産投資がほぼストップしている中、どんなことが自分にできるか、自分の可能性をどう広げられるかを模索している最中です。

そんな厳しい状況の中、不動産投資の中でも、空き家再生で、古民家などのボロ物件を安く仕入れて、安く直して高く売るとか、賃貸に回して利回り2〜30%出すみたいなビジネスモデルで、財を成していたり、これからどんどん家を買い増していこうという不動産大家さんに関しては、借主から多少の家賃減額交渉は入るもののキャッシュフローは安泰で、流行りで民泊に手を出していなければ、比較的傷は浅いので、ボロ物件投資は最高と思っている人もいるかもしれません。

ただ、このビジネスモデルにも必ずゲームチェンジが訪れます。日本の人口はどんどん減っていく一方ですし、ボロ物件の相場やDIYの仕方など、既に書籍なども沢山出ているので、これから安い物件を探して大家を始められるという方は特に注意が必要です。

先ほど引用したインベスターZにも続きがあり、ある投資家が、現金一括即日払いを条件に値下げ交渉をし、立地に対しての高利回りに加えて売却益も見込める不動産を購入した主人公を諭すシーンがありました。

財前くん、残念ながらキミが購入してきた物件には少しも心を動かされない。実に平凡でつまらなかった。君はなぜあの物件を購入したのか。それは勝つことだけを目的としたからだ。
ルールにこだわり、論理にこだわり、その尺度に合わせただけの選択しかしなかった。
どんなに論理が正しくても、気持ちが動かないものには価値はない。最後の決め手は感動。世の中のみんなが共感すればルールは変わる!社会は変わる!ひとの心を動かしたところに価値は生まれる!

ボロ物件の投資が全て平凡でつまらないと言っているわけではなく、そこに自分のオリジナルが無ければ価値が生まれないということです。

ひとの心を動かして価値を生み出す

ひとの心を動かして価値を生み出すというのは、私もゲストハウス運営で心がけていることで、今のところ44人の方からレビューをいただき、5.0の評価をいただいております。

これに甘んじることなく、いかなるゲームチェンジが起きても対応できるようにしたいとまとめると、すごく真面目な感じで終わってしまうので、最後に私が実はゲームチェンジが起こってほしい理由をお伝えします。

私がゲームチェンジを好む理由

一言でいうと、今のルールは既得権益を持った人たちに有利に作られたものだからです。私は不動産投資に関しても後発で、これから先人たちと同じことをしても絶対に追い抜くことはできません。

ここでは変化を恐れず、行動しようと言ってますが、右へ倣えで行動できない人も多くいる中、ゲームチェンジが起こることで、そういった変化に対応できない人たちを一気に追い抜くことができるのです。

そのためには、ゲームチェンジに抗うのではなく、ゲームチェンジを自分から起こすつもりでやるくらいの方が良いのかもしれません。

ちょっと文章だけ読むと相手を出し抜くような怖いことを言ってそうに見えますが、会うとそんなこともないので、安心してください!笑

それではまた!




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