フリーランスと一人経営者の違いをふと考えてみた
こんにちわ!今回は、フリーランスと一人経営者の違いをふと考えてみたというテーマでお話したいと思います。
最近、会社から独立してフリーランスを選ぶとか言いますよね。Wikipediaで調べてみると、こんな感じで解説されています。
フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主である。日本では自由業または自由職業とも呼ばれる。
私自身も2018年5月に14年近く勤めていた会社を退職して、その年の11月に起業したのですが、一人経営者となりました。
こういう風に話すと、
個人事業主として仕事を請け負う=フリーランス
起業して法人を持つ=一人経営者
って思う方もいると思いますが、結論から先に申しますと、個人的な解釈としては、単純に法人を持って仕事をする人に対して、経営者という言葉は当てはまらないと思っております。
じゃあ、その違いは何かと言うと、自分のビジネスを持っているかどうかです。
ちょっと厳しい意見ですが、フリーランスの人で、自分のスキルだけを切り売りしてお金を稼ぐ人は大きな成功を得ることは難しいです。
ライター、編集者、デザイナー、最近流行りのプログラマーやシステムエンジニアでも厳しいかなと…。結局、他人を稼がせるための仕事の場合、他に安くてスキルがある人が見つかったら、そっちに仕事が流れます。
この辺りの話を今回は解像度を上げて説明すると、
一人で仕事をしている人が意識しておいた方が良いことは、今やっている仕事は誰を儲けさせているのか?ってことです。
これが、他人の場合はフリーランス、自分の場合だと一人経営者なのかなと私の中では解釈しております。
例えば、先ほど挙げたライター、編集者、デザイナー、最近流行りのプログラマーやシステムエンジニアなどのお仕事は結局、誰かの商品やサービスを良くするための仕事ということで、その商品やサービスを提供する側からしてみたら、それはあくまで経費です。
経費と聞くと、会社勤めをされている方はピンとくると思いますが、
“事業が上手くいってないから、なるべく経費を少なくしよう”
“今日の飲み会は経費だから、高めのものを頼んでも大丈夫!”
とか、会社の業績などによって、経費のかけ方は違ってきますし、基本経費なので業績を良くするためにはなるべく圧縮しようというのが世の常です。
自分のスキルに自信持っていて、割と単価の高い仕事をしている人がいるかもしれませんが、あくまで経費扱いですし、テクノロジーの進化からそのスキルもいつまで必要になるかは分かりません。
私が映像制作の仕事を始めた時は、2005年でYouTubeもない時代でしたので競合も少なかったですが、今やスマホ一台で簡単に映像を作ることも可能です。
そう考えると、今の時代は、昔の職人さんのように一生モノのスキルを一つ持っていれば安心という訳にはいかないのかなと…。
それでは、一人経営者と呼ばれる人間は、どういう仕事をしているのでしょうか。
それは、他人にお金を払ってビジネスモデルを組み、そこからお金を稼いでいます。
ただ、ビジネスモデルを組んだからといって、確実にお金を稼げるわけではありません。資本主義のマーケットに自分のビジネスを投下して、それでより良い商品やサービスだった場合のみお金を稼げるようになります。
つまり、ビジネスモデルを組むというところまででは、経費としてお金が出ていくだけで、一銭も稼げる保証はないというリスクを抱えながら仕事をしているかどうかです。
そのリスクを軽減するために、書籍を読んで勉強したり、ライバルを研究したりするのです。
言葉は悪いですが、フリーランスと呼ばれる方は、ただ口を開けて仕事という餌を待っている小鳥のようなものかなと…。
ただ、フリーランスの方で、今は口を開けて仕事を待つ小鳥でも、今の自分のスキルが経費であれば、ビジネスモデルを組むための経費が少なくなるので、自分のスキルを使って事業を起こし、自分を稼がせようという気概のある人であれば見込みアリです。
会社員の方も、結局会社を稼がせているだけで、会社からしたら給料は経費の中でも変動しない固定費という考えってだけなので、会社自体が傾いたら全く安定ではないのでお気をつけくださいね。
ということで、今回は、フリーランスと一人経営者の違いをふと考えてみたというテーマでお話ししていきました。
それではまた!
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