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コーチになってはや1年

2023年8月下旬、私はとある中学校女子バレーボール部の外部コーチとなった。

我が娘が中学校からバレーを始め、その時の3年生チームが全県優勝、全国大会では敗退であったが、学校としては過去最高の成績を残した。

この時の監督は今春採用されたばかりの、野球専門の男性新米教師。その前の監督はベテランだったらしいが、この時からすでに外部コーチさんがいて、実質はこの男性コーチとその娘がエースとしてチームを3年間牽引。この外部コーチさんは、娘の引退に合わせてコーチを辞した。

私は、その新米監督の下に残された、2年生4人(全員中学校から始めた初心者)、1年生5人(スポ少経験者3、初心者2)の計9人の技術指導を託されたのだった。

私のスペックの一部を語ろう。バレーボールは、大学から始めた。私が育った地域は野球が盛んで、運動ができる男子はまず野球、女子はバレーが王道であった。そして郡内の中学校には一つも男子バレー部がなかった。高校も1校しか男子バレー部がなく、自分の高校には女子バレー部しかなかった。

入ったのは家から一番近い国立教育学部で、同好会ではないマジ部活。結局レギュラーにはなれなかったが、多くのことを学んだ。だからこそ、経験者の中に初心者が入る気持ちがよくわかる。

卒業後は倍率が高すぎてビビり、教員は諦めた。しかし高校に採用になったバレー部の先輩に呼ばれて、高校女子バレー部のコーチを数年、本業の傍ら経験することができた。だから、中学校バレーは未経験ながら、指導を引き受けることに不安はあまりなかった。9人中6人が初心者だし、結果はどうなろうと、気負うものがないというのも大きかった。

私の信念は、「何事も始めるのに遅すぎることはない」である。故に、「バレーボールは、中学校から始めても十分間に合う」と信じている。いかにスポ少バレー経験者であろうと、初心者が本気で頑張れば、追い越すことはできると思っている。

このブログでは、いずれ現在指導している2024年度の新チームの指導を書いていきたいがその前に、まずは1年前からの前チームに真剣に向き合った日々について、記憶を遡って書いていこうと思う。

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