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【雑記】食のネガティブモンスター

最近息子の偏食とネガモンぶりがすごい。

今日息子が帰ってきて開口一番、
「今日は給食でなにも食べられなかったよー」
と言う。
「まさか本当になにも食べてないの?」
「うん。ガパオライスってのが出て、まずそうで食べられなかった。ガパオライスってなに?」
実際に給食でなにが入っているのかは知らないが、材料を見ても、ネックになるのはパプリカくらいで、あとは食べられるでしょ、と思う。

このように知らない食べ物があったら、
「なに、この食べ物? おいしそうじゃん」
と普通の人が思うのに対して、息子氏は
「なに、この得体のしれないもの? 絶対にムリ」
と、こうなるのである。

自分も好き嫌いはあったほうだが、大人になって、ほとんど食べられるようになった。
いまだに無理なのは、小学校のとき遅くまで残って食べさせられた蒟蒻のみ。
あれはもうトラウマになっていると思う。先生はよかれと思って食べさせたんだろうけど、無理に食べさせるのも程度問題だと思う。

ちなみに息子は蒟蒻は大好き。
あれだけ好き嫌い多いくせに、もう意味がわからない。なんで蒟蒻好きなの?
と言うと、ほとんどの方が
「えーっ? 蒟蒻嫌いなの? なんで? 味しないじゃん」
とおっしゃる。

味じゃないんですよ、味じゃ。あの食感なんですよ。
なんかこう、ゴムを噛んだみたいな。
あんな毒持っている芋をごちゃごちゃこねくり回して毒を取って、なんとか食べられるようにしたやつ、そもそもだれなの?
栄養もないし、その発明必要でしたか?

いかん、息子の偏食の話が、私の蒟蒻嫌いの話になってしまった。


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