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【中学受験ネタ】ミス

昨日息子が育成テストを受けて帰ってきた。

今回は反省して勉強し、妻もサポートしたので、今までのパターンなら、結構な高得点になるかなと思っていたのだが、算数がふるわなかった。
算数がいつもの点数であれば、かなりの高得点だったので、息子は悔しがっていた。その内訳は3問が問題の読み間違えとか単純なミス。

当然ケアレスミスについてはなるべく減らすように本人も意識していたと思う。それなのにミスが出るのは、練習不足もあるのだろうと思った。

その時にふと思ったのがプログラミングだ。
業務ソフトの場合、データを入力して、データベースに登録、それを出力するというパターンなので、似たような箇所は沢山ある。
当然ライブラリにできるところは、関数なりクラスなりにする。

クラス化できない場合、関数化しても意味がない場合などでも、自分が過去に作った箇所を覚えていて、そこからコピペして、違っている部分だけを修正することがある。
やっている処理は結構複雑なので、一から作り直すと、どこかしらでミスしてしまう。ところがコピペすると、違うところにだけ注目していればいいので、ミスがない。
つまり「必要な部分だけ考える(不要な部分には頭を使わない)」ことで、ミスを減らせるのだ。

息子の場合、この「必要な部分だけ考える」という域に達していないように思える(練習不足が原因だが)。
だからあちこちで頭を使って、最終問題あたりで疲れ果てているのではないかと。

翻って、仕事の話。
私の経験上、やはり高学歴のほうが仕事ができる。もちろん例外は沢山あるが、確率的には圧倒的だろう。
上記の例一つ取ってみても(不要な部分には頭を使わないということ)、高学歴の人間は受験勉強を通じて、いろいろな考え方を学んでいっているのではないかと思う。
図形問題や読解問題をやっているようでいて、その実、優先度を考えつつ、現在のリソースで一番パフォーマンスが出る方向を探っている。そして意識的にか無意識のうちにか成功体験から、うまくいくパターンを記憶して、次も実践する。違ったときには微調整。

これだけで、「なぜ勉強するのか?」に対する答えになっているような気がしてならない。

※あくまで個人の意見です(≧▽≦)

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