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【中学受験】通知表(1)

秒で終わった(本当は分だけど)三者面談では、進学先の話がメインになった。

普通はそのまま附属中学に進学する。
ただ、基準のゆるい入学試験はあり(内部進学用)、そこで不合格になると、内部進学はできない。毎年数人いると聞く。

もし他の私立中学を受験するのであれば、内部受験はできず、一般の受験生と一緒に外部受験をして合格しなければならない。
もちろん内部受験と外部受験の基準は全然違う。外部受験のほうがはるかに難しい。
周りにある公立小学校で勉強のできる子が塾に通って、附属中学を外部受験する感じ。

当然中学になると、あまり勉強をしなかった内部受験組は、日能研や英進館などで揉まれてきた外部受験組に太刀打ちできない。
何人かの例外を除いて、中学のトップ何割かは外部受験組が占めると聞いたことがある。(ただし、1番の子は附属小学校上りが多いとも聞いた)

我が家の場合、中学受験するうえに、ラ・サールや久留米附設の受験日が、附属中学の受験日と同じなので、外部受験の選択肢もなく、附属中学への説明は一切必要ないと言った。

すぐに終わった三者面談だが、勉強についても、先生のコメントがあった。
手元の資料を見ながら説明してくれていたのだが、その資料は1学期に2回あった到達度確認テストだった。
学校で作った問題ではなく、業者に委託して受けた試験なので、他校の児童もたくさん受けていた。

ちなみに、到達度確認テストの問題の内容は学校のカラープリントで出るような問題を少し難しくした程度なので、難関中学の過去問とは別物だし、日能研の公開模試とも難易度が全然違う。
したがって、このテストがよかったところで、なんの対策もしなければ、ラ・サール中学など難関校では手も足も出ない。

(続く)


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