![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97806212/rectangle_large_type_2_96691b71424a96432d2936e9dcea50f5.png?width=800)
セラピストのための基礎解剖学【膝関節編】
【膝関節の仕組み】
膝関節は大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)からなる脛骨大腿関節と、大腿骨と膝蓋骨(膝のお皿)からなる膝蓋大腿関節の2つで構成されます。
関節の構造は顆状関節です。
楕円関節や2軸性関節とも呼ばれ、屈伸運動のような2つの軸を中心として動くのが特徴です。
![](https://assets.st-note.com/img/1676101821903-OYEDIv00ik.jpg)
手首も同様にこのような構造になっています。
【膝関節の参考可動域】
屈曲:130°
伸展:0°(−10°)
![](https://assets.st-note.com/img/1676102372237-DflJkuKBjR.png?width=800)
【脛骨大腿関節の特徴】
![](https://assets.st-note.com/img/1676103302295-16VR1PGmQe.png?width=800)
膝関節には腓骨が関与しないことも大切な知識です。
脛骨と脛骨の間には半月があります。半月に関しては次項で詳しく記載します。
膝の屈伸運動の際、大腿骨と脛骨ではそれぞれ逆回転の捩れが生じます。
脛骨大腿関節は適合性(噛み合わせ)があまりよくないため不安定です。
そのため多くの靭帯によって守られています◎
【半月の役割】
![](https://assets.st-note.com/img/1676103318945-1s4sXaYpoF.png?width=800)
半月の主な5つの役割
①緩衝作用(関節への衝撃を分散)
②関節を安定させる
③膝の動きを適正にする
④関節にかかる圧の調節
⑤膝の滑液の分散
半月の動きには半膜様筋も関与すると言われています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?