1998年問題とデフレ不況を作った犯人③蝋山昌一
↓コレ を引き起こして、日本を長期不況に放り込んだ人間はどんな人間なのか、どういう思想を持っていたのかを調べていると蝋山昌一という人物が浮かび上がってきました。
蝋山昌一氏については、下記の資料に、
https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/6263/14-Royama2_n.pdf
と記載があり前回取り上げた、池尾和人氏の論文などで氏の引用もあることからキーパーソンの一人のようです。
蝋山昌一氏は、どのような思想信条を持って、巨額の信用収縮を引き起こし、数多の日本人を苦しめ、就職氷河期を作った遠因でもあり、今もその負の効果を20年余りにわたって日本経済にもたらしている金融ビッグバンを推進提案したのでしょうか?
蝋山昌一氏の金融ビッグバンの総括
下記の資料に彼の金融ビッグバンについての総括のテキストがありました。
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10355621_po_ART0009640523.pdf?contentNo=1&alternativeNo=
これは明白なウソです。金融ビッグバンは金融庁という新たな省庁を誕生させ、邦銀に不要な自己資本比率規制を課し、貸し出しを抑制する邦銀の規制強化に他なりません。
↓以下黒田朗先生の金融ビッグバン評です。
↓蝋山昌一氏の金融ビッグバン総括をさらに見ていきましょう
↓ どこが?といいたいですね、日本の間接金融は金融ビッグバン以降とんでもないレベルで収縮し、今も生き返っていません。
…. WFT?????
本当に書いてあります。
蝋山というこの 馬bear は銀行の信用創造の機能を全く理解していません、、、
銀行は我々の貯蓄を、企業に貸し出しているわけではなく、単に借入を行う企業の口座に貸し出す金額を書き込んでいるだけで、これを信用創造と言い、勝手に借入という形でお金を作り出していいという法的な許可を得ている機関です。この信用創造が市中に事業性キャッシュフローを提供し地域発展に寄与し税収を拡大します。
↓金融機関に勤めている人の解説を見てみましょう
しかして蝋山というこのhorse鹿は、金融関係者では誰もが当然のこととして知っている、銀行の信用創造の基本的な仕組みすらわかっていないことがわかります。
…..WTF 2????
貸し渋りは、金融ビッグバンのプログラムに含まれている邦銀への自己資本比率規制とそれに法的裏付けを罰則付きで厳しく定める早期是正措置が原因です。
つまり自分が先導した金融ビッグバンのサイドエフェクトなのに、「なんでかな~?」とまるでわかっていないことが読み取れます。
金融ビッグバンを提唱し、金融庁の創設にかかわりそれ以降の金融改革をリードした人物は、金融を何も理解していないことがわかりました。
背筋が凍るとはこのことですね。
金融機関の自己資本比率問題と不良債権処理 (2) 黒田朗氏 より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?