見出し画像

ニューヨークのビジネス学校Product School !その3つの特徴とは?

ニューヨークで就職するまでに時間があったので、ニューヨークのProduct Schoolという学校に通ってみた。Product Schoolは、起業や会社のサービス開発などにおける、Product Managerを育てることを主眼に置いている短期間のコース。
https://www.productschool.com/

Product Managerとはなんぞや、ということになるとまた一つ記事が書けそうなので詳細は割愛するが、要するにサービス・プロダクト開発の責任者たる役職だ。

どうやって顧客の課題を捉えるか、それをどのようにサービスに落としていくか、チームとどうコミュニケーションを取ってプロダクト開発を進めていくか、などを教えてくれる。
授業内容のイメージを持ってもらうために、
・よく出てきたキーワード:MVP、デザインシンキング、Kano Model、OKR、リーンキャンバス、Kanban、Scrum など
・授業の中で使ったツール:Trello、Balsamiq、Invision、Sketch、SurveyMonkeyなど
という感じだ。

この学校の特徴は3つある。

1.短期間集中 & 週末に授業が行われること
2.先生が一流・現役バリバリのProduct Managerであること
3.実践・ロールプレイ形式の授業が多いこと

最近のスタートアップ文化のトレンドを踏まえた、短期MBAみたいなものだろうか。
意外と日本にはありそうでない形態の学校である。
3つの特徴を私の体験も踏まえてもう少し詳しく書きたいと思う。

1.短期間集中 & 週末に授業が行われる
今回私が受講したのは、毎週土曜に6時間×全8回行うコース。
生徒も全員が現役社会人。生徒の内訳は、コムキャストのマネジャー、一人はペイパルのマーケティングマネジャー、起業家、フランス出身のエンジニア、などなど内訳は様々だ。
中にはワシントンから来ている人もいた。
社会人が気軽に、でも集中して授業を受けられるよう工夫されている。

画像3

2.先生が一流・現役バリバリのProduct Manager
先生はDr. Joel Palathinkal。インド系のアメリカ人(?)で、一流企業でProduct Managerを歴任してきたバリバリのビジネスパーソン。
見ての通り、イケメンである。。

ダウンロード

先生はかなり爽やかな人で、こまめにコミュニケーションを取って色々教えてくれる。

3.実践・ロールプレイ形式の授業

生徒が感じている課題を共有しながら、どんなソリューションがあり得るかを考える。


議論が終わったら、Balsamiqなどのツールを用いてどんどんプロトタイピングをしていく。

例えば、「自分が死んでしまった時に遺族に遺産を残すためのアプリ」みたいなお題で、課題を洗い出し、Balsamiqを使って実際の画面イメージを作っていく。
Balsamiqはよくできたツールで、パワポみたいな操作感でスイスイプロトタイピングができる。
https://balsamiq.com/

キャプチャ

生徒の何人かはここで作ったプロトタイプを元にそのまま起業したりするようだ。今回のクラスでは生徒のうち一人が実際にY Combinatorにサービスアイディアを持ち込むという。

全体的な感想としては、やはり授業の時間が十分でないこともあり、実際にサービスを作るというところまでは踏み込めないものの、アメリカのビジネスシーン・スタートアップシーンの雰囲気を感じる体験としてはすごくよかった。

この記事が参加している募集

英語がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?