六本木が大好きだ

金曜日17時を過ぎたら待ってました!とばかりに席を立ち「お疲れさまでした!」とそそくさ帰っていく新入社員の私。当時23歳。
いやあ本当に。当時の先輩、ふざけた後輩でごめんなさい(心の底から)

週末=六本木。
23歳から25歳くらいまで、何か特別な予定がない限り六本木へ行きクラブで踊る。これが私の最高の週末だった。
待ち合わせは大抵六本木交差点横のマツキヨ。もしくは交差点をちょっと歩いたところにあるエクセルシオール。
友達と合流し大抵はカラオケか、ミッドタウンのトイレで身なりを整え、香水を振りまきいざクラブへ!

このときの高揚感といったら。なんとテンションの上がる街!何かが起きそうな気しかしない!今日こそ何か起きる気がする!(何が起きる気でいたのか謎)
ああだけどそれでもなぜだか胸が踊るのが六本木の不思議なところ、、

あんなに毎週おなじことの繰り返しでよく飽きなかったなあ、と思うけど楽しくて仕方なかった夜行族の私。30になった今でも、夜になるとテンションが上がってくるのは変わらず、、人間、基本的な性分は変わらないっていうもんね(ってなんか意味合い違う気がするけど笑)

だけどさ、あの頃思ってたことがあって。「30歳になっても六本木大好き!とか思ってるのかな」と。何年かたって大人になる頃には銀座界隈で遊んでるのかしら、、と。

だけど、そんな予想は大いに外れ、答えは激しくノー!だったみたい。何年かたってもいまだに大人にはなってないし(残念)、相変わらず私は六本木信者だ。
たしかに銀座にも行くけど、それは「行く」だけ!どこの街だっておんなじだ。やっぱり六本木ほどテンションを上げてくれる街はないらしく、映画を見るときもまず最初にヒルズでの上映を確認するし、誰かと飲むとなったら無意識に六本木界隈で良さそうなところを探していたり、、
クラブも今となっては半年に一回いけばいいほうだけど、もちろん行くなら六本木に限るのだよ。

そういえば昔「お水の花道」という漫画があった。六本木の高級クラブ(イントネーションに注意。笑)で働く、年の割に売れっ子なホステス明菜さんがスカウトをされ、六本木を卒業し銀座のクラブで働くことになるという場面。

「そろそろ私も大人の街で活躍するときよ!!」という意気込みもむなしく、お店のママはなんかかなりの悪者だし、お店にやってくるお客さんも180度違う人々。散々空回りをしたあげく六本木のお店に戻るんだけど。もちろん、戻る前に、ちゃんと銀座のお店でナンバーワンになって成果を残し、悪者のママをぎゃふんと言わせるんだけどね。さすが明菜さん!
銀座でナンバーワンになり、これからさらなるステージへいくのか、、と思いきや
「私はやっぱり、このお店が好き!六本木というこの街が好き!」
と(いうようなセリフを)輝く笑顔で言い放ち、明菜さんは六本木へカムバックするのよね。この時のかっこよさといったらもう、、
明菜さん、私も六本木が大好きです。チャンチャン

#コラム
#エッセイ
#アラサー
#好きな街
#六本木
#ハッシュタグ企画





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?