あき

明日から吉本行って芸人目指そうかなぁ,という可能性をお婆ちゃんになっても頭の片隅に残し…

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明日から吉本行って芸人目指そうかなぁ,という可能性をお婆ちゃんになっても頭の片隅に残しておきたいです。

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6年間で10分間しか喋らなかった私

小学生の時、私は学校で声を出すことができなかった。 今でこそ声が大きくてよく笑い,うるさい時に真っ先に注意されるのは決まって私。エアロビのインストラクターも経験して、人前で「フゥー!」なんて叫びながら踊り狂ったりもできる。 そんな私が小学生の時に学校で喋ることができなかったことを,周囲の人は誰も信じてくれない。でも本当なのだ、学校で私がかんもくだったこと。 声を出そうとすると言葉が奥に引っ込んで、頭の中が真っ白になる。喉が丸ごと無くなった感覚、言葉が全く出てこなかっ

    • 台湾の募金精神はきっとここから

      台湾留学中に、台湾の中学校で自分の経験をシェアする機会を頂いた。台湾の南部にある中学校で2日間、色んな学年のクラスで授業した。2023年の夏、最近のことである。 私は元々日本の中学校での教員の経験があり、台湾の中学校の違いを知るには絶好のチャンスだから、喜んで引き受けた。 この体験の結論から言おう。 giveの精神とそれを教える教育 これが日本では考えられないレベルで凄かった。 まず、最初のクラスで授業をした後、先生が生徒に対して何やらめちゃくちゃ怒ってる。 あと

      • めっちゃ暗い奴なのに演奏会でうっかりギロ奏者になった話

        私は小学校の6年間で10分しか喋れなかった。かんもく症というらしい。全く喋らない暗いやつなのに,クラスの演奏会で私はうっかりギロ奏者になってしまった。 喋れない弊害は、時に必要以上に目立ってしまうケースがあることをお伝えしたい。 当時、クラスの委員会や係決めは黒板に書き出される役割の中で、やりたいものに手を挙げて決める方式だった。しかし私は手を挙げたりする意思表示さえもできず、たいていは最後に余った役を引き受けることになる。 とある日、学校行事の演奏会でそれぞれが担当す

        • トイレでゲリラ活動してたら神様に救われた話

          文化祭とはクラスカーストの下層にある者にとって、居場所のなさを真に突きつけられる行事で。かんもく症で喋らない私はカーストの最下層だった。小学生でも最下層には容赦はない。 みんながお祭り騒ぎで楽しいひとときを過ごすとき、私は決まってトイレに潜伏していた。 学校行事では与えられた役割に没頭することで、時間をやり過ごし、居場所を確保していた。しかし、文化祭は役割を交代して皆に自由時間が与えられる。自由時間にぶらつくことができなくて、私は居場所の難民になる。 なので私は居場

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