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『頭に来てもアホとは戦うな!賢者の反撃編』を読んだ

頭に来てもアホとは戦うな!賢者の反撃編

著者:田村耕太郎

この本で得られること

この本では、おおよそアホ=旧態依然の日本的体質の人たち、といった形で表し、その人達・組織や体制とのかかわり方が書かれている。
強い語気で目をひくが、内容としてはよく平台に積んである本と大きくは変わらない。
戦うな、リスペクトを忘れるな、目標に向かえ、といった内容が書かれている。
全体的には、海外に住んでいる人から日本を見た意見であり、考え方のグローバル化のすすめ、といったところである。

感想

私も2社目の会社は海外のIT企業に勤めており、3~4年ほど海外に住んでいた。
本に書かれているように海外の人はドライだ。もちろん楽しく飲んだり遊んだりするのだが、仕事では過干渉をしてこないといったところである。もしかしたら会社によるかもしれないが。
その会社を辞めて帰国、日本の規模が大きい会社に入ったが確かに驚いた。
ドラマで見るように人との関わりが肌にまとわりつくようなドロッとしたような雰囲気であった。本当にこんな感じなんだ、と思ったものだ。
派閥があったり、自分にダメージがあったとしても人を蹴落とそうとする人がいた印象だ。実際に私も巻き込まれ一挙手一投足に文句を言われたりして、かなり不毛な争いであった。(部署を変えてもらうことで解決した)
また私がリーダーを務めていた時は1on1を全メンバーとやっていた。相談は人間関係の相談がとても多い。まとめると、足並みをそろえられないメンバーに対しての苦情である。それらの火消しに奔走することが多かった。
それから私は「二度と日本人が経営している会社に入社するのはやめよう」と思ったものだ。
この本に書かれている通り、怒ったら負けで基本は避けるのがいい。
そうしないと精神的に参ってしまう。(私はそれで心療内科に通った)
だが避けられない場合や、「何もしてないのに絡まれる」もある。
こういったときのために、スキルを磨きいつでも転職できるような状態を作っておくのがいいと考えている。
IT系であればジョブ型雇用のため、これがやりやすい。
いつでも転職ができると考えるだけで心にゆとりができるものだ。

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