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キレイにロスなく泳ごう水泳授業

✅対象:中学生2年生 男子 
✅単元:水泳
✅単元目標
・2年ぶりの水泳授業を安心・安全に実施する。
・ストリームラインを意識したキレイなフォームを獲得する。
・ロスのないエントリー・キャッチ・プル・リカバリーを獲得する

1時間目

テーマ:泳力とコロナ禍の水泳授業のルール確認

〇オリエンテーション(ルールの確認)
集合場所と準備運動
バスタオル・体操服・サンダルの置き場所
シャワーの浴び方
プールサイドの集合・待機場所
スタート方法

〇W-up
① 水慣れ
→プールサイドに腰かけ、足・お腹・頭から水をかける

② 水中ウォーキング25m×1
→中学校のプールの深さを知る

③ クロール 25m×1 
④ 平泳ぎ 25m×1
⑤ 背泳ぎ 25m×1

→③④⑤でどの程度の泳力があるか知る

⑥ 面かぶりキック(ビート版) 25m×1
→膝を曲げてのキックになっていないか
→ストリームラインはできているか

⑦ プル(ビート版を太ももに挟む) 25m×1
→この練習がうまくできるか
→手の平からエントリーしていないか

〇生徒の様子
2年ぶりの水泳であり、コロナ禍という理解をしてくれ、はしゃぎたい気持ちを抑えての授業となった

2時間目

テーマ:ストリームラインを作ろう

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① W-up
水慣れ(水中ウォーキング)25m×1
→笛に合わせて潜り、床を触って浮上

② 25m×2
→好きな泳法

③ ビート板キック(面かぶり) 25m×2
④ ストリームラインキック(面かぶり) 25m×2
→陸上でストリームラインを説明し、実際にストリームラインを作らせる
【指導のポイント】
・手の平を合わせて、肘を内側に絞る
・上腕二頭筋で耳を挟む
・キックは太ももから大きく動かす
・呼吸時、顔を上げ過ぎない
・逆手は水上で真っすぐ伸ばす(逆手が沈むと身体全体が沈む)

⑤ ストリームラインキック(背泳の形) 25m×2
【指導のポイント】
・手の平を合わせて、肘を内側に絞る
・上腕二頭筋で耳を挟む
・キックは太ももから大きく動かす
・顔を上げ過ぎたり、お臍を見ると身体がVの字になって沈む
・目線を固めるために首と背中をくっつけるイメージ

⑥ け伸び→クロール 25m×2
【指導のポイント】
・壁をしっかり蹴り、ストリームラインを作る
・スピードが落ちる手前でキックし浮上する
・スピードがある状態でキックするとブレーキになる

⑦ 背泳 25m×2
【指導のポイント】
・キックは太ももから大きく動かす
・顔を上げ過ぎたり、お臍を見ると身体がVの字になって沈む
・目線を固めるために首と背中をくっつけるイメージ

生徒の様子
ストリームラインを意識することで、余分な力が抜け始めキレイなフォームに近づいてきた


3時間目

テーマ:エントリーを改善しよう!

エントリーとは、入水の動作を指します。泳ぎの動作において一番最初に行う動作

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W-up
① ウォーキング 25m×1
② 25m×2(好きな泳法)
③ け伸び×2
【指導のポイント】
・真下に潜る
・壁をしっかり蹴る
・ストリームラインをつくる
④ け伸び→ストリームラインキック(面かぶり) 25m×2
【指導のポイント】
・け伸びを意識させる
・スピードダウンする一歩手前でキックし浮上させる

⑤ プル(ビート版を太ももに挟む) 25m×5
【指導のポイント】
・力を抜き、ゆっくりと!
・入水位置は肩の延長線上でより遠く!
・親指から入水
・小指から抜き上げる
・手のひらの角度は水面から45度程度
・指の間は少しだけ間隔を開ける
・手首は曲げない

⑥ クロール25m×4
・腕を力んで振り回さず、ゆっくりと伸びやかに泳ぐ


授業の様子
前時の復習(ストリームライン)をまずしっかりとすることで、キレイなフォームに作りへ繋げる。
プルの序盤はどうしても、力んで腕を振り回す生徒が多いが、回を重ねるうちに、ゆっくりのびやかにエントリーする生徒が増える。


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