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時の試練に新聞紙で挑む 【地方空き家サバイバル,8日目,2022/5/30(月)】

古い家は,時の試練のもと,設計や施工に対する解答を示してくれている。私の家は築50年くらい。窓はすべて木組みでつくられている。各部屋ごとに微妙に構造が異なっているのだが,どうやら西側の窓は脆弱な構造らしい。この部分だけ,窓がズレたり,ワレたりしている。

今日はついに,この割れた窓の修理に手をつけた。観察してみると,窓枠の木はまだ使えそうで,ガラスも交換できるようになっているようだ。はめ込むガラスを手配できれば,今週中には修理が完了しそうだ。「窓が割れた家に住んでいます」と言えるのも,あと少しで終わりか。それとも,思わぬことで難航するのか。私にとって初めての,窓の修理が始まった。

そんな,私の古民家生活,8日目を記す。

やったこと

今日やったことは,以下のとおり。
・燃やせるゴミを大量に出す
・古い冷蔵庫とエアコンを処分してもらう
・祖父の遺品を,一部屋にまとめる
・窓の修理
・苗作り(カボチャ、エダマメ、インゲン)

窓のズレを直す

ワレ放題,ズレ放題の西側の窓の修理に手をつけた。もちろん,窓の修理の経験などない。でも,やるしかない。

いざ,やってみると簡単そうだと感じた。昔の建具は,簡単に修理できるように設計されているようだ。現在の窓のように,気密性を高めるために,シーリング剤を充填しておらず,ただ木枠にガラスがはめられているだけである。そのため簡単にガラスを取り外せる。一方,ガラスがズレやすく,ときにはワレたりするようだ。

今日は,窓ガラスのズレを直してみた。木枠のガラスを固定する溝が,経年変化で広がってしまい,窓がズレたようだ。そこで,広がった溝に新聞紙を詰め込んでみた。新聞紙は断熱材の材料にもなっているくらいだから,なんとかなるだろうと期待している。ガラスは思ったより重いようで,何度か失敗したが,新聞紙を詰めるコツを発見し,なんとかなった。両端にギュウギュウに詰め,真ん中にはあまり詰めないのがコツ。


終わりに

移住してからの毎日は,小学生の放課後のような感じだ。自分のペースで,目の前のことに没頭できている。子供のときは,こんな日々だったな,と思った。一方,家電の処分業者の人や配送業の人が働く姿を見ると,モヤモヤを感じる。いっちょ前に頑張っている風の記事を書いているが,私と社会との接点はまだ作れていない。まあ,まだ移住して1週間だからしょうがないか。目の前のことに没頭しよう。そして,たまに顔を上げて周りを見てみるか。

最後まで読んでくれて,ありがとう。

移住の背景と現状は,以下をどうぞ。
移住を決断した理由(文章のみ)
最近の状況(写真多めでサクッと読める)

それでは,また明日。

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