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オープンゼミ「看護研究を始めるためのみんなのTIPS」を企画します

私たちの研究センターが本格的に始動して2年目となります。
弊センターのひとつのミッションは「研究者と実践者を繋ぐ」ことです。

そのためには、
・両者が知り合う
・実践者が研究を体験する
・研究者が実践者を理解する
といったことが必要だろうと考えています。

しかし、そもそも「研究者と実践者」ははっきり区別できるわけでもなく、「研究もちょっと興味がある看護師」「研究を学んでいる大学院生」など、グラデーションがあります。そういった方が、一歩研究に近づけるもう一押しがあればと思うことがあります。

そこで今回、研究に興味のある看護師や研究を学んでいる大学院生、大学等の若手研究者の方々に役に立つような「看護研究を始めるためのみんなのTIPS」をシェアし合うオープンゼミを企画しようと思います。

ちなみに第1回は2024年8月8日のお昼です!
ぜひご参加を……

オープンゼミのイメージ

オープンゼミの目的

このオープンゼミの目的は、看護師や若手研究者、看護系大学生・院生が看護分野の研究に対する理解を深め、知識を共有し、研究コミュニティの輪を広げることです。

参加できる方

・看護師
・保健師
・助産師
・看護系学生
・看護系研究に関わる研究職や教職員

いずれの方も、ゼミの参加者・発表者双方の役割を自由に担うことができます。
弊センターは訪問看護に関する研究施設ですが、オープンゼミは研究フィールド等を制限しません。

参加費

発表内容によって、無料から数千円程度までで設定します。
有料回については、参加者数等に応じて謝礼をお支払いする場合もあります。
※当面は無料公開の予定

参加方法

オープンゼミ参加者

オープンゼミの開催情報は上記リンクから適宜更新されます(Peatix)。
参加したい回にPeatixページからお申込みください。
Peatixのアプリ等からイベントグループをフォローいただくと便利です。

※発表者が急に参加できないなどで急遽予定が変更になる場合も考えられます。
有料開催の場合で、ゼミの延期開催が困難のため中止せざるを得ない場合は参加費を返金いたします。

オープンゼミ発表者

上記フォームより、自分が発表できそうなテーマを選択し申請をお願いいたします(テーマはページ下部参照)。
複数のテーマやすでに発表されているテーマも選択可能です。また、テーマリスト以外のテーマの提案も受け入れています。
同じテーマであっても、複数の方に発表いただく方が学びが深まると考えています。
開催日時や発表後の資料公開の方法(動画 and/or PDF資料)は、相談の上決定します。資料作成には著作権に注意し、適切な引用方法および引用情報の提示をお願いします。
発表時間もテーマによって柔軟に決定します。テーマによっては5分程度から最大1時間程度まで可能です。
資料公開まではハードルが高いという方は、ゼミ内だけの発表も可能です。

テーマリスト

適宜追加・修正していきます。追加したいテーマがあれば教えてください。

1.看護研究の基礎

  • EBNの意義と重要性

    • Evidence-Based Nursingとは何か

    • EBNのメリットと臨床実践への活用

2.研究計画の立て方

  • 研究テーマの選び方

    • 研究テーマの探索方法

    • 臨床疑問を研究疑問へ

3.研究デザインの選択

  • 定量研究(RCT、コホート研究など)

    1. 定性研究(フォーカスグループインタビュー、半構造化インタビューなど)

    2. 混合研究のメリットと例

4.文献レビュー

  • 効果的な文献検索の方法

    • データベースの活用(医虫誌、PubMed、CINAHLなど)

    • キーワード設定と検索式の組み立て

5.研究の具体的方法

  • サンプリングの方法

    • サンプリングの基本概念(無作為抽出、層別抽出など)

    • 対象者募集の具体的な方法と注意点

6.統計とデータ分析

  • 基本的な統計手法

    • 平均値、中央値、標準偏差の計算と解釈

    • グラフと図表の作成

    • データの分布(正規分布など)

    • 後ろ向き研究の基本概念と目的

    • 前向き研究の基本概念と目的

7.AIの活用

  • AIと看護研究

    • 基本概念と種類(機械学習、深層学習など)

    • AIの医療・看護への応用

    • AIを用いたデータ分析

    • 機械学習アルゴリズムの基本

8.研究結果の報告

  • 論文の書き方

    • 論文の基本構成(序論、方法、結果、考察)

    • 各セクションの書き方とポイント

9.研究資金の確保

  • 研究助成金の申請方法

    • 助成金公募の情報収集

    • 助成金申請書の構成と書き方


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