ガッタイ！

人といふ人のこころに
一人づつ囚人がゐて
うめくかなしさ

　　　　　石川啄木

昨日は、一昨日に「皮にこだわりがあるから餃子が作れない！」とか言いながら、我慢できずに奥薗流「餃子」（＊１）を作って食べてしまた。

「オレ流の餃子じゃないから、皮へのこだわりはしなくていい！」という許可を自分に出しての決断だった。
ただ、食い気に簡単にこだわりが負けただけの話なんだが。

こだわりねぇなぁ〜。

初志貫徹できた試しがない。

で、そういやぁ〜、一昨日の夕食は、考えてみるとヒデェというか、なんも考えてないメニューだったな、と思い出した。

冷奴、油揚げの焼いたの、厚揚げを焼いたの、湯葉刺し。
そして、なんか物足りなくて、冷蔵庫に余っていた枝豆。
・・・・・・。

「とうふ屋うかい」かい！（＊２）

ってなるような大豆だらけメニュー。
いや、なにも作る気になられずに、前日に買い込んであった冷蔵庫にある食材を適当に食べたらそうなったのだが、買い込むときも、豆腐だらけ！、なんてこと１ミリも思わず買ってあった。

あのぉ〜、一応、痛風持ちなんですけど〜。。。

大豆製品は尿酸値が高いから、とりすぎはよろしくない、と言われている。

でも、わたしゃ、豆腐や厚揚げや油揚げ、大豆製品大好きなんだ。
醤油も味噌も大好きなんだ。

やばいよね😅
気をつけなきゃ。。。😅

ま、たまには、ぜんぜんありなんですけど😁

何かに付けて、気づかないうちに、無意識ってやつで、自分の欲求を晴らしていることがあるようだ、わたしの場合は。

確信的なこだわりがない人間は気をつけないと、カスのようなこだわりが積もり積もって、カスのようなストレスが貯まり溜まって、無意識にやらかすのかなぁ、なんてことを感じたりもする。

ごっつい、存在感のある囚人が自らの内にあり、そいつにいつも目を光らせている、そんなことはなく、木っ端のようなちっちゃいちっちゃい囚人がちょこまか集まって、チンピラ囚人たちが気づかないところで悪さをする、ってのがわたしの飼っている囚人って感じがする。

でもそのちょこまかした小悪党の囚人たちが、ある時、みんなトム・ブラウンよろしく「合体！」ってなって、とんでもない極悪人と成り、とんでもないことをしでかす恐れは多大にある。

合体させるのは、社会の流れや、社会常識や、外から吹き込まれる正義。

そいつが小悪党集団を接着させ、チョー悪党にすると、チョー悪党は自分の中で自分以外の誰にも通じないような正義を作り出し、外に向けて発散する。

気をつけなきゃなぁ。

つまり、豆腐三昧も奥薗流餃子も、それで良かったのさ。
「合体！」前に小悪党がやらかしてくれたんさ😁

って、いいわけ。

ちゃんちゃん。

＊１奥薗流「餃子」登場の記事

＊２「とうふ屋うかい」

東京・芝公園 とうふ会席料理「東京 芝 とうふ屋うかい」