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道程

人生が行き詰まるのではない
自分の思いが行き詰まるのだ

        安田理深

追い詰められた時に
どれだけ冷静でいられるかが鍵だ!

なんて言われても
そんなんできるわけもない。
追い詰められたら
助けを求めるか
助けを請うか
あきらめるか
そんなくらいしかできない。

が!
昨夜
わたしは追い詰められた状態から
見事に立ち直れたのだ!

昨日は千葉の友人と食事をするため
練馬から
外環道〜東関道(湾岸線)で
千葉まで車で行ってきた。
久々に会い
もちろん酒無しで
ひたすら食べて
ご機嫌での帰路となった。

最高にご機嫌だったのだろうおそらく。
車の中で大声で歌を歌いながら外環道を走る。
道は流れている。
よくいる
「いやがらせか!」といいたくなるような
ひたすら低速で追い越し車線を走る車
それも走行車線の車とほぼ並んで走る
そういう頭の悪いドライバーもいなく
気分は最高だぜ!

あのレコードは もう 捨てただろう♪

左手に大泉インターの出口が過ぎていく。

???

関越道が待っていた。

やっぱ、関越は広いし、道もいいし走りやすいなぁ〜。

???

所沢。

あ!車で高速を乗り過ごした!

焦って所沢で関越を降りる。
所沢インターはしょっちゅう使っているので勝手知ったるだ。

いつもなら料金所を通過して左方向へ行く。

いや。それはだめだ。右方向、川越街道方面に出るのだ!

素晴らしい判断力だ!

そして、さいしょのUターンができる交差点でUターン。
すかさず関越に乗る。
そして、今度は冷静に大泉インターで降りた。

凄い!
なんて冷静な判断なんだ!

まず所沢インターで降りた判断。
あそこでオロついてしまっていたら
そのまま進み新潟まで行っちゃうか
慣れた圏央道に乗って中央道から高井戸に出るという暴挙に出てしまったところだ。

所沢インターで冷静にいつもと逆方面の道を行ったのも素晴らしい。
いつもどおりに進んだら
小金井街道に出て
清瀬から裏道で大泉までというひたすら下道をいかねばならんかった。

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
     高村光太郎

そう
わたしが
わ・た・し

が(我)

この道を作ったのだ!

ものの見事に自分の生活そのものだ。
オレがやった
オレだからできた
そんな
虚栄心
自慢
我慢
が作り出す生活。

なにかあるとすぐにアップアップ。

もうだめ。

自分お思いどおりになっていると思うことくらいしかできない。

笑い話にして
自分は間違っていない
いや、わざとだから
そうやって自分自身にごまかす。

なんのため?

そんなの
行き詰まるのが怖いからに決まってんじゃん。

行き詰まったら息詰まって過呼吸状態になるじゃん、生活で。

自分の思いではないって嘘をついて
自分は行き詰まっていないって嘘をついて
本当にどんつきまで行って
ようやく気づく。

行き詰まったらさ
少し立ち止まって
引き返せばいい
違う道を探せばいい
遠回りしてもいい

自分の思いが息苦しくさせているのなら
それは自分の思いをしっかり見詰めるチャンス。

何がしたくて
何をしようとして
自慢・我慢しているのか。

行き詰まりの先にも
歩めば道はできる。

ぼくの前に・・・。

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