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どうやってペアリングを考えるの?(3)

🐸「どうやってペアリング考えてるの?」

誰も待っていないけど、お茶の場合です。

(注・あくまでボクの場合)
お茶のペアリングは、香り・味わい・渋みをベースに攻めます。
まずは、お茶ランキング

アラブ首長国連邦:6.24kg
モロッコ:4.34kg
アイルランド:3.22kg
モーリタニア:3.22kg
トルコ:2.74kg
イギリス:1.89kg
クウェート:1.61kg
カタール:1.60kg
カザフスタン:1.54kg
シリア:1.29kg
ロシア:1.21kg
ガンビア:1.19kg
ボツワナ:1.13kg
イラン:1.07kg
ジンバブエ:1.05kg
チリ:1.02kg
17位・日本:0.99kg

世界のお茶消費量ランキングでした。
緑茶のクオリティは世界1!!っても、17位。
世界中のお茶生産量の約8割が、紅茶だから。

どうしてもデータから入りたい。
「走りたい!」と思ったら、まず靴とウェアを買ってしまうんだから。

お茶のペアリングは、ワイン、日本酒のペアリングとわけて考えます。
5℃~18℃くらいで考えるワイン
5℃~50℃くらいで考える日本酒
0℃~100℃で考える茶

エビの冷たいサラダに熱々の紅茶飲んだら気持ち悪い。
熱々のエビのアヒージョにに紅茶飲んだら、なんかいけそう。

思考のスタートはこんなもん。
「あなたが飲んでるのは赤ワイン?」も目を閉じて飲めば、少し悩む。
だから、こんくらいから始める。

そしてゴールを決める。
旨味を合わせて相乗効果を狙うのか、渋みで切ってリフレッシュを狙うのか、はたまたまったく新しい味の世界を提供したいのか。

そしたら、料理に合わせてお茶を決めて抽出して出すだけ。
本当に、あとは料理に合わせてお茶を決めて抽出して出すだけ。

なんの料理に、なんのお茶が合うのか?
体験談をひとつ。

DINING OUTというイベントで尾道・鳥取・沖縄の3箇所でお茶のペアリングを提供したことがある。
白金台のTIRPSEで、1年間毎日8リットルはお茶を入れてたので料理に合わせてお茶を淹れることは、簡単なタスクに入ってた。

それが、まったく狙った味も香りも出ない。
本当に自分が知ってる、その「お茶」の味でもなんでもなかった。
それでも、ペアリングとしてダメなレベルではないので提供したのだけど納得できるものではなかった。

初めて、その局面にぶつかったときは本当に答えが出なかった。
改善策も思いつかないほどに。

答えは、なんだと思います?

そう、あれです。

せーの!!

「水」の違い。

「DINING OUTは地元の食材を使って」ってことは大定義としてあると思います。
けど東京の水に慣れた私は、その地元の水を使っていきなりお茶を入れることは不可能です。

だから、日本中のコンビニに必ずあるお水を決めて、それでお茶を入れる練習をしました。

そんなところから、始まって料理に合わせてお茶を考えて、お湯を沸かして抽出して、提供時の温度と香りの引き出すグラスや茶器を選び、お客様にお届けする。

noteで語れることではありませんでした。
「お母さんの馬鹿」くらい簡単に言ってはいけませんでした。

実に有益ではない内容をここまで読んでいただいた方には、1つだけ。

家に緑茶の茶葉がある方。
500ミリのペットボトルに15g入れて冷蔵庫に入れて1日置いてみてください。
翌朝、それを茶葉を外して冷たいまま飲むもよし、再度温めて飲むもよし。

その旨味がベースになり、料理を思えば浮かぶわけです。

🐸🐸🐸

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