もっとアニメが好きになる 劇場版SHIROBAKO
アニメは子どものが観るもの。
中学生になったあたりからそんな風に考えるようになり、それ以降は昔から観ていたコナンやポケモンなどの夕方のアニメからも遠ざかっていました。
そして、アニメを再び見直すようになったのが大学生になった頃。
友達に勧められた事がきっかけで深夜アニメを観るようになり、そこから10年以上アニメを観てきました。
最初に観たのは「氷菓」。
小さい頃はなんとなく観ていたアニメですが、ここまできれいに世界観を描けるのかと衝撃を受けました。
アニメが好きになったのは京都アニメーションのおかげです。笑
私がアニメにはまった理由は、自分の知らない世界をいっぱい見せてくれることかなと思います。
それは異世界モノやSFモノなどの世界そのものが異なる事も指しますが、他にも単なる日常が色鮮やかに見えたり、感動シーンが最高の演出で描かれていたりしており、普段は観ることのできない、気づかない世界を見せてくれるところだと思っています。
そして、今回劇場版SHIROBAKOを観て、お仕事アニメならではの気づきを得ました。それは「人生は永遠に俺たたエンド(俺たちの戦いはこれからだエンド)」だということです。
私が社会人になって感じたことは、楽しいこともある反面、つらいことをしてまで何故生きるのだろうという事でした。
毎日仕事を頑張り、少しの休暇で遊ぶ。
本当は楽しむために生きているはずなのに、仕事のために生きている気がしたんですよね。しかもこれが定年まで続くなんて地獄だなと思います。笑
ただ、人生は常に俺たたエンドだと思えば、まあ仕事が大変なのも仕方のないことかなと思ってしまいました。
アニメだとどうしようもない時でも、あがいてあがいて、どうにか解決してその先で理想の世界を獲得していく場合が多いですよね。
そして、それが面白くてカッコいい物語になる。
そう考えると、現実も仕事が大変だけど、束の間の休日という理想を手に入れるために平日を頑張るという物語も悪くないかなと思いました。
自分の一週間、一ヶ月、一年、人生をアニメ化したらどうなるか?と考えながら生きたら、辛いことがあったときに「この苦しい展開は盛り上げ要素かな?」と楽しめるかもしれません!
劇場版SHIROBAKOでもっとアニメが好きになった理由
劇場版SHIROBAKOではスタジオが壊滅的なところから話が始まります。
そこから盛り返していき、劇場版のアニメを完成させていくストーリーなのですが、絶望的な状況でもアニメを完成させるために主人公の宮森あおいが奮闘するシーンがすごく共感できると同時に、少なからずアニメを創る現場では同じような事が起こっているのかなと感じました。
どんな作品にも制作スタッフの方がいて、絶対に完成させていかなければならないと言う使命を抱えながら、期限内に少しでも良い作品を創っていこうとしている姿勢を観て、アニメはいろいろな方の想いが詰まった結晶なんだなと改めて感じました。
私たち視聴者はその作品を面白い、面白くないで判断するしかないのですが、作品に込められた想いやこだわりについてもっと深掘りしていくと、今まで何回も観てきた作品でも新しい発見が生まれてくるのではないかなと思います。
アニメって本当にすごく面白くて、最高の文化ですね!
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