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「脳刺激デバイス」で特定の記憶を想起させ記憶を取り戻すことに成功 ウェイクフォレスト大学と南カリフォルニア大学の共同チーム

記憶力が低下する認知症やけがの後遺症に悩む人は多いはず。そんな悩みを解消する希望の光となる、画期的な脳デバイスの開発が進んでいます。米国の研究チームが、特定の記憶を想起させる脳刺激デバイスの有効性を示す研究成果を発表しました。

本研究では、ウェイクフォレスト大学と南カリフォルニア大学の共同チームが、脳に埋め込まれた電極と記憶パターン解析に基づく刺激装置を用い、記憶想起の強化に成功しました。特に記憶障害のある参加者では、約40%が記憶力の向上を示しました。

このデバイスは、脳の海馬と呼ばれる記憶に関わる領域に微弱な電流を流すことで、記憶想起に必要な神経活動パターンを促します。まるで記憶の「手がかり」を与えるようなイメージです。

研究者たちは、この技術を応用することで、アルツハイマー病や脳卒中、頭部外傷による記憶障害の改善を目指しています。また、服薬の確認やドアの施錠忘れ防止など、日常生活に必要な記憶を取り戻すサポートにも期待が高まります。

本研究は、まだ初期段階ではありますが、記憶を取り戻すという夢の実現に一歩近づいたと言えるでしょう。今後、さらなる研究・開発を経て、実用化に向けて期待が高まります。

詳細内容は、ウェイクフォレスト・バプテスト医療センターが提供する元記事を参照してください。

【引用元】

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7

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