若松英輔さん「言葉のちから」「話す」「書く」「聞く」〜金子大栄「対応の世界」/日本経済新聞2023.11.4

「・・書くとは、部屋にいて自分とのつながりを確かめながら、ゆっくりと垂直線を描くように内界の深みに降りていくことから始まる。」

「言葉の力」若松英輔/日本経済新聞2023.11.4

 日本経済新聞土曜の若松英輔さんのエッセイ「言葉の力」を毎週楽しみに読んでいます。

 11.4の記事は「創造的無意識」
=「創造的想像力」について書かれています。

 理解するのが難しいですが・・・
 普段の自分を超越した創造的な何かを生み出すためには「無意識下」の状態まで降りた状態で「話す」「書く」「聞く」「読む」を行う必要があるということだと理解しました。

 若松さんは「自分の部屋に机があるように内なる世界にも机があって、そこに据えられた椅子に座らないと書くという行為が始動しない。」とおっしゃいます。

 一昨日、私は残業して連休明けに必要なパワポ作りをしていましたが、なかなか深い世界に降りていくことができず、結局中途半端なできのまま仕事を終えて帰宅しましたが、これもその失敗例なのでしょう。

「仕事の早い、遅い」、「理解力の差」などはこの「無意識下の世界への到達速さの差」=「集中力に近いもの」なのだろうなと感じます。

「あーせっかくの連休なのに、パワポ作りに時間を割きたくない」と意識が拒否することに対して、いかに速く無意識下にたどり着けるか。
そこが連休を満喫できるポイントなのでしょう。
 と言っても「やりたくないことは、やりたくない」ので、無意識下の世界にたどり着くべく、もうひと眠りすることにしました。

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?