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久住邦晴さん「奇跡の本屋をつくりたい」

「ミシマ社」を知ったのはこの本がきっかけでした。ミシマ社には「サポーター制度」があり、当時は年3万円強で何冊かの本が届き、おもしろい制度だなと思いました。

 この本は、札幌にあった「くすみ書房」が2015年に約70年の歴史に幕を下ろすまでを描きます。
 くすみ書房は、様々なおもしろい企画を考え、実行した本屋さんです。
・売れない文庫フェア
・店内で朗読
・中学生はこれを読め
・高校生はこれを読め
・ソクラテスのカフェで本談義
・くすみ書房友の会「くすくす」

 駅前に小さな本屋さんがあったのは、今は昔。どんどん本屋さんが減ってるような気がします。居心地の良い本屋さんか欲しいと思うもののなかなか出会えません。
 本屋さんの形態や、ここにあってくれたら嬉しいという場所を考えると・・・
・近い{家、駅、職場、図書館、塾、予備校、 
 学校(小、中、高、大学)}
・新刊本も古本も併売
・めずらしい本がある
・日あたりが良い
・クラシックが流れている
・喫茶スペースがある
 (会員制でも良い、スタバの横でも・・・)
・待ち時間が長い病院の近く
・大きなマンションや住宅地の近く
・定期的に読書会などのイベントがある

「自分で本屋さんを立ち上げれば!!」と言われそうですが・・・

「奇跡の本屋をつくりたい」久住邦晴
くすみ書房のオヤジが残したもの
ミシマ社/2018.8.初版

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