奈倉有里さんのエッセイ「偶像、クルィロフ」日本経済新聞夕刊2023.11.15

 ロシア文学者の奈倉有里さんが日本経済新聞水曜夕刊で連載中のエッセイを毎週楽しみにしてます。

2023.11.15は「偶像、クルィロフ」
〈実はその偶像は、からっぽだったのです。〉
イワン・クルィロフ「神託」

「クルィロフ」はどう読むんだろう?
それはさておき・・・

 本読み生活の楽しみのひとつは、いつか読んだ話を、理由はよくわからないまま再読したくなるときだ。

「偶像、クルィロフ」奈倉有里/
日本経済新聞2023.11.15

 私にとって本を再読したくなるときは大抵何かあった時で、精神安定剤的な役割の本を読み返します。
 例えば、加藤諦三さんの「心の休ませ方」や中島輝さんの「自己肯定感の教科書」に手を伸ばしはじめたらつらくなってるサインです。
 さらにエドワード・ゴーリーの「おぞましい2人」や「ギャシュリークラムのちびっ子たち」を手に取り出したらかなり病んでしまってますので、となりに置いてある「チリとチリリ」でチリリン チリリンと癒しを得ます。

 最後に、ヨシタケシンスケさんの「思わず考えちゃう」の32ページは付箋を貼っていつでも見返すことができるようにしておき・・・

「布団に入って寝るか・・・」というイラストに「明日やるよ。すごくやるよ。」という一言。

 今日何もできなかったなぁ!という日に読み返すとなんだかホッとします。
問題は解決してませんけどね。(笑)

 昨晩は、奈倉さんのエッセイを読んだ後、頭もからっぽにして、「明日やるよ。すごくやるよ。」とつぶやきながら寝たおかげか、今朝は少しましな状態で起きることができました。

 いざ!現実へ!

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