うずきは、その人の中にある?-#003「やりたいことをして、ご自愛感度を高める」タイニーのご自愛タイムズ-
タイニーのご自愛タイムズはご自愛について語り合う場です。ともこ&あこや、様々なゲストと共にそれぞれの日常を紐解き、「ご自愛」について探求していきます。
テーマは「やりたいことをやる×ご自愛」
今回のゲストは、人を様々な形でサポートするコーチとして活躍する岡田裕介(おかだ ゆうすけ)さんお呼びしました。
ゼロから何かを作るのが大好きだと語る岡田さん。自分だけでなく、人の「やりたい」に寄り添い、サポートされています。一貫して人の応援をし続ける岡田さんと、「やりたいこと」と「ご自愛」の関係について考えていきます。
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ともこ:岡田さんは石川県加賀市にて、ローカルベンチャーの立ち上げ支援を行ったり、スタートアップやベンチャー企業向けにコーチングを提供したり、現在は起業をチャレンジしたい個人の第一歩をサポートする、仲間集めSNS CoFINDの開発にも着手されています。
岡田さんと私はコーチングの勉強コミュニティで出会い、そこからもう1年くらいのご縁になりますよね。様々な形で人の願いを応援する人として活動されていますが、今日は「ご自愛」をどう捉えているのかをお聞きしたいです。
岡田:まず、僕自身が我慢できないタイプなんです。やりたいことがあると、うずいちゃって我慢できないんですよ。だから、色々手を出しすぎてカオスになっています(笑)
人の話を聞いていると「この人、うずいてるな〜」という雰囲気が見えて、そのスイッチを押したい衝動にかられるんですよね(笑)
ともこ:岡田さん自身に何かアイデンティティがいろいろある印象があります。一貫して人の応援をし続けているのは、どうしてですか?
おかだ:僕自身「自分自身が何かやりたい」というのがいつもベースにあるんですけど、なぜか、「自分がやりたいこと=人を支援すること」になってるんです。理由はまだ言語化できてないんですけどね。
ともこ:なるほど。岡田さんがやっていることって、めっちゃご自愛サポートだな〜って思ってるんです。なぜかというと、現時点での考えなんですけど、ご自愛って「個人が自分の願いを大事にできている状態」のことをなんじゃないかなと考えているんですね。それは「今日疲れたからゆっくりお風呂入ろう」というような、自分の心身の声を聞くことだけではなく、もっと深いところ。「私はこうありたいんだ」とか、「こういう人生にしたい」とか、人それぞれの「願い」だと思うんですね。
ともこ:)深い所にある願いに耳を傾けられている状態があって、その願いを実現できている状態をご自愛だとすると、岡田さんがしていることって、「めっちゃご自愛サポートじゃん!」だと思うんですよね。
岡田さんは「ご自愛」ってどんなイメージを持っていますか?
おかだ:最初のご自愛のイメージは、「お茶」がわきました。茶室みたいな、シーンとした空間でゆっくりとお茶を飲むのって、ご自愛だなって思います。
実は僕、茶道を習ってるんです。ご近所のおばあちゃんが茶道の先生で、週に1回通っていて、1時間半くらいずっと抹茶立ててるんです。あれは僕にとってはご自愛ですね。まだ始めて2年なので、先生にいろいろ指摘されるのはご自愛というよりはストレスなんですが(笑)
ともこさんの話を聞いて、やりたいことをやっていることがご自愛になるっていうのは斬新です。その点だと僕はご自愛しすぎてカオスになっているんですけど、毎日楽しいなぁって思ってますね。
ともこ:自分がやりたいことをやるって、シンプルだけど難しいなぁって思うんです。私も割とやりたいことはやっちゃうタイプなんです。でも、コーチとしていろいろな方々の話を聞かせていただくと、皆さん「本当はこうしたい」とか「こうありたい」と思っていても、様々な理由からやりたいことができない状況に立ち会うんですよね。コーチングセッションでは、その内側を紐解いて、詰まっているものを流して進む、ということをやっていると思います。
そもそも、やりたいことをやれる状態を作ることって、どうして難しいんですかね。
おかだ:僕もコーチングをさせてもらう中で思うのは、「やりたい」といううずきはその人の中にあるということ。僕はいつも「すべての制約や条件を取っ払って、何でもできるとしたら何がしたいですか?」という問いを、最初に投げまくるんです。
すると皆さん、「会社に所属してるから時間が取れない」とか「家族がいるから」とか、色んなものが頭を埋め尽くしてしまって、だからやりたいことに気づいてなかったり、無意識にできないと思っている。そこで「うずいてますよね?」と伝えるのが、僕のやっていることですね。
コーチングは、本人が気づいちゃったらもう完了だな、と思っています。気づいちゃうと、その人は勝手に突き進んで行くので。僕にも誰にも止められないんです。
ともこ:外から見て「これがあなたのやりたいことなんだね」みたいな強い動機がある人もいると思うんですけど、必ずしも強い動機がある人ばかりではなのかな〜と感じています。そのあたりはどう捉えていらっしゃますか?
おかだ:動機の強弱はあるなぁと思いますね。先ほどから使っている「うずき」という言葉は「メラメラ燃える火種」みたいなイメージではあります。
ただ、どちらかというとしっとり感のあるんですよね。具体的な物よりは、「こういうこと大事にしたい」とか、少しばかり抽象的な願いもあると思います。どんなものであれ、本人がそれを大事にし続けられることも、ご自愛に繋がると思います。
ともこ:しっとり感というのは、行動(Do)としてやりたいこととは別軸で、こうありたい(Be)という願いがイメージできます。案外後者の願いってないがしろにしちゃいがちで、だからご自愛って難しくなるんじゃないかな、って思いました。
岡田さんは、何を意識して日常を過ごしたら、自分の願いを大事にしてご自愛しやすくなると思いますか?
おかだ:1つあるのは、欲求に素直になってみることですかね。僕は今コーヒーを飲んでいますが、この「飲みたい」というのは1つの欲求だと思うんです。小さい欲求を大事にして土台を作っていかないと、願いや違和感がキャッチしにくくなると思います。
ともこ:自分の欲求だけを大事にしてみると、どう自分が行動して、その結果自分がどう反応するか体感できますよね。そうやって自分の感度を上げていくのが大事ですね。
おかだ:確かに。自分が何で満たされるのかをキャッチするために、ご自愛感度を高めておくことは大切ですね。
ともこ:今日の研究結果ですね(笑)ご自愛感度を上げる。まずは小さくてもいいから、欲求を大事にするとご自愛しやすくなる。
おかだ:僕もお寿司屋行って、ほんとは大トロとか食べたいんですけど、タコサラダばっかり食べちゃうんですよね。タコサラダ好きっていうのもあるんですけど。1回、大トロ縛りでやってみようかな。
ともこ:それいいですね。ご自愛する習慣を作るのもよさそう。
タイニーでは、ご自愛という言葉を、特にビジネスシーンに普及させたいんです。先ほどの抹茶を立てて整えるような時間って、ビジネスの混沌とした時間とは対極の世界にあると思うんです。だからこそ、ご自愛感をビジネスの中に浸透させたいって願っています。ご自愛探究、ぜひまたお付き合いください。
おかだ:ぜひぜひ。僕もご自愛が輪郭を帯びて、より深まった感じがしています(笑)ありがとうございました。
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小さくてもいいから、自分の欲求を大事にしてみる。それを積み重ねていくと、深い所にある願いが顔をだすのかも。自分の中からどんどん「やりたいこと」や「願い」が湧いてくると思うと、ワクワクしませんか?
▼こちらの内容は、タイニーのご自愛ラジオに収録されています。通勤時間や、料理をしながらなど、スキマ時間にぜひ聴いてみてくださいね。
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