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佐藤ママのオンライン講座に参加してみて

 仕事が一区切り。

 家で仕事をすると、ON OFFの境界があいまいになる。割り切りが下手くそだから向いてないかな?と思ってたけど、意外に向いてるかもしれない。

 話が逸れたが、この前、その OFFの時間に申し込んでおいた佐藤ママのオンライン子育て講座に参加した。

 息子が学校のお手紙と一緒に持ってきた中にあったチラシ。

 気になって、抽選とあったけどまあ当たったら儲けもん!くらいの軽い気持ちで申し込んでおいたら、当選していたやつ。

 意外と子育ての話はママ友とするけど、おおよそが悩みの共有と共感で、勉強面に秀でた結果を出したなどの先輩ママの話を聞くことはない。

 そんなわけで、気になった。

 どうしたら息子全員が東大に入れるくらい勉強を好きになれるのか。

 結論から言うと、我が子にはあまり合わないやり方かもしれなかった。

「勉強はしようと思ってするもんじゃない」
佐藤ママ

 いや本当にその通り。

 すっとテレビを見るように、本を読むように、ゲームをするように。


 学校から、遊びから帰ってリビングにある学習机(ここでは学習机とは言ってなかったけど)に向かう。

 当たり前みたいに、教科書や本を開いて調べたり知ったりする。

 そのためのフォローは、すべて佐藤ママが先回りして行う。

 きっと、できる子はできるだろう。 かつて子どもだった私も、できたかもしれない(外で遊ぶより家でお絵描きとか本読んだりとかする方が好きだったからずっと机に向かってた)。

 でも、これって万人そうとは限らない。言っちゃえば少数派だと思う。

 誰しもが佐藤ママの熱量で子どもと向き合える訳じゃない。

 なんなら私も母親だし、がっつり働いているわけではないから専業主婦みたいなものだけど、ここまでできないってはっきり言える。


 どうして子どもたちが調べる言葉を見つけてこれるのか。

 どうして子どもたちが知りたい!と意欲を持って行動に移せるか。

 佐藤ママの用いたものは、新聞だった。

 今はなんでもスマホで解決しちゃう世の中。

 でもスマホでは自分の気になる情報しか目にしないし、なんならニュースは見ない。なんて人だっていてもおかしくない。

 「これじゃあ、受験の自治問題などには立ち向かえない!」
佐藤ママ

 (これには同感だが)スマホで見るネットの記事の質はあまりよくないのだそうだ。

 上質な文章。

 逸品と言える言葉選び。

 選りすぐりしない自治ニュース。

 それを全て備えたのが、新聞だと佐藤ママは仰っていた。

 それは納得である。
 
 なんなら、私もまだ実家暮らしのときはスマホの未発達もあって、新聞をとっていた。

 なんとなく机に置いてあれば開いたりもした。

 気になる公募を見つけると、良く応募していたっけ(作詞コンクールで銀賞取れたの嬉しかったな)。

 でも、それはスマホがなかったからだ。

 今では当たり前のようにあって、当たり前のように子どもたちも使い方をマスターしている。

 自分用のスマホを持ってる子だってかなり多い(うちの子も持っている)。

 そうして考えると、わざわざ紙の束を開いてめくって…というのは、本すら読み聞かせないと読まない我が子にとっては難解な行動だと思う。

 大人が見本を見せて。

 なんて言うけど、私が出来ても夫ができない。

 夫は私より前からこの世界に誕生しているが、生まれてこの方新聞なんて読んだことがないと言う。

 活字を読んだら鳥肌発疹が出るとかいう(嘘だろうけど)謎のアレルギーがあるらしい。

 そんな親のくせに、我が子には

 「新聞を読もう!楽しいよ!ね!」

 なんて言えるだろうか。…私は言えない。

 そんな訳で、本当に今回のオンライン講座は、こんな家庭もあったんだな!程度に流し聞きした。

 でも、気になる言葉やキーワードの選出は、読み聞かせをしながら本からでもできるなと思って、以来夜寝る前の読み聞かせのときに実践している。

 そのために、読み聞かせていた絵本の難易度を少し上げた。

 文字が多く、少し漢字が入ってきたもの。

 読むこっちも大変だが、まあ無理のない範囲で続けている。


 普段の我が子との暮らし方を見直して変わるきっかけにはなったので、こういうのも悪くはないと思う。

 今後も積極的に、アンテナに引っかかったものは取り入れていきたい。

 ただ、余談の話をすると…

 その日の夕方、新聞屋さんが「佐藤ママのオンライン講座を受けた人に、新聞の購読をご案内しています!」といらっしゃったあれには、困ってしまった。

 押されると逃げたくなる私なので、勧誘だと分かった途端表情が固くなる私(マスクのおかげで相手にはさほど感じられないのが救いだ)。

 購読したかったら自分で連絡します。

 佐藤ママの出版した本やらカレンダーやら、欲しかったら自分で買います。

 だから、わざわざ訪問しないで大丈夫ですよ。

 お断りするにも体力と気力を使う。
 
 傷つけたくないあまりに明確なno!を言えず(hsp)、押し切られたこともあるくらい。

 だから、本当に困るのです。

 どうぞ、そっとしておいてください。

 必要あれば、こちらからご連絡するなり行きますから…!


 まあでも、お試し無料で1週間、新聞が読めて新鮮だった。

 幼い頃テレビ番組欄みて好きな番組の時刻調べたりとか、ラジオの基礎英会話何時からかなって調べたりとか、高校受験の小論文対策で必死に自治問題興味ないのに調べて意見書いたりしたこととか思い出せて懐かしいなって感情に浸った。

 あとはさっきも書いたけど作詞コンクールで賞入ったのとかね(大切なことなので2回言う笑)。

 ぜひ、久しぶりに新聞読んでみませんか。

 コンビニや駅の中で買える一朝刊分だけでも(お試し取り寄せると、私みたいな人は苦労するから単発で購入をおすすめします)。

 懐かしい自分と出会えたり、
 新しい発見があるかもしれない。

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