Apple沼の入口は、iMacかMacBookかiPadか?
iMacが欲しい!
Appleのサイト上から、AR(仮想現実)で自宅にiMacを置いてみることができる。遊んでいるうちに欲しくなってしまった。笑
私の家には2019年モデルのiMac(27インチ)がある。まだ購入して1年半しか経っていないのに、欲しくなってしまった(──でも、今発売しているiMac24インチを買うことはないと思う。今年後半によりプロ向けのモデルが出ると噂されているから)。
逆に、もし仕事で使うのではなく趣味だけのAppleユーザーだったら、このiMacを買ってしまったかもしれない。まだ持っていないAirPodsやApple Watchを諦めてでも欲しい。それぐらい魅力的な製品だと思う。
そんなわけで今日はApple沼への入口を検討してみます。
iMacかMacBookかiPadか?
この↑悩みは、(Apple製品に挑戦したいと思う)多くの人が一度は直面するものだと思う。結論から言うと、すべて使っている私の意見は
(1)ハードに投資する意志があり、家で過ごすのが好きな人
→iMac 24”+iPad
(2)家に作業部屋がない人、カフェ作業が捗る人
→MacBook または iPad
(3)軽作業しかせず特殊なソフトが必要ない人
→まずiPad
前提として、Apple製品の中で(現状)最も完成度が高いのはiMacと考えている。理由は、
・開発の歴史が最も長い
・フラッグシップとして気合いを入れている
・Apple製品らしいハード面のメリットを最も享受できる
私は最新のMacBookも使っているけれど、どうしても「iMacの代替」と感じてしまう。本当ならばiMacが理想なのだけど「持ち歩ける」というその一点のみが理由でMacBookを使う、という感じ。
MacBookにあってiMacにないものは携帯性に尽きる。また、費用面でも同等の性能ならiMacの方が安くなるので、据え置きでいい人にとってMacBookを選ぶ理由はほとんどない。
でもその「持ち歩ける」が最大にして最高のメリット(例えばスマホが据え置きだったら何の意味もないように)。
そこで登場するのが(1)の選択肢「iMac+iPad」。私はこれが一番楽しいApple入門だと思っている。持ち歩く場面ではiPadでも事足りるのであれば、そして予算が許すのならば、MacBookよりもむしろiPadを買った方がいい。
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(1)は予算的に厳しいとか(快適に使うには25万円以上かかる)、据え置き作業に興味がない人は、(2)か(3)になる。
その場合、そもそもパソコンじゃないとできない作業がどれだけあるのか。Microsoft Officeの軽作業ならiPadでもまあまあできるし、写真・動画の整理や印刷、年賀状を作る、住所録の管理、noteを書く、程度のことはiPadでできる。もしそのような作業しか思い浮かばなければiPadでいいかもしれない→(3)。
iPadにしかできないこともある。Apple Pencilを使った手書き入力や、タブレットとしての軽い閲覧など。だから、iPadは妥協案ではない。
・
以上のように私は、MacBook=最高の妥協案と感じている。だからこそ汎用性が高くて多く選ばれているのだけど、シビアに用途やシーンを考えた場合にMacBookじゃなくてもいい人はいるはず。Apple製品としてのワクワク度はMacBookがこの3つの中ではやや見劣りするかもしれない。
もちろんMacBookもとてもいい製品なのだけど。
思い起こすのは…10年前、スティーブ・ジョブズがMacBook Airをプレゼンした名場面。A4の茶封筒からスッと出てきた薄いステンレスの塊。ほんとうにカッコよくて、今でも忘れられない(あの時もプレゼンにやられて買ってしまった)。
Apple製品はだいたい松竹梅で売られている
Mac製品を買う際に注意すべきは、最も安いモデルは教育機関等に向けた汎用モデルと考えたほうがいいこと。それでも性能は概ね良いんだけれど、用途がハッキリしない等の理由で迷う場合には、保険と考えて松竹梅のうち松か竹のモデルを選ぶと後悔が少ないとよく言われる。
例えば新しいiMacは、松199,800円/竹177,800円/梅154,800円となっており、それぞれ約2万円ずつの差がある(右から松竹梅)。
●松と竹の差はストレージ容量の差のみ(松512GB/竹256GB)。ストレージは多いに越したことはないから、外付けHDDやSSDの価格を調べてみて検討が必要(動画や重いデータを保存しない人は256GBでも足りるかもしれない)。
●一方で、竹と梅の差は大きい。
・カラーバリエーション(竹7色/梅4色)
・外部接続ポート(竹4口/梅2口)
・GPU(竹8コア/梅7コア)
・Touch ID(竹あり/梅なし)
・ギガビットEthernet(竹あり/梅なし)
このうちGPUやEthernetはプロ用途でなければあまり実感できないし、カラバリも気に入った色があれば問題ない。けれど、外部接続ポートの数やTouch IDの有無はライトユーザーを直撃する問題だと思う。特にTouch IDでの起動はかなり快適なので(このキーボードだけが欲しいというユーザーもいるほど)、私だったら梅モデルは買わない。
基本的にAppleはこのような売り方をするので、本気で使いたい人は「最も安いモデルを買わない」という選択をするのがいい。
ガジェットの場合に一番怖いのは、中途半端な投資をしてしまってモノも使えないしお金もけっこうかかった、となること。選択する時点で迷うのは当たり前なので、高い買い物ほど安心料として思い切った投資をするのがいいと個人的には思う。
私は利用したことがないが、アップルストアの購入品は2週間以内であれば返品ができる。また、リセールバリューが高いので、メルカリなどでも売り手がつきやすい。Appleオタクのほとんどは(たぶん)メルカリで軍資金を稼いでいる。
新しいiMacの優れているところ
「MacBookを外部ディスプレイにつなげばほとんどiMacなんじゃないか」と思う人がいるかもしれない。でもiMacは「オールインワン」だから、
・最高クラスにきれいなディスプレイ
・かなり音がいい(らしい)スピーカーとマイク
・かなりきれい(らしい)カメラ
・マウスまたはトラックパッド
が付属する。サードパーティのディスプレイやスピーカーなどを接続するための配線と電源が必要ないし、全てがコンパクトに、美しく(統一感をもって)まとまるというメリットは計り知れない。
私は職場でMacBook Proと外部ディスプレイ(4K27インチ、5万円ぐらいする)をつないで使っているけれど、正直に言ってiMacの快適性には全然追いつかない。
まず、マイクがないとかスピーカーがないとか、技術的な面での面倒さ(zoomとかやりづらい)。起動するたびにディスプレイとの接続に時間がかかるのも気になる。iMacは置くだけでその場所を完璧な作業場に変えてしまうという点で魅力的だ。
それに何より、iMacのディスプレイはすごく質感がよくてカッコいいので、机に向かうのが楽しい。
MacとWindowsの違いは、ソフト面だけでなくハード面が大きい。突き詰めると「質感」と「デザイン」の違い。
よく「Macはスタバでドヤるためのもの」と言われるけれど、だって事実カッコいいじゃん、と思ってしまう。笑 洋服や持ち物と同じで、お金を出してカッコよくなりたいのは普通のこと。私はガジェットをファッションと同じくらい愛しているので、カッコよくないものは機能が優れていても絶対に使わない。
逆に言えば、そういう点にこだわらない人がMacを選ぶと、Windowsとの違いが受け入れられず嫌になってしまうかもしれない。「最近はWindowsと比較してもコスパが良くなっているから」という理由だけでMacを選ぶのは個人的にあまりお勧めしない。
*画像はApple公式サイトより引用
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