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休職することにした話。

気づけばずっと我慢をしていた。
明日が来るのが怖くて、夢でも仕事をしていた。
眠りが浅くて、寝付きが悪くて、寝るために毎晩お酒を飲むようになった。

ギリギリに起きて、髪もボサボサ、化粧もしない。服もテキトー。冴えない顔して会社に行く。
オフィスのドアを開ける瞬間、部署の席につく瞬間。その全てが嫌だった。

洋服も好きだし、顔にコンプレックスがあるから化粧も比較的ちゃんとしていた。しかし、コロナもあってマスクをするようになったのもあるが、身だしなみを整えることができない。身体が重たい朝にできるわけがない。何より会社の人にどう思われても、どうでもよかった。

今、抱えている仕事は年度末には片付く予定だ。というか、私が片付けなくてもゴールはとにかく迫っている。あれをやらないとこれをやらないと、終わらないマラソンを走っているような感覚で、約半年が過ぎた。

平日は終電まで仕事をすることが多い、代わりに朝も起きづらくなってたし、朝、起きると涙が止まらない時も多々ある。泣きながら電車に乗る。

あぁ、行きたくない。

会社に行けば、会いたくない上司に会わないといけないのに自ら足を進めているこの状況に、悔しさがいっぱいだった。

世の中、無神経な人は多い。
自分が若手の時は、もっと仕事をしていたとか、もっと頑張れとか、心を鍛えろとか、女性らしくしろとかいろんなことを言ってくる。

私とあなたは赤の他人であって、同じ働き方や生き方を求めるはずがないのに、なぜ20〜30歳も離れたおじさんにこんな小言を言われなければいけないのか。

私が何か悪いことをしたとでも言うのか。

この歳になると同世代の女性社員の育休の後任になることは多々ある。また育休の後任か、うちの会社の人めっちゃセックスするじゃん、とか不謹慎なことを思うこともある。

育休の後任の怖さは、人事異動が間に合わず本人に直接引き継ぎを受けずに後任になることだ。日々私は残っている文書を探し、ヒントを得て仕事をしている。それだけで時間が過ぎる。しかし、わかる人はいないのだ。言わずもがな、上司も。孤独感が強い。

入りたくて入った会社だった。自分で探して見つけてきた会社、倍率も高かった、前日緊張で吐きながら面接に挑んだ。

しかし人間関係は就職活動では計り知れない。もちろん、良い人もいる。ただ、それだけではない。

今の上司とは、意思疎通ができない。
いつしか私が悪いと思うようになった。

私の能力が低いから。心が弱いから。暗いから。
みんなに嫌われてる。そんなふうに思う日々に疲れてしまった。

自分で作った自分の思考から逃げ出せなくなった。

考えなければいい。とか、そんな上司の言葉気にしなくていい。とか、言ってくれる人は多いけど、私は私の作った思い込みから出られないのだ。どうしても。

だから、少し立ち止まってみることにした。

私は、すぐに帰れる距離に実家もないし、
両親も経済的に余裕があるわけでもない。
1人で生きていかなければいけないのだ。

だからこの決意は、すごく悩んだ。

しかし、これ以外に自分でかけた呪いを解く方法がわからないのだ。

少し休んで、ゆっくりと過ごしてみることにする。
現実は、あとでいい。

#鬱
#抑うつ状態
#会社員
#休職


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