人生ではじめて印刷会社へ製本を頼み、文学フリマに出て、帰宅して人生で初めてネット通販を始めるちんちん。
第32回文学フリマ東京に出て、ちんちん短歌の増補改訂版を売りました。
前回の文フリの東京に出て、その時には「初稿版」。キンコーズで印刷したものだったが、今回は改訂ということもあり、きちんと印刷会社に頼んだ。それがこちらだった。
まず、冊子印刷で検索すると、異様に会社がたくさんあった。迷った。何を基準にしたらいいかわからんし、会社によって値段が結構違うのも気になる。
まよったあげく決め手になったのは、一番「何を今質問されているのかが分かりやすかったサイトの会社」だった。上のURLを見てもらえばわかるが、ステップ1、2、3とビジュアル付きの質問をされ、それをただ埋めていくだけで予算が出てくる。
それで、ここに決めた。
原稿も、本当難しいことは何もなく、ただただワードで作った原稿をPDFにして送っただけ。すると向こうの人が「あーなんとなくこれは、あれかー表紙で、これが裏表紙ねー」とやってくれて、見本の電子書籍を送ってくれる。
で、オッケーだったのでオッケーしたら、ほんとう、申し込んでから5日くらいか? 製本され、本が家にやってきた。
感動したなあ。ちゃんと本になっている。背表紙もある。
だいたい100部刷って、30,000円くらいだった。
キンコーズの時はたしか、30部で1万4千円程度だったから、だいぶ安い。
いま、こんな風に薄い本って作られるんだなあ。
で、それを16日に開催された文学フリマで売り、在庫を抱える。さすがに100は売り切れなかった。
しかし、通販をしてけろーというリプライを貰い、ふんぬと思い気合をいれ検索すると、「BOOTH」というサイトがヒットする。
使用感をツイッターで尋ねたら、フォロワーの一人に「おすすめです」と後押しされ、ふんふんぬと登録を済ませる。登録料0円。すごい。
かくして、ちんちん短歌用ネットショップは開業した。重要情報は10分ほどで入力完了。住所と銀行の口座と、文学フリマ用のwebカタログの文言をコピペしただけである。
開業すると、通販希望リプをくれた方が注文してくれたらしい。
ほえーと思い、そうそう、オプションで「あんしんBOOTHパック」を選択した。いかんせん、セクハラな内容なので、お互いに住所や本名が分からない方がよいと思い、お互い分からなくてもOKみたいなコースだ。
これでどうなるかというと、「BOOTH」のサイトからQRコードが送られてくる。それを、ファミマの機械でピッとやると、紙が出てくる。その紙を、梱包した本(梱包用封筒はコンビニで売ってた。130円で二枚)のペタンと張り、ファミマの人にただ託す。
この間、文学フリマから帰宅して、3時間くらいで出来たことである。
すごいよなあ。本を作りたいと思えば、5日くらいで素人が印刷製本できて、通販サイトは3時間もたたず作成でき、送付は宛名を書くこともなく、ただシールを張るだけ。
これで手数料が、5.6%+22円。今回の僕の場合だと100円弱? くらいである。若干、ヤマト運輸の運送サービスが割高感があるが、本当簡単かつ、こっちの金銭的負担が、梱包用封筒を買うくらいしかない。
「異様に売れる文字情報」と「宣伝媒体」を持っている人がいたら、これで一人で生活できるよなあとふと思った。もちろん、異様に売れる文字情報を作るのも、有効な宣伝媒体を持つのも大変だと思うけれど。
もちろんこのnoteの有料記事昨機能もすごい。何も考えず、有料記事を作成できるんだもんなあ。
こんな風になってしまったら、出版社とは、書店小売店とは、専業作家とは……と、なーんか……考えてしまったなあ。考えてしまったなあ……。
今日はただのドキュメントであり、これから同人素人の人が、ふんもっふと思ったらこんな風になりました。何かの参考になれれば……。
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