腰痛にレントゲンは必要ない?
こんにちは。
国際マッケンジー協会認定セラピストのyôtûyaです。
腰痛で病院を受診した際に診察室に呼ばれるとお医者さんから「まずはレントゲンを撮りましょう。」という流れは極々一般的かと思います。
そもそも腰痛にレントゲンやMRIなどの画像検査が必要なのでしょうか?
画像のみで診断できる腰痛は20%前後という報告があります。
もちろん骨折や骨の癌、重度のヘルニアなどを診断には画像の検査が必要です。
しかし皆が皆レントゲンを撮ることをアメリカの腰痛ガイドラインは勧めていません。
ではどういった時に画像検査を行うのか?です。
先ほど述べた重篤な病気や怪我の疑いがある場合のみ画像検査を行うべきというのが正解です。
重篤な病気や怪我を疑う場合とは
・事故
・原因不明の体重減少
・癌の病歴
・排尿障害
・脚が動かない、感覚が全くないなどの神経症状
などが挙げられます。
また最近は腰痛と画像検査の所見が一致しないと言う論文も出ています。
厳密には
発症から6週間以内の腰痛で上記に挙げた所見のないものには画像検査を勧めない。
と言うのが現在のスタンダードのようです。
もしレントゲンやMRIでヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症などといった診断を受けてもそれはあくまで画像の結果であり症状と一致しているかは別の問題のようです。
腰痛のない方でもヘルニアや脊柱管狭窄の所見は起こりうるという報告です。
ではどうしたらよいか?
痛みが我慢できない場合は内服薬を処方してもらいましょう。
少し痛みが引いてきたら可能な範囲で運動・活動を再開していくことが推奨されています。
痛みが引かない場合は柔道整復師や理学療法士の治療を受けることをおすすめします。
その際には腰痛の再発予防まで行えるとなお良いと思います。
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