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はじめてのスマートフォン


はじめに

携帯電話各社がいわゆる従来型携帯電話(いわゆるガラケー)の生産を縮小していて、スマートフォンの生産に注力するケースが年々増えています。
大型連休や夏冬春休みや正月を機に、お子さんやお孫さん、御両親や祖父母にスマートフォンを買い与えるかたが多いと思われます。
彼らはスマートフォンデビューと同時にインターネットデビューを果たすことになるだけに、慎重な機種選定とネチケットやネット&メディアリテラシーの習得が必須ですね。

スマートフォンのしくみ

基本ソフト(OS)

スマートフォンには様々なアプリケーション(アプリ)やプログラムが搭載されており、それを司る基本ソフト(OS)が、Android(Androidスマートフォン)とiOS(iPhone)に分類されています。
両者はそれぞれ画面構成やプログラム内容が異なるので、お子さんや親御さんや祖父母に買い与える際は、なるべくご自身が使用しているのと同じOSが搭載されている機種を選びましょう。これなら操作指導と充電器の共有ができやすく、OSのアップデートも同時にできますよ。

スマートフォンでできること

スマートフォンでは、主に次のようなことができますよ。
電話・テレビ電話
メール・LINE
ゲーム
SNS閲覧
家族の居場所確認
写真・動画の撮影
画像・動画編集
ポイ活・副業
ネットサーフィン(ブラウザ閲覧)
料理のレシピ検索
地図・乗り換えルート検索
天気・ニュースのチェック
ネットバンキング
交通系電子マネー・バーコード払い・後払いアプリ
ネットショッピング
動画視聴・音楽鑑賞・ラジオ鑑賞
電子書籍閲覧
ビジネスソフトのサブスク利用(文書作成・リスト作成・PDF文書作成)
Wi-FiやBluetooth内蔵機器との連携
など

ねっ、これらすべてがスマートフォン1台だけでできるんですよ。時代も変わりましたね。
逆に言えば、多数の機能を搭載しているだけに、紛失時や盗難時や本体故障時や利用アプリのサーバーエラー時に大変な思いをしてしまう危険性をはらんでいます。
本体の管理はこまめに行いましょう。

スマートフォンの選び方

スマートフォンには、様々なメモリ容量のバージョンが販売されています。
すなわち、メモリの容量が大きければ大きいほど、本体に保存できるデータが多くなりますね。
最近は、外部ストレージサービスに保存する方法もあります。
また、Androidスマートフォンには、本体にMicroSDカードスロットが付いている機種が多いです。古くなった画像データや動画を移動させて、スマートフォン本体からご覧になることも可能ですよ。
スマートフォンの利用目的や利用頻度に適した機種を選びましょう。

料金プラン

携帯電話各社では料金プランの改訂が頻繁に実施されており、時代や利用者のニーズに合わせたプランが多数用意されています。
・通話メインでネット利用が少ない方向けのプラン
・若者やシニア層に特化した格安プラン
・Wi-Fi利用が多い方向けのプラン
・容量を気にせずにネット利用したい方向けのプラン
主に、このようなプランに分類されています。
最近では、いわゆる格安系の携帯電話会社も増えております。
自分に合った携帯電話会社や料金プランを選びましょう。

どこで買いますか

・携帯電話会社が運営するショップ
・携帯電話会社の公式サイト
・家電量販店の店頭ならびに公式サイト

このような店での購入を推奨いたします。
※お店によっては、各種オプションサービスなどを合わせて勧められる場合がありますが、ご自身の判断のもとに決めましょう。
ただし、携帯電話会社公式サイト経由での購入の場合、初期設定は自分自身で行なうことになります。心配な方は、ご家族に手伝ってもらいましょう。

アクセサリと周辺機器

さて、買う機種が決まりましたね。
続いては、アクセサリーや周辺機器の購入に入ります。これらは、スマートフォンとの同時購入が望ましいです。

液晶ガラス保護フィルム

このままでスマートフォンを使用した場合、落下時に液晶画面が割れてしまいます。
また、スマートフォンからはブルーライトという光が発せられ、長時間画面を見続けると、身体に悪影響をきたす恐れがあります。
スマートフォンの電源を最初に入れる前に、ブルーライトカット機能付きの液晶ガラス保護フィルムを貼ることを推奨いたします。

スマートフォンケース

保護フィルムを貼り付けて外観の設定を完了させるかたが多いですが、スマホケースをつけることが液晶画面保護や破損防止のために望ましいです。
手帳型や首からぶら下げるタイプ、背面カバーのみと、タイプが分かれているので、お好きなタイプを選びましょう。

充電器および充電器用ケーブル

同居家族が先に使用しているスマートフォンと同系統の機種を購入する場合は購入しなくとも大丈夫ですが、念の為にもう1台購入しておくと便利です。安全のために、スマートフォンメーカー純正品の購入を推奨いたします。

モバイルバッテリー

外出の多いかたや、コンセントが遠い部屋で使用する場合は必要です。
容量の大きい機種だと長く使えますが、使用頻度によっては半年で寿命が来ることがあります。

イヤホン

昔から存在している有線イヤホンもありますが、いきなり大音量が流れるのが欠点です。
ヒモがついているワイヤレスヘッドホンだと落下の心配がないので、安心安全です。

買ったらやること

さあ、スマートフォンを手に入れました。
次は何をやりますか?
スマートフォン本体の初期設定ですよ。

1 アカウントの設定

・Androidスマートフォンの場合はGoogleアカウントのIDとパスワードを
・iPhone(iOS)の場合は
Apple IDのIDとパスワードを

それぞれ入力。
スマートフォン購入前にあらかじめアカウントを取得しておくと、スムーズに設定できますよ。
なお、Googleアカウントは、iPhoneであっても、YouTubeやGoogleマップの初期設定に使用します。

2 画面のカスタマイズとアプリとサブスクの設定

文字の太さや大きさや着信音などの本体の設定を済ませたその足で、日常的に使用するアプリのインストールや、サブスクリプション(動画・音楽・ビジネスソフト)の設定をしましょう。
先にユーザー登録している家族のアカウントを共有できたり、家族会員制度を設けているサブスクサービスもありますので、事前に確認しましょう。
アプリやサブスクサービスは、お住まいの地域や趣味などライフスタイルに応じたものを遠慮なく選びましょう。

3 OSのアップデート

購入時のOSのバージョンは、工場出荷時のバージョンなので、古くなっている可能性があります。設定メニューよりOSをアップデートしましょう。

4 セキリュティアプリのインストール

携帯電話会社の有料セキュリティサービスとリンクしているアプリのインストールを強くおすすめします。不正アクセスや個人情報流出やウイルス感染などの攻撃からガッチリ守ってくれるので。

5 周辺機器との連携設定

最近は、テレビにAmazon Fire TV StickやGoogle Chromecastを接続している家が増えています。
また、スマートフォンからプリンタに出力指令を送信できるアプリもあります。プリンタのメーカーがリリースしているアプリケーションをインストールしましょう。
このような機器はWi-Fiルーターを介して接続されているので、ご自宅のテレビにこのような端末が接続されていたり、同居家族の方がWi-Fi接続にてスマートフォンを使用している場合は、新規にWi-Fiルーターを購入する必要はありません。
Wi-Fiルーターが設置されていない場合は、新規にプロバイダへ申し込みましょう。配線の都合により設置不可な場合は、コンセントに刺すだけで繋がるポケットWi-Fiを契約すると、 Wi-Fiが使えるようになれますよ。スマートフォンをWi-Fi接続すれば、携帯電話の通信費を節約できるので、導入を強く推奨いたします。
Wi-FiやBluetoothが搭載されている家電やテレビやブルーレイレコーダーやプリンタ、ワイヤレスイヤホンとの連携を忘れずに行ないましょう。

6 通知の設定

重要な連絡や情報を見落とさないために、少なくとも次のアプリだけは通知をオンにしましょう。
【通知オン推奨】
電話
メール
SMS
LINE
緊急地震速報
地域の防犯情報
交通情報
なお、詳細な通知設定につきましては、お手持ちのスマートフォン内のヘルプやアプリのユーザーマニュアルを参照願います。
また、ブラウザからの検索にて、詳しい設定方法を探すことも可能です。
その際は、情報が作成された時期やOSやアプリのバージョンに充分注意しましょう(情報が古い可能性もあるので)。

こんな時どうする?

初期設定完了

さて、スマートフォンの初期設定が完了しました。家族に電話やメールやLINEしたり、好きな曲や映画に触れたりと、楽しく使いましょう。
おっと、大切なことを言い忘れました。

不審な連絡

着信履歴に相手の名前なしの着信履歴があったり、実在の企業や団体(特に金融機関や公的機関)を名乗る発信者によるメールやショートメッセージ(SMS)が来ました。中には、あなたが登録・利用していないクレジットカード会社を名乗る発信者からのものも含まれています。
さあ、こんな時どうします?
・相手に返信する
・削除する
その前に、ブラウザソフトの検索窓に先方の電話番号を入力して発信元電話番号の主を調べたり、相手先のアドレスの文字列やメールやSMS本文に使われている漢字の種類や文体を確認しましょう。
これらがひとつでも怪しい場合、詐欺が疑われます。
折り返し電話や返信やリンクのクリックなどせず、ただちに削除しましょう。

まとめ

最後まで記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
はじめて使うスマートフォンだからこそ、誰もが安全安全かつ快適に日常シーンにおいて使用できる願いを込めて、書き上げました。
この記事が、みなさまのこれからのインターネットライフの一助となることを祈るばかりであります。

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