目指すのは0ではなくless(より少ない)の意識
最近、身体に良いことをどんどん試すブームが来ている。
グルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリー。
この3つは特に、花粉症に効果的と言われているので意識している。
また最近体調を崩しがちなので、
たまに胃が痛くなるカフェインと、
アルコール(これも花粉の薬を服用中なので避けたい)も極力摂らないようにしている。
「〇〇フリー」を意識しすぎると
ところで、厄介なのが「〇〇フリー」もしくは「ノン〇〇」という単語である。
どちらも、全く含まない!といういわばゼロのニュアンスがある。
タックスフリー=免税とか、
ノンアルコール=アルコールを含んでいないとか。
人間、何かを実践するときはとことん極めたくなる所があると思ってて。
こうした特定のものを避けようとする時、「徹底して食べないようにせねば!」と力んでしまうことはないだろうか。
※ただしアレルギーなどで食べると危険が伴う方は別の話。
実際私がそうだ。
何でも完璧に白黒つけたいタチなので、摂らないからには絶対口にするものかと、やたら警戒しがち。
何事も100%は続かない
最近読んでいる「この食品を避けましょう」系の書籍は、
こぞって「とにかく一定期間、絶対に摂るな。身体が変わるから!」といった主張をしがちだなぁと感じる。
確かに、小麦粉や牛乳、砂糖を一切摂らない生活をすれば大きな変化はあるだろう。
そのぐらい日頃の食生活に入り込んでいるものだからだ。
大きな効果を実感するには良いと思うが、
現実問題そう簡単にはいかない。
例えば小麦粉。
家で自炊をする余裕があれば、
米食をメインにするとか、米粉パンやスイーツを取り入れるとか、いろいろな方法がある。
だが時間がなくて朝食をグラノーラで何とかしのいだり、
どうしてもクタクタで米を炊けていないからパスタに頼ったりと、小麦製品は何かと助けになる。
小麦製品はもっと食べたくなる依存性がある…なんて話もあるが、
食べたい云々の前に、その便利さに依存していると個人的には思う。
もともとパンより米派なので、そりゃいつでも食べられるならご飯が良いさ。
でもそうも言ってられない。
他にも、気軽にタンパク質とカルシウムを取れるチーズにヨーグルト。
疲れたときに脳をシャキッとさせる微糖コーヒー。
お湯を注げばホットカフェオレができるインスタント。
どれも1日に適量をとれば、自分のコンディションを整えてくれる頼もしい存在だ。
目指したいのは「less is more」の精神
なので、何事も徹底して完璧にやろうと意気込むと苦しくなってしまう。
私が叶えたいのは「less is more」、
すなわち「今より控えめ、を意識してより良い状態を目指そうね」くらいのレベルだ。
いきなり0にするのではなく、
今の80%になれば上出来!とハードルを下げて始めるのがちょうどいい。
これは恐らくダイエットとかお酒、買い物、その他クセになってやめられないもの全般に言えるんじゃないかと。
慣れてくれば自然と、70、60、50…と量を減らしていけるはずだ。
すでに健康や生活に悪影響が出てて負担となっている場合は、スパッとやめたほうが良いけれど。
長期間かけて少しずつ減らす余裕があるなら、毎日ちょっとだけ意識していけば良い。
そんなわけで、私は今日も友達とカフェに出かけた。
普段は米粉スイーツを作ってみたり、ドライフルーツなどをおやつにするのだが、
今回は何も気にせず、しっかりケーキを頂いた。
ここで小麦粉がどうの〜と意識してメニューの選択肢を減らすより、
友達とキャッキャ言いながら自由に選んだ方が絶対に楽しい。
ゆる~い「〇〇レス」生活は、
毎日を楽しみながらちょっと自分を大切にする意識も持てる、最高の選択だと思っている。
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