自分の話をするということ
「あなたの話をして」
あなたはこう言われるのは得意ですか?
私はとても苦手でした。何がそんなに私を躊躇させているんだろう?
理由も分からず、どこかドキッとするような、嫌な気分になってしまうんです。
TinCanではこの問題について深く考えています。たまに「自分の意見がないの?」「自己主張はしなきゃね。」そう不思議そうに言われることもあるでしょう。確実に考えも意見も持っているというのに。でも口に出すことを躊躇してしまうんです。
何故でしょうか?
「実際に経験まではしたことがなく、確信が持てない」という不安が悲しい現実としてあるかもしれません。口に出してみたものの、攻撃され、最悪の場合シャットダウンされる可能性もあるからです。
友達グループに入れないかもという恐れ
相手と合うかどうかというのを一旦置いて、漠然と「友達になれないかもしれない」という根元的な意識があるのかもしれません。 友情は私達を精神的に成長させ、私達自身のパーソナリティーを形作るために重要です。しかし、フォロワー数を重視する現代社会では、目に見えない大きな友達グループの一員でいなければと無意識的に刷り込まれてしまいます。だからこそ余計な言動はせず、どこかのグループになんとなく所属することで安心感を得ているのかもしれません。ネット社会では24時間コミュニティの交流が可能なため、所属に対する不安がつきまとってしまうのです。
嫌われるかもしれないという恐れ
「相手が私の考えを気に入らなければ、私自身まで嫌いと見なされるかもしれない。」
相手に好かれたいというのは人間の本性であり、それ自体は何も問題ではありません。 ただこの気持ちがこじれると、多くの人が簡単に目に見える「いいね!(👍)」と「ハート(❤)」に執着し始めます。まるでこの数の多さが自分の価値であるかのように。そうなれば余計なことは言わず、安全的な同調発言しかしなくなるのも自然な流れなのかもしれません。
シャットダウンされるかもという恐れ
「波風を立てないために黙ってやり過ごすことが自然になってしまいました。」
通常私たちが意見を述べる時、その意見は自分の信念であり、相手に同意されないなら、その相手にはシャットダウンされるかもしれません。これは普通の流れです。自分の考えと合わないとムカッとして口論になるか、排除してしまう人が実際には多いものです。これを避けるために初めから自己主張はしないというマインドになるのもまた、自然な流れです。
攻撃されるかもしれないという恐れ
「相手の機嫌を損ね、トラブルに巻き込まれるのが怖い。」
多くの人は相手の立場に立って、平和的に物事を進めるように仕向けるでしょう。でもたまに、相手の立場に立つことが難しい人がいるのが現実です。余計な発言をして相手の機嫌を損ねてしまった場合、攻撃的な返しが待っているかもしれません。この恐れもまた、発言を躊躇するに至る原因の1つとなるでしょう。
現代は「キャンセル・カルチャー」の時代と言われています。これは他者の過ちを徹底的に糾弾する考えの一種で、「You are cancelled(あなたは用無し)」と言って相手を切り捨てる恐ろしい文化です。著名人の発言がよく「炎上」として取り上げられますが、私たちの日常世界でも周囲をざわつかせる「プチ炎上」が頻繁に発生しています。
でも考えてみてください。私達にはその「起こるかもしれない」恐れに構っている時間はありますか?
人生が短すぎて恐れている時間はないのではないでしょうか。だからこそ、TinCanはまずハードルの低い場所で自分の考えを話せる「第三の居場所」を作っていきたいと思っています。お互いの外見も条件も知らない相手がそろう場所で、現実社会のジレンマを忘れて「自分の話」をしてみましょう。いつの間にか忘れてしまっていた解放感と心地よさを取り戻してください。
自分の考えを快適に話せる空間を作りたい。これが私たちTin Canの考えであり、大切な信念です。ここでなら、みなさんも自分を解放できると信じています。ぜひTinCanで自分の考えを話し、同じように考える人を見つけてみましょう。これがみなさんの新しい冒険と癒しになることを願っています。
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