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祝日出勤に会社の休日制度を考えてみた

今日は春分の日、国民の祝日ですが、本日は出勤です。

会社では、10分の1の人しか出勤していない。本来、自分も休みたかったが、なんせ有給はもう使い切った。今月に予定していた出張もなくなり、休みが増えることもなかった。(土日を挟む出張の為、休みが2日増える計算だった。)

祝日で有給消化の会社

簡単に説明すると、今勤めている会社では週休二日で、会社の開かない年末年始含め、祝日は有給で休む規定だ。

有給は新入社員がまず10日から増やし、数年後20日になるという計算だ。それじゃ若手が風邪やインフルエンザーになったら、その年は結構大変なことになる。また、使わなかった休みが翌年に繰り越せるかと思いきや、繰り越せられるても、最大20日しかならず、こぼれた休みは3月末をもって消えるということになる。

休みを補うため、昨年から特別の休みが別当数日与えられるが、それも国民の祝日や年末年始などと計算してみると、ケチケチに使わないといけなくなる。(年末年始やお盆、会社が閉まって出勤できない日でも有給消化になるので。)

他の会社には詳しくないが、比べてみると「うちはもっとひどいです!」「えーーひどいね!」と反応はさまざまだと思う。実際友人に話すとそうだったが、やはりひどい方に入るかな。

この休み制度が社員の転職に拍車をかけているのも事実だが、人によって、人生段階によって「これでいい」と思って残る人と「いやだけど、しょうがない」と思って残る人が分けられる。

①「好きな時に休めるのがいい」という人

祝日に特にやることないし、出勤して休みを節約して、行きたい平日のイベント(スポーツ試合、ライブなど)に休める方が都合が良い。

現在独身の自分もこのタイプです。出張が1週間以上になることが多いので、土日に出勤した分、平日に休む、もしくは祝日に当てる。更に今年みたいに中華圏の旧正月(春節)に帰省する。きちんと調整すれば、国民の祝日を全て休みにもできる。何かとおいしい状況だが、仕事を終わらせる前提だし、何より周りの理解も必要だ。(そこについて、本当に先輩たちに感謝だ!)

②「いやだけど、しょうがない」という人

自分が6年前に入社した時、年間有給20日、年度が終わっても有給残20日会社の先輩たちがとても多かった。祝日も年末年始も、土日以外は出勤する。そういう風土と環境だった。

なんで休日のことをよく確認せずに、こんなほぼブラックな会社に入ったのか、数年前、新卒就職活動に疲れ切った自分に問い詰めたくない。幸い、少しずつ休みやすくなってきて、祝日も有給消化だけど、休めるようになった。それでも若手社員が退職していくのは、やはり先輩社員を見たからだと思う。

独身ではなく、家庭、特に子どもを持っている先輩なら、祝日に休みを当てたいところだが、平日にいつ子どもの体調不良で保育園に呼ばれるか分からない、子どもが風邪やインフルエンザーにかかったら、週単位で休みを取らなきゃいけない、この状況なら気軽に有給を使えない。

そしたら、4月の年度始めから休みを節約し、祝日もママ社員は夫に子供を託して出勤、家族揃って出かけるのが難しい。ゴールデンウィーク、お盆、お正月と大型連休を乗り越えても気は緩めず、1-2月のインフルエンザー流行期がすぎ、3月になってからやっと残りの有給を子どもの春休みに合わせて計画的に使う。そして次の年度で繰り返す。

転職を考えるより、この慣れた会社で正社員として働く方が良いと考える先輩ママ社員も多いみたいで、休みについては「いやだけど、しょうがない」ってことになっているのでは?

祝日出勤も悪くない?

来年度から別途与えられる休みを増やす動きはあるが、将来のことを考えると、自分がこのままこの会社にいたいのかを問われると、「うーん」となるが、現在の自分の無力さなら、もう少しここにいることになる。時間はないが、進むのみ。

祝日出勤のいいことは電車がガラガラで快適なこと、
満員電車に揺らされなくて済むだけで、祝日出勤も悪くないかもと、
朝の通勤をしながら思った。

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