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感想文完結
2011年11月20日
さて、今日こそ終わらせますね!
まさかの三部作となりました「息子のトリセツ」感想文(笑)
最後に一つだけ…どうしても書いておきたかったパワーワードがこちら…
「いきなりの5W1Hを、対話クラッシャー(つぶし)と呼んでいる」
という文の中の「対話クラッシャー」!
子供が学校から帰ってきた時
「学校どうだった?」って聞いたりすることありません?
私はむしろ会話のアイスブレイクとして聞いていました。それがまさかの「クラッシャー」だったとは!
「何してるの?」「学校、どう?」「どこ行くの?」「これ、いつ買ったの?」「なんで、ここに置くの?」…これらは、家族の気持ちを尖らせる合図、ボクシングのゴングのようなものである。
…というのです。
私、めっちゃ言ってました。
めっちゃクラッシュさせていたんですね(泣)
夫にも「どこ行くの?」「どこ行ってきたの?」とか聞かれるの好きじゃないって言われたことありました(汗)
5W1Hは威嚇する気がなくても、威嚇したように聞こえるそうです。
『放置されていた汚れたコップを「これ、誰?」「なぜやらないの?」「どうして〇〇できないの?」「だから言ったじゃないの。なんで、言うこと聞かないの?」言いたい気持ちはわかるけど、それを言ったからと言って素直に反省して優しい言葉を返してくれる人間がこの世にいるだろうか?』
…いないでしょうね。
私なら素直に反省したくなくなります。
でも、私、言ってるわ…
言ってます。
言い損だそうです。
確かにすぎます。
はぁ…じゃあどうすれば良かったんだよぉーってなりました。
と、ページをめくると、すぐ答えが書いてありました!
『こんなとき、「どうしてやらないの?(できないの)?」の代わりに、「大丈夫?どうしたの?」を使うといい。「どうして宿題やらないの?」じゃなくて、「大丈夫?立て続けに宿題忘れてるけど、どうしたの?」と尋ねるのだ』
とのこと。
どうして〇〇しないの?は怠惰をせめているけど、「大丈夫?どうしたの?」は外部的要因を疑っていて、なんとか工夫できないか?ともに善後策を測ろうとする優しさを伴っているから…だと。
なるほどなるほど!
確かに責められると余計反発したくなりますよね。
「どうして〇〇しないの?」に対して「忘れちゃうんだよ」と返されると腹が立つけど、「大丈夫?どうしちゃったの?」に対して同じ「忘れちゃうんだよ」だと、「うーん、困ったねぇ…どうやったら忘れないんだろうね?」と建設的な会話に持っていけるというのだ。
そんな上手く行くかちょっと疑問ではあるけれど(笑)、でも明らかに後者の方が柔らかい言い方になる。
この前、命令形をやめたら息子の返事が反抗的じゃなくなったと書きましたが、結局、こちらが攻撃的だとそれに対して反抗するのは当然で、こっちが柔らかい言い方にすれば応じて返事も柔らかくなる…そんな単純なことなんですねー。
いやいや、ホント、わざわざ本を読まなくてもわかりそうなことなのに、全然できてなくて…
本を読んで「そりゃそうだよなー」って思えるって…本っていいもんですね♪
やっぱり読書はした方がいい!笑
しかし、母である私がそんなだから、反抗期とはいえ息子も反発してくるんだなぁ…と、自分の駄目さ加減を反省していると、またまた救いの言葉が!
この本…「えー!反省…」の後に必ず対応策や理由が書いてあって、救われるんです。
次のタイトルは
「母たちの気持ちが尖っている理由」
と続きました。
おぉ、気持ちが尖っているのは私だけではないのね(泣)他の母たちも同じなのね…
ただ、その理由は女性脳が云々ということではありませんでした…。
社会がそのようにさせていると…
本来女性は共感型回路を優先して心の対話を優先する本能があるにもかかわらず、日本の家庭での会話は問題解決型に偏っていると。
なぜなら、日本の子育てが「ゴール設定」に満ちているから。
ご飯を食べさせて、お風呂に入れて、宿題させて、翌日学校へ送り出すという短期的目標。試験に合格させるという中期的目標。立派な大人にするという長期的目標。いくつもの目標が母の前に立ちはだかるから、母たちは「宿題やったの?」「学校どう?」「どうしてプリント出さないの!」という問題解決型の対話ばかりになる…と。
あーーーー…
確かに、無意識にというか、周りに流されてというか…とりあえずそれはちゃんとしないと…っ思ってきましたね。
しかし、こうはっきり言われると、私ったらそんなわものに流されていたのか…
と凹みますね。
そんなつもりなかったけど、結局そういうことだったんですね。
私だけではない…
私のせいじゃなくて社会がそういう社会だから。
そっか…
私だけではない…には救われたけど、その理由は自分が一番流されたくないと思っていた社会の流れ。
自分が…と言うより、息子がその大きな枠から外れることが恐かったんだと思います。息子にはそんな枠にとらわれない自由な生き方をして欲しいと願っていたのに…それは、とりあえず大枠の中にいつつ自由に生きて欲しいくらいの思いだったんだなぁ…と。
勝手だなぁ。
やり直せるならやり直したい…
子育てに後悔は要らないと書いてありましたが、後悔したくなるなぁ(笑)
でも!
でも…今からでも遅くない。
息子との心の対話のコツが最後にまとめてありました。
まず「いきなりの5W1H」は家庭内で使用禁止。(ケチャップはどこ?授業参観はいつだっけ?のような質問する側のアクションに直結する質問は除く)
そして話しかけ方に6つの方法がある…と
①褒める
②ねぎらう
③感謝する
④自分が見たこと、感じたことを話す
⑤頼りにする
⑥弱音を吐く
人は大切な人の長所に惹かれるが、弱い部分に魅せらるそうです。
だから、頼ったり、時には弱音を吐くのもいいそう。
①は意識してるけど多分足りてない…
②と③は小さいことでも言うようにしている
④は確かに話が弾むので車の中とかではよくしてる。
⑤はたまにしかできてないな。
⑥はしないようにしていた。
今後、この6つをもっと意識して行こう…
ただ…
男性脳の仕組み上、13歳までなら自然にできるらしいのですが、13歳を過ぎると
少しギクシャクするし時間がかかるだろうと(笑)
息子、もうすぐ16歳。時間はかかるだろうが、やれないことはない…と。
これは息子を冒険に送り出す前の母親の責務。頑張って!
…と書いてありました。
はい…
頑張ります。
母親の責務とあらば、やるしかないですね。
たくさん反省があって、たくさん学びがありました。
正直、そんな上手く行かないよー…とか、個人差があるのだから必ずしも全部が自分の息子に当てはまるとは限らないだろー…とか思うところもありました。
でも、やってみる前からそう決めつけちゃダメですよね。
とりあえず、できることはやってみます。
きっと、これから先も言わなくていいことを言ったり、言わなきゃならないことを忘れたりするでしょう。
そんな時はすぐ反省して、この本に書かれていることを思い出して、あと何年一緒にいてくれるかわかりませんが、母親の責務を全うできるよう、努力します。
今、読むことができて良かったです。
まさかの三部作になってしまい、そして今日も長々と書いてしまいました。
明日からはちょっとダラダラしようと思います(笑)
ここまで読んでくださった方…
長くてすいませんでした&ありがとうございました。
では、また明日。
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