見出し画像

読書感想文の回「キネマの神様」

2023年9月1日(金)

さて、9月ですね。まだまだ暑いですが、今日の空はすっかり秋でした。

うろこ雲!


季節って不思議ですね。気温とは関係なくちゃんと回って来てます(笑)

さて、間もなく「本好きの会」
「黄色い家」は昨日の夜は読める気満々だったのにまさかの10ページで寝落ち(笑)

いよいよ諦めなくてはならないようです。

ということで、とりあえず「キネマの神様」の感想文をここに書いて、日曜日に備えようと思います(笑)


「キネマの神様」(原田マハ著)を読んで

多分読んだ直後にもこの日記に書いたと思うのですが、こんなに泣いた小説久しぶり…というか初めてだったと思います。

まず、「キネマ」…そうこの物語は映画の話…映画を愛してやまない人たちのお話なんですが、私もここに出てくる人たちほどではありませんが、映画は大好きです。

小学6年生の時、担任の先生の家に遊びに行ったのですが、その先生は映画が大好きで、押し入れから出て来た映画のパンフレットの山に心が躍って…もうその時の私は目がキラキラしていたと思います。
そこから私も先生の真似をして映画を観に行ったら必ず観た証としてパンフレットを買おう!と決めました。

私が小中学生の頃はパンフレットは確か1冊400円くらいだったので、ホント気軽に買えました。今は1冊1000円くらいですもんね…よほどじゃないと買わなくなってしまいましたが、社会人になるまでそのコレクションは続けていました。

ビデオやDVDで観た古い映画のパンフレットも欲しくなって古本屋さんや映画のパンフレットの通販で買ったりしてました。
最後に数えたのはいつだか覚えてませんが、頑張って100冊以上は集めたと思います。

この本に出てくる人たちの足元にも及ばない程度ではありますが、映画はとにかく中学生の頃から大好きでした。
昔は洋画の方が面白くて、邦画は超話題作か好きな俳優さんが出てる映画しか観なかったので、この「キネマの神様」に出てくる古い映画は全部ではありませんが、結構観たものが多かったです。
(ちなみに最近観た映画は邦画の方が多い気がします…)

とりわけ…
序盤に出て来た
「ニューシネマパラダイスとビューティフルライフの2本立て」という文字を見た時はもう声が出ました(笑)

ヒュ〜!っとね(笑)
そんな2本立て、絶対観るーーー!って(笑)

だって…私の映画史上ベスト5に入る2本だったからです。
どちらもイタリア映画なのですが、どちらも号泣の大好きな映画。
それが序盤に出て来たもんだから、早くもテンション上がりましたね(笑)

…と、ここまで全然本の感想になってないな(笑)

あ、あらすじも飛ばしてましたね(笑)

まずはあらすじ…(全然“まず”じゃない笑)

無職の娘とダメな父。ふたりに奇跡が舞い降りた! 39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、しかも多額の借金が発覚した。 ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることになった。〈ゴウ〉のハンドルネームで父が書くコラムは思いがけず好評を博し、借金とギャンブル依存から抜け出せそうになるが、ある時〈ローズ・バッド〉を名乗る覗の人物に反論されて……。 〝映画の神様〟が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

Amazonより

私、実はあらすじを読んでもそんなに心躍らなかったんです。
ちょっとダメな父親と娘のよくある親子の話かな…そこに映画の要素が入ってるのか…くらいな。

いや、ホント失礼いたしました。

そんな単純などこにでもある話ではありませんでした。

もちろん父娘の物語でもあるのですが、それより「ゴウ」と「ローズ・バッド」の2人の関係…友情…
そして物語全体のベースに登場人物みんなの映画に対する想いや愛があって…
名画座と呼ばれる古い作品を上映する映画館「テアトル銀幕」の閉館騒ぎなども絡んで、映画を愛する人たちの人間模様と言いますか…とにかく熱い思いが溢れてきて…

気がつけば目に涙が溢れて文字が読めないくらいに…

そもそも「ゴウ」や「ローズ・バッド」の書く映画の批評も面白い!
2人のバトル(?)のきっかけとなった「フィールドオブドリームズ」の批評なんてホントに面白くて、また観たくなってしまいました。(あの映画はケビンコスナー全盛期の頃だったかなぁ…来週あたり観ます!)

そうそう、初めに私の好きな映画…「ニューシネマパラダイス」の話をしましたが、この本…読んでいてなんとなくずっと「ニューシネマパラダイス」を感じていたんです。
「テアトル銀幕」があの映画に出てくる映画館と被るし、関係性や年齢こそ違うけど、ゴウとローズ・バッドがなんかトトとアルフレードみたいだなって…あ、「ニューシネマパラダイス」に出てくる2人なんですがね。

本を読みながら、ニューシネマパラダイスを観ていた時の感情と似た感覚を何回か感じてたんです。設定は全然ちがうんですけどね…

だから、もうね…
ネタバレですがね…
ネタバレしないでなんて語れないので言っちゃいますが…
ラストなんて…鳥肌。
最後にテアトル銀幕でみんなで観た映画はもうアレしかないよなって思って読んでいたので、やっぱりな…って。
ローズ・バッドとゴウ…
2人の一番好きな映画…
当然の流れでした。

私の頭の中には最初のシーンとあの名曲が流れていて、もうね…
ポロポロ涙が溢れて困りました。

もちろんその前のくだりからずっと泣いてたせいもありますが…

泣きすぎて目が腫れました。

なんかホントに感動した本とか映画とかって、上手く感想言えないですね。

コレがまさにそう。
さっきから一体何を言いたいのか全然伝えられてる自信がない(笑)

まとめますと…
私の小説史上ベスト3に入る名作でした。

ちなみに…
ニューシネマパラダイス先週また観ました(笑)
もちろん、号泣。
観る度毎度号泣してます。

この本のおかげでまた昔の名画を観たくなりました。(もう観てるけど笑)
映画ってホントにいいですね。


以上。


はぁ…ダメだこりゃ。
「本好きの会」でこの本について語るとか…絶対上手く言葉にできず、ただただ泣いた…とか言いそう(笑)

やっぱ保険で「黄色い家」頑張って読もう(笑)

ということで、まだ20:30なので読みまーす!

では、また明日。




この記事が参加している募集

#読書感想文

188,500件

“毎日note“1日も欠かさず継続中です♪ サポートしていただけたら励みになります♡