見出し画像

短歌の感想文

2024年3月4日(月)

最近月曜日の朝はNHK+で「光る君へ」を観るのが日課になっています。
リアルタイムでは時間的になかなかゆっくり観れないので、自分の好きな時間に観れるNHK+は本当にありがたいです。
今朝(つまり昨日の夜放送された回)は、結構衝撃でしたね…泣いちゃいました。朝から泣いてしまうと、ずっと目が腫れぼったくて嫌なんですけどね。
あ、そうそう、NHK+で「光る君へ」を観終わると、そのまま関連の番組が続いて出てくるんですよ。だいたい紫式部というより源氏物語についての番組なんですが、それがまた面白くて、ついつい続けて観続けてしまって、午前中の時間があっという間に過ぎてしまいます。
今日も気がついたら10時半くらいでした。朝8時くらいから観てたのに(笑)

さて…

突然ですが、読書感想文というか短歌の感想文書こうかなー。

昨日の夜に読み終えるつもりだった「おやすみ短歌」今日の午後に読み終えました。
本来ならすぐ読み終えられるくらいのボリュームの本なんですが、タイトル通り寝る前に読むと読んでる間に眠くなるような本という立ち位置(笑)なので、しっかり眠くなって寝落ちてました(笑)
ま、私の場合この本じゃなくても寝落ちるんですがね(笑)

2日ほど前の日記にも書きましたが、この本は短歌の初心者でも楽しめるように書かれていて、確かに初心者中の初心者の私でも面白く短歌を読むことができました。本当に良い本でした。
短歌って詠み手がどう思って詠んだのか…読むこちら側が考えたことと答え合わせをする場もないので違う解釈になっているかもしれないけど、それもまた短歌のいいところなのかも…って思いました。
そうやって考えること自体がちょっと面白いなって。

そんな短歌ど素人の私が、この本の中でちょっといいなって思った短歌をいくつか紹介しますね。
 

寝た者から順に明日を配るから各自わくわくしておくように/佐伯紺
(明日を配る…とか、わくわくしておくように…とか、学校の先生が言ってるみたいだけど、なんかホントにわくわくしてくるような感じですよね)

おかわりにいただきますという人のねむりが深くありますように/水野葵以
(最初だけでなくて、おかわりにもいただきますを言うような…なんか優しそうなイメージの人には質の良い眠りをプレゼントしたいですよね)

同僚が四年に一度の寝不足でオウンゴールのようなミスをする/俵万智
(ワールドカップを観て寝不足なんでしょうね笑 でもそんなミスもなんか寝不足の同志として許してあげちゃう…みたいな笑)

寝室にひもの一本垂れてあり昭和のひもをひいて眠らな/本多真弓
(もうこれは天井からぶら下がった蛍光灯から長い紐が垂れている光景がありありと浮かんで懐かしくなりました笑。寝てても起き上がらずに電気を消せる…というあの長い紐笑)

だいじょうぶ 洗濯物はひとつずつたたまれてゆき着替えに変わる/三上春海
(そっか、たためば着替えに変わるのか!って思えばたたむのもちょっとは苦じゃなくなる…かなって笑)

街じゅうが朝なのだった 店を出てこれから眠る僕ら以外は/枡野浩一
(もうこりゃ朝まで飲んだ若気の至りというか…青春というか…朝帰りして寝るあのなんだかちょっと高揚した気分…独特な気持ちがじわっと蘇りましたね)

泣くほどに私の純度が増してゆくわたしのベッドはわたしの匂い/伊藤紺
(涙の匂いが染み込んでベッドがどんどん自分の匂いになっていく…安心できるような…私の純度って表現が好きです)

終バスにふたりは眠る紫の〈降りますランプ〉に取り囲まれて/穂村弘
(〈降りますランプ〉ってかわいい…私の中では〈次止まりますランプ〉かな笑 そのランプって確かに紫ですよね。その紫のランプが夜の車内にぽんぽんと浮かんでその中で眠っているカップル…なんだかちょっと異次元に行きそうな…そんなイメージが頭に浮かびました。好き)

今したいことしかしない猫といて僕もあしたを心配しない/仁尾智
(猫は確かに明日の不安なんてないですよね…そんな猫と一緒にいれば明日の心配なんてしなくていいかなって思えそう)

どうですか?
私が選んだのはなんかイメージしやすくてわかりやすいと思うんですけど…
こんな短歌だともっと読みたくなりませんか?
この本の中には何が言いたいのかわからないのもたくさんありましたが、左側のページの文章を読むと、あーそんな感じなのかってわかるので、それはそれで面白かったです。

ということで、この本は今日図書館に返却してきました。
この前も書きましたが、やっぱりたまにぺらぺらと読みたいなって思ったので、いつか蟹ブックスに買いに行きたいと思います。

で、返却して、今日もまた別の本を借りてきたんですが…
今日借りてきた本はこの3冊。

「変な絵」は怖そうだから昼間に読むことにします(笑)
「モヤ対談」が思ったより厚くて時間かかりそうだなって思ったので…
「きりこについて」から読むことにしまーす♪

ちなみに「モヤ対談」は、蟹ブックスの店主の花田奈々子さんがいろんな本の著者と対談したもので、読むのが楽しみです♪私の好きなスーさんや、ヨシタケシンスケさん、山崎ナオコーラさんなんかも名を連ねてます♪そして、たまたまですが今日一緒に借りてきた「きりこについて」の西加奈子さんも!
ワクワクですねー♪

いやいや、読書が楽しいな♪

(実は今日はちょっと心が折れそうになったことがあったので、そんな時も本って現実逃避できていいですね。逃げてばかりじゃダメなんでしょうが…)

では、また明日。

この記事が参加している募集

#読書感想文

188,357件

“毎日note“1日も欠かさず継続中です♪ サポートしていただけたら励みになります♡