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卒論って書く意義があるのか?

ゼミに入る意義の半分は卒論にある。これは私の仮説である。私の仮説を反証する元ゼミ生もいた。例えば、かつて、高校時代からやってきたクラブでのJDを続けたいからと卒論を書かなかった卒ゼミはいる。ただ彼は、ゼミの場にはいて、同級生の卒論に貴重なコメントやアドバイスをしていた。 世の中にはライターなる職業がある。書く専門家だ。だけど私は彼ら彼女らを文章力があるとは見なしていない。ライターの多くは時系列で書く文章が得意なだけだからだ。多くのインタビュー記事は時系列でまとめていけば記事

    • 失敗から学ぶことを学ぶのが大学の学び

      昨日はゼミ相談の最終日だった。そこにきた2年生はなんと、ゼミ相談は初めてだと宣う。こちらとすれば、はー??という感じだ。でも彼は悪びれず、ダメな部分を思い切り、私たちに示してくれた(笑)。 でも、いいんだよね。なぜなら、そういう大失敗をしたから、私やアテンドしてくれた3人のゼミ生から、真摯なアドバイスや意見をもらったのだから。当該学生のゼミ選びにおける行動は失敗だったけど、その失敗があったからこそ、貴重なアドバイスや意見をいただく機会に恵まれた。 失敗からしか人は学べない

      • ゼミは相性で選ぶー答えは自分の中にある

        私がゼミ相談に関われない案件が明日いくつか発生しそうなので、ゼミ選びで伝えたいことを、形(視点)を変えて再び投稿します。 ゼミ相談で私は、「ゼミは相性で決めるべし」「ゼミ担当教員の専門分野や担当する講義で判断してはいけない」と相談に来た学生に伝える。なぜなの?1つには、ゼミの主人公はゼミ生であり、ゼミ生がやりたいことと教員の専門分野、担当講義が関係する必然性はないからだ。専門的に異なる分野でも我々教員はアドバイスやコメントができる。なぜなら学生とは圧倒的に知識と経験の蓄積が

        • 何に見えるかな?

        卒論って書く意義があるのか?

          ゼミでやりたいことが見つかる?

          ゼミ相談で、ゼミに入る意義を2年生から問われる。脊髄反射的に「やりたいことができる」と伝えることもあるけど、昨日の2年生には「やりたいことを発見するためにゼミはある」と話した。その2年生は本質的な問い、「そもそもゼミに入る意義があるのだろうか」とのっけから問うてきたからだ。 やりたいことを前提にゼミを選ぶアプローチは、実は、商学部では難しい。そういうアプローチは理系の方が適している。なぜならビジネスの経験や社会人としての経験が学生にないからだ。だから、「マーケティングをやり

          ゼミでやりたいことが見つかる?