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失敗から学ぶことを学ぶのが大学の学び

昨日はゼミ相談の最終日だった。そこにきた2年生はなんと、ゼミ相談は初めてだと宣う。こちらとすれば、はー??という感じだ。でも彼は悪びれず、ダメな部分を思い切り、私たちに示してくれた(笑)。

でも、いいんだよね。なぜなら、そういう大失敗をしたから、私やアテンドしてくれた3人のゼミ生から、真摯なアドバイスや意見をもらったのだから。当該学生のゼミ選びにおける行動は失敗だったけど、その失敗があったからこそ、貴重なアドバイスや意見をいただく機会に恵まれた。

失敗からしか人は学べない。でも人は失敗をしたくない。失敗を避けようとする。だから人は学べなくなる。それが人間の当たり前だから、大学では学生に失敗する場や機会を提供する。そこが大学の生存意義だ。

成功体験に酔いしれた学生を生み出すプロジェクトを私は仕掛けない。私が仕掛けるプロジェクトは大学生にとって苦行でしかないものだ。なぜなら、そういうプロジェクトでしか失敗を経験できないからだ。

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