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ゼミは相性で選ぶー答えは自分の中にある

私がゼミ相談に関われない案件が明日いくつか発生しそうなので、ゼミ選びで伝えたいことを、形(視点)を変えて再び投稿します。

ゼミ相談で私は、「ゼミは相性で決めるべし」「ゼミ担当教員の専門分野や担当する講義で判断してはいけない」と相談に来た学生に伝える。なぜなの?1つには、ゼミの主人公はゼミ生であり、ゼミ生がやりたいことと教員の専門分野、担当講義が関係する必然性はないからだ。専門的に異なる分野でも我々教員はアドバイスやコメントができる。なぜなら学生とは圧倒的に知識と経験の蓄積が違うからだ。

2つに、ゼミ選びで判断基準、選択基準となるのは、自分の中にある「なぜ自分は大学にいるのだろう?」「これから2年半、大学で何をどう学びたいのだろう?」「人生をどういうスタンスで自分は生きていきたいのだろう?」であり、ゼミの特徴や教員の何ちゃらではない。前者があってはじめて、ゼミの特徴や教員の何ちゃらが判断でき選択できる(自分にとっての優先順位をつけることができる)。

「なぜ自分は大学にいるのだろう?」「これから2年半、大学で何をどう学びたいのだろう?」「人生をどういうスタンスで自分は生きていきたいのだろう?」はこれまで考えてもみなかったことだろう。だからゼミ選考はいい機会なのだ、それを考える。もちろん、そういう問題意識をもって何かを考え始めたとしても、それらに明確な答えは見つからないはずだ。そう簡単に得られるものではない。だけど、そういう視点、スタンスのスタートラインに立つことはできる。それは、そういうことを考えもしなかった以前のあなたよりも、言い方は難しいけど「賢いあなた」だ。その「賢いあなた」がゼミ選びで主導権を発揮すべきなのだ。

ゼミは相性で選ぶべしという私のメッセージは上記したとおりである。表面的、外生的なことに惑わされてはいけない。答えは自分の中にあるのだ。その答えが何かを自分で把握するのが「ゼミ選び」という旅なのだ。



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