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テモテ牧師のエッセイ

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2019年10月の記事一覧

愛するとは

愛するとは



 入院している教会員のお見舞いに行きました。そこにご主人もやってこられました。ご主人毎日看病に来られているとのことでした。そこでの会話を簡潔にご紹介します。

 ご主人は近頃、渡辺和子さんのCDを聞いていて“いたわりの言葉が大事なんだ"と気づかされたと言いました。そこで奥さんがすかさず「そうなんです。私が寝込んでいる時、いつも主人は薬を飲んだか…、ゆっくり休んどきよ…ばっかり言って、大丈夫か?

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気分良くチャレンジし続けるために

気分良くチャレンジし続けるために



 高みを目指して成長しようとすると、目指す目標と現実のギャップに苦しむます。また成長することは自分を変革することでもあるので、そこには当然苦しみが伴います。高みを目指して起こる苦しみは「成長痛」であることを覚えましょう。

 高みに向かって成長しようとするときに、一足飛びに成長しようとしないことです。自分の実力に合わせた目標を設定して、一段ずつ確実に積み上げていくことが大切です。

 また気分

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問題の本質

問題の本質



 本文の「悩み相談に来ているのに、何に悩んでいるのかよく分かっていない」って不思議な感じがします。でも確かにそうかも知れません。悩みの根本的な原因はあるのですが、その周囲に根本原因から派生した諸問題が付着して大きなひとかたまりとなっているからです。周囲に付着した問題を解決しても、根本原因が解決しない限り、そこから派生した別の問題がまた付着します。

 あなたが抱えているいくつかある悩み、も

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感謝と幸せな方程式

感謝と幸せな方程式



本文

 幸せな人が「ありがとう」と言うのではなく、「ありがとう」と言える人が幸せなのです。

 本当にその通りですよね。この順番を間違えてはいけません。

 幸せは感謝の扉から入ってきて、不平不満の窓から出ていきます。そしてせっかく入ってきた幸せを保持し、熟成させるのも感謝です。

 ところで皆さんは、この「ありがとう」や「感謝」をどういう状況で使いますか?

 先ずは嬉

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試練を通して成長する

試練を通して成長する



今日は投稿が遅くなってしまいました…。


“試練と人”についてある人がこんな表現をしています。

人が試練に会うということは、TeaPackを熱湯に入れるようなもの。それによってTeaPackの中身が分かる。

上手く表現してますね。

自分が真に成熟するためには、内面が整えられる必要があります。そのためには内面にある隠れた心の傷や嫌な思い出、嫌な性質などが吐き出される必要

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腹が立った時

腹が立った時



確かにそうですね。誰かに腹が立ったら、まず自分自身を探ってみる必要がありますね。

*なんで腹が立っているのか。
*そんなに腹を立てることなのか。
*相手の立場を顧みてみるとどうなるだろうか。
*自分だけの理屈で腹を立てているのではないか。
*腹を立てて一番損をするのは誰だろう。
*俯瞰的に見てどうだろうか。

などと自問しているうちに、感情が落ち着き、冷静に対応できるでしょ

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言葉をコントロールする

言葉をコントロールする



聖書にこういう言葉があります。

言葉が多ければ、とがを免れない、自分のくちびるを制する者は知恵がある。箴言10章19節

 耳障りのいい言葉をどれだけ語っても、話すべきでないことを話してしまう人は信用を失います。気の利いたことをどれだけ喋っても、相手の話にしっかり耳を傾けられない人も信頼してもらえないでしょうね。

 相手の話にしっかり耳を傾けられる人。話すべきことをしっかり伝え

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喜びの泉となる

喜びの泉となる



 僕が目指す姿を要約すれば「神と人を笑顔にする」ことです。厚かましいですが、僕の存在で周りの人たちが明るくなり、心がほぐされて解放される。そんな人物になりたいと願っています。そうなりつつあればいいですが、自分では評価できません。

 そのためには僕自身の心が解放されていて、暖かい心もち、暖かい空気を流し出していなければなりませんね。自己管理を大切です。

 キリストの場合はどうだったのでしょう

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愛と時間

愛と時間



 僕が料理について言うべきことはありません。でも全ての領域において「費やした時間の中に愛がある」というのは真実だと言えます。

 愛するとは、愛する対象のために時間を確保することです。しかもその時間は心ここにあらずの時間ではなく、愛する対象に思いを込めている(マインドフルネス)時間です。

 伴侶を愛していると言いながら、伴侶のために時間を全く共有しようとしないなら、その愛は本物だと言えるでし

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神を認めて悩みを深掘りする



 個人の悩みは多くの人の共通の悩みである場合が多いです。深く悩んでしまうと、自分一人だけがこんなに悩んで苦しんでいるのではないだろうか…と思い詰めてしまいます。しかし同じ悩みを抱えている人は意外と多いもので、自分一人じゃないと分かっただけでも、肩の荷が下りてホッとするものです。

 でも、本文のように自分の悩みを限界まで突き詰めて考え、最も普遍的なこと答えを見いだせる人なんてそういません。それ

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本意を伝える

本意を伝える



 日本人のコミュニケーションを現す言葉で「腹芸」というのがあります。お腹に顔を描いて踊るのも「腹芸」ですが、それとは違いますよ笑。

 腹芸とは、聞く側としては、会話の中に言葉にされない相手の本意をくみ取ること技術のことであり、語る側としては、言葉にはっきり出すことなく、それでも言いたいことを伝える技術のことです。要するに、語る言葉と言いたいこととが違っているということです。建て前と本音が

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本当に必要なもの

本当に必要なもの



 今日の本文、伝えたいことには同意しますが、僕の感覚とちょっと違います。

 広告で見た「あれば便利そうな物」が「必要な物」になって「なくてはならない物」になるって希(まれ)ではないでしょうか。そんなふうに「なくてはならない物」になったなら、購入した甲斐があり、本当に必要なものだったのではないでしょうか。

 僕の場合…。広告で見た「あれば便利そうな物」も、使用したのは初めのうちで、そのうち使

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手放すために、先ずすること

手放すために、先ずすること



 「前にすすみたいのなら、しがみついているものから手を放ちましょう」。確かにそうなのですが、でもその前に、しがみついている理由を探る必要があります。頭では分かっていても、手放せない何かがあるので、手放せないでいるのです。しがみつかざるを得ない理由があるはずです。

 例えば、海で溺れている人に浮き輪を渡すと、その人は浮き輪にしがみつきます。その人に浮き輪を手放すように言ったり、浮き輪をその人か

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縦の関係と横の関係

縦の関係と横の関係



 たまに高砂教会の場所が分からない…という方から電話をいただくことがあります。そういう時に私が必ず尋ねることは「近くに何がありますか?どんな標識がありますか?交差点の名前は何ですか?」ということです。この情報によってその方がいる場所が大体分かり、「それではこう来てください」と伝えることができます。そういう情報が分からない人には、その方のいる場所が掴めないので、行き方を伝えることが出来ません。こ

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