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愛するとは

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 入院している教会員のお見舞いに行きました。そこにご主人もやってこられました。ご主人毎日看病に来られているとのことでした。そこでの会話を簡潔にご紹介します。

 ご主人は近頃、渡辺和子さんのCDを聞いていて“いたわりの言葉が大事なんだ"と気づかされたと言いました。そこで奥さんがすかさず「そうなんです。私が寝込んでいる時、いつも主人は薬を飲んだか…、ゆっくり休んどきよ…ばっかり言って、大丈夫か?具合はどう?という一言がないんです。薬を飲むとか休むとかは分かっていることだから、言ってもらわなくてもいいんです。大丈夫か?具合はどう?という“いたわりの一言”で心が安らぐのに。前からそう言っているのに、やっぱり薬を飲んだかって言うのです」。ご主人はこう言われました。「渡辺和子さんのCDでよ~く分かった。もう大丈夫。いたわりの言葉を言える」と。その後のことは確かめておりません。

 僕はその場にいながら、同じ人がここにもいると思いました。男性はウルトラマン症候群のようなところがあって解決する手段を優先します。女性は心に寄り添われることを優先するのでしょうね。

 愛は言葉であれ、行いであれ、相手の本当に望んでいることをかなえることだと言えます。相手のことを思って精一杯の言葉と行いをしても、もしそれらが相手が全く望んでいないことであったなら、それらは逆に相手をイラつかせることになるでしょう。

 愛は善意の押しつけではありません。そんな愛は自己満足の愛です。そうではなく愛は相手が本当に望んでいることを満たしてあげることです。では相手が本当に望んでいることって何でしょうか?直接本人に聞くのが一番分かりやすいですね。もしくは「相手が本当に望んでいることは何か?」と自分に問いながら相手と関わっていくことですね。そしてそれが分かったら実践することです。


***参照聖句***
愛は、すべてを完全に結ぶ帯である。コロサイ3章14節

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