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塾なし中学受験は「ゆる受験」か?

最近、Twitterで見たこの記事。

「ゆる受験」について、いろんな意見が飛び交っていますね。
おそらく、具体的な学校名を上げていることが、論争を巻き起こしている1つの要因かと思います。たしかに、実際に通われている方からしたら、「ゆる受験」で入れるお得な学校って言われるのは、腹わた煮えくりかえるくらい怒りを感じるかもしれません。

私はそこまで中学受験事情に詳しくないし(小6のまっただ中だけど)、記事の中であげられている学校名も知っているものが1つしかなかったので、特段、この記事に反応することはなかったのですが、抵抗を感じる方が多かったようで、否定的な意見を多くみました。

ちなみに、記事の中では、「ゆる受験」とは、通塾期間を1~2年に抑えた受験のことを指しているようです。

通塾していない私がこの記事を読んで思ったことは、

「ゆる受験」「ガチ受験」というカテゴリー分けは対立構造をつくるので不要

ということです。

この記事に限りませんが、状況が違う人々の一部だけを見てカテゴリー分けするのは意味がないなぁといつも思います。それどころか、Twitterでプチ炎上しているように、対立構造をうむので悪い結果しかもたらさないのでは?

ただ、炎上すれば、それだけ記事の閲覧数は伸びるので、メディアには良い影響があるのでしょうか?

そのうえで、

うちは塾なしだけど、「塾なしって『ゆる受験』なのだろうか?」とふと考えました。

どうでしょう?

もちろん、既に書いたように、各家庭によって回答はいろいろだと思います。あくまでわがやの例。

結局、ゆるかガチかって、相対的な位置づけだと思います。小4から3年間、通常カリキュラムで塾に通っている子と比較すると、「ゆる」だし、中学受験の勉強をしていない子からしたらけっこう「ガチ」。

だから、絶対的評価で考えると、どちらのカテゴリーにも入れられないというのが結論です。

ただ、長男と中学受験の勉強に取り組んできた2年半は、涙あり笑いあり、試行錯誤を繰り返し、真剣に取り組んできたことは事実です。何度も壁にぶつかって、話し合って、悩んで、やめようかと思って、いろんなことを乗り越えて今に至ります。

勉強時間自体は、中学受験生の統計をとったら少ないほうだと思いますが、だからと言って「なんとなく」で続けてきたわけでもないし、適当に取り組んできたわけでもありません。

長男なりに、必死に頑張ってきました。

真剣に悩んで進んできた2年半。これがわがやの受験です。

同様に、たとえ小6から中学受験の勉強を始めた子でも、いい加減な決意ではなく、毎日真剣に勉強に取り組んでいる子もいるはずです。

それが、たった1つの側面だけで、「ゆる」というカテゴリーに入れられて、非難の対象になることは、とても悲しいと思います。

もっと自由にそれぞれのスタイルにあった中学受験の形が、広がっていけばいいなぁ。




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