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遠距離恋愛の日

12/21って「遠距離恋愛の日」らしい。

この手の記念日って、誰がどこで決めたのか、よくわからんが(笑)

私が「遠距離恋愛の日」の存在を知ったのは今から12年前。当時、まだ恋人同士だった夫と、いつ婚姻届けを出そうかと話していた時に夫が言った一言だ。

「12/21って遠距離恋愛の日らしいよ。この日にしようか?」

夫と私は、私達にぴったりの日だということで意見が一致した。なぜなら、私達は日本とアフリカで遠距離恋愛をしていたから。

かくして、12/21は私達夫婦にとって結婚記念日となった。

先日、無事(?)結婚記念日を迎えて、距離についてふと考えた。思えば、今年は距離について改めて考えさせられることが多い年だったのではないかと思う。

テレワーク
ソーシャルディスタンス
3密

どれも距離が関係している。

「物理的な距離」と「心の距離」

距離には2種類あると思う。「物理的な距離」と「心の距離」。

今年は人と「物理的な距離」をとることが求められた。それにともなって、「心の距離」も離れた人も多かったのではないだろうか。

もちろん「物理的な距離」が離れても「心の距離」は縮まった人はいただろうし、逆に「物理的な距離」が近くなったために「心の距離」が離れた人もいただろう。

「物理的な距離」が近い=「心の距離」も近い、とならないのが人間の難しいところだ。

私と夫の場合

結婚記念日(1日遅れだけど)だから、私は夫との距離について考えてみようか。今年1年を振り返って。

「物理的な距離」は確実に縮まった。テレワークの日が格段に増えたから。ただし、会社よりは近くなったけれど、テレワークの日も仕事が忙しく、ほとんど自室にこもっているので、一緒にいる時間はほとんど増えていない。平日はワンオペだ。

では「心の距離」は?

うーん、難しいところだ。何をもって「心の距離」をはかるのか?残念ながらメジャーが計れるのは「物理的な距離」だけなので、「心の距離」を測る道具がない。従って、距離がどれくらいか分からない。

なんて屁理屈を言っていても、この記事が終わらないので、思うところを書いてみよう。

結論から言うと、去年よりは距離は縮まったんじゃないだろうか。なぜなら「物理的な距離」が縮まったことで、衝突する機会が増えたから。そして、衝突することで、お互いの良い面も悪い面も知ることができたから。ケンカもたくさんしたけど、今の世の中で、この人とは最後まで一緒にいたいと思える。正直、実の親よりも、ずっとずっと私を分かってくれているという安心感がある。それって、かなり近いと言えるんじゃない?

とは言え、これまた難しいのは、「心の距離」はどちら側から計るかによって距離が変わることだ。たとえば、ストーカーの場合、一方からの距離はものすごく近く、他方からの距離は遠い。

目に見えたらいいのにね。そんな眼鏡がほしい。

でも、毎日だったら疲れるだろう。
たまに、「最近やばいかも。今どれくらいかな?」って、半年に1回くらい、その眼鏡をかけて距離を確認できたらいい。そしたら、もっと夫に優しくできるかも?

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