化粧の難しさは数学レベル
以前、「私は洋服に無頓着だ」と書いたので、
今回は、化粧について書いてみたいと思う。
今は子供たちの学校と幼稚園が短縮授業なので、仕事はセーブ中。平日の活動範囲は自宅を中心に半径1kmくらい?えらいせまいな!
そんなわけで、下地にファンデーションを塗るだけの、化粧ともいえない雑なケアしかしていない。会うのはママ友と幼稚園の先生ぐらいだから。
先に結論を言ってしまうと、やっぱり化粧にも無頓着だ。
いや、洋服よりは、頑張ってきたと思う。
はじめて化粧をしたのは、大学生の頃。
今思えば、一番頑張っていた頃だった。
雑誌をみて、研究したり、掲載されている化粧品を購入して試したりもした。でも、実際にやってみても、できているのかどうかよくわからない。アイラインも、目に入りそうで怖いし、ファンデーションも厚く塗ると、自分で恥ずかしくなってしまう。チークも、薄すぎるのか、濃すぎるのか、よくわからん。
結局、面倒くさくなって、研究するのはやめてしまった。最低限のファンデーション、マスカラ、チークだけにしたのだ。
いっそ、化粧をやめてしまおうかと思ったが、「化粧はマナーだ」とどこかで書かれているのを読んでから、「すっぴんは失礼なのか」と思い、「最低限はしなければ」と決めた。
化粧を頑張るのをやめたのが、大学の2年くらい。それ以来、基本的に最低ラインだ。
ただ、社会人1年目の頃、再び「化粧がんばるか!」と気持ちが盛り返してきたことがあった。
自由になるお金が増えて、おしゃれが少し楽しかった頃だ。大学生の頃のように、また雑誌を買って研究した。
しかし、またすぐにあきらめた。面倒くさい。
結局、頑張って研究するほど好きでなかったのだろうし、手先が不器用でセンスがなかったのだろう。平日は忙しくて疲れていたので、週末に好きでもない化粧を研究する気力はとてもなかった。
それでも、「化粧はマナーだ」との思いはあったので、自分なりに最低限のラインはしていたつもりだった。しかし、退社が決まって、自分のためにひらかれた送別会で、同じフロアの女子に衝撃的なことを言われてしまった。
「〇〇さんて、いつもすっぴんでしたよね~」
えぇっっ!
毎朝、時間を惜しんで化粧してた意味なかったんかい!!
「あはは、朝は忙しくて・・・。」と返すのが精一杯だった。
その後、会社を辞め、アフリカでしばらく生活したのだが、
もうここでは化粧なんて日常のルーチンからははぶかれた。毎日、ひたすら日焼け止めだけだ。
帰国後、結婚して年子で子供を産んでからは、一応日本なので再び、最低限の化粧生活に戻った。
そして、現在もそれが続いている。
この先、再び、化粧に対する熱があがることはもうないだろう。そんな予感がする。
改めて化粧について考えると、
私にとっては、ものすごく難しい行為だ。
学校で習ったわけでもないのに、みんなどうしてあんなにうまくできるんだろう?私には数学なみに難しい(数学も大の苦手)。
化粧品売り場に行くと、顔のどの部分に、なにを、どんな順番で使えばいいのかさっぱりだ。
現在、小4の長女もいつか大きくなったらするのだろう。
私よりうまくなることは確実だ。そしたら、教えてもらおうか。あまりに不器用すぎて、匙をなげられるかも。
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