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中学生の夏休み海外短期留学 | スペイン語サマーキャンプ in バレンシア🇪🇸

今年の夏の一大イベント、娘のスペイン語サマーキャンプ in バレンシア🇪🇸

中2の娘が単独でスペインのバレンシアに渡航してスペイン語サマーキャンプに参加してきました。期間は7月末から2週間。先日、無事に帰ってきたので、準備から話を聞く限りキャンプの様子をお伝えしたいと思います。本人は楽しくも大変なことも多かった大冒険、親は緊張の2週間でした。

スペイン以外にも、お子さんを海外へ短期留学へ送り出す家庭の準備にもお役に立てる記事になればと思います。

[準備編] なぜスペイン語サマーキャンプ?

学校の語学選択がスペイン語(とフランス語なことをきっかけにスペイン語が好きになり、Duolingoを350日くらい継続しているのでこれは得意を育てるチャンスかなと。中2で大学受験もまだ先で時間的にも今なら行ける!と決定。せっかくなのでこの夏、何かチャレンジをしてほしいと思いスペイン語のサマーキャンプを探し始めました。

今後もしかしたらインターナショナルカリキュラムを継続する可能性もゼロではないし、その時の外国語はスペイン語選択にする予定なのでそちらも兼ねています。

時間管理や初めて出会う人たちとの共同生活、色々と大変かもしれませんが、今回のキャンプを通じて逞しく成長してくれればと送り出しました。

ちなみにドバイにも色々サマーキャンプはあります!夏休みは自国に帰る人が多いのと、暑さのピーク(最高気温40度超え)なのもあり外のプールさえ暑過ぎる状況なので、夏のドバイは人が少ない。海外から人が集まってくるというよりは、両親が働いているおうちやドバイで過ごす家庭がサマーキャンプを申し込む感じかなと思います。中学生向けの夏期講習のようなアカデミックなのキャンプ情報はなさそうでした。

[準備編] どこのサマーキャンプへ?

Españolé International House Valencia- Spanish Schoolというスペインのバレンシアにある語学学校のティーンズサマープログラムに参加しました!

検索はインターネットで、キーワードは、Spanish Junior Summer Camp in Spainで探しました。

月曜日から金曜日までは1日4時間のスペイン語の授業とアクティビティ、土曜日は遠足、日曜はフリーで夕方バーベキュー。

アクティビティは、シティーツアー、水族館、美術館、プール、ビーチでサーフィンなど毎日大充実。1日2-3時間、夜ゆっくりできそうな感じでした。土曜日の遠足は、モンタナスの渓谷でラフティングへ。

ここに決定した理由は…

・13-15歳向けのサマーキャンプ、16-18歳向けのサマーゲートウェイと2つに年齢枠が分かれていること
・大規模ではなさそうなところ(参加者が多くて目が行き届かず何かあっても怖い)
・マドリッドやバルセロナのように都会過ぎないところ
・娘がやりたがってたサーフィンがアクティビティに含まれていたところ
・どの先生もスタッフも英語でのコミュニケーションが可能なこと
・2024年版のパンフレットありますかと問い合わせをしたら、たまたま日本人と思われるお名前のスタッフさんからお返事頂いて、気になる点を日本語で質問をたくさんさせて頂けたところ。

たくさん質問してお手を煩わせて本当に申し訳なかったとは思いつつ、見ず知らずの土地に子供を送り出す親的には最後の理由が1番大きかったです。

申込後のやり取りも、他のスタッフさんに移るもののとても丁寧で好感が持てました。


唯一気になった点は、部屋にエアコンがない!夜は20度前半に気温が落ち着くみたいだから大丈夫かなと。

スクールに払った費用は以下の通り(フライト代は別途)

登録料 55€
サマーキャンプ 寮 2週間 1.800€
お迎え UMサービス付き  45€
見送り UM サービス付き 125€
合計 2.025€
※2024年のサマーキャンプ代です。

UMサービス利用の場合、離陸を確認するまで空港に留まらないといけないからか、帰りの送迎サービス費が高い。帰りのフライトが朝の6時で、出発が早朝3時くらいでも対応可能かも申し込み前に確認して頂きました。

実はもう1団体検討していたところがあって、そちらは学校のキャンパスの寮を利用したジュニアサマーキャンプ。マドリッド、バルセロナ、サラマンカ、バレンシアでも開催がありました。

日本の窓口もあり、質問もさせて頂いたのですが、表示されてる年齢より2歳年下の10歳から受け入れているそうで、2歳下って小4と中学生が一緒って発達具合に無理がないか?と、せっかくのスペイン語の授業がメンバーによっては遊びになりそうなので見送りました。

参加者数も期間によっては、スペイン国内らの参加者60%も合わせて200名以上とのこと、これは全エリアなのかな?海やプールに引率してもらっても目が行き届かなそうだなと不安というのも。

いずれにせよ問い合わせのやり取りが噛み合ってなかったのかな、疑問が解決しきれなかったので見送ることに。ただインスタ見てるともう一つのスクールもとっても楽しそうなんですよね。街に自由に遊びに行ける感じじゃなかったからこっちの方が安全だったかもなと思ったり。

[準備編] フライトの予約とUM Service(Unaccompanied minor) の手配

キャンプの申し込みが終わったらフライトの手配を開始。私がバレンシアまで送って行こうかとも思ったのですが、2週間も一人で海外を彷徨うのもなんだか変な感じなので、UM (Unaccompanied minor) Service、もしくはアナカンサービスと言われている、未成年向けの航空会社のエスコートサービスを利用して、渡航してもらうことにしました。空港からアコモデーションまでのピックアップサービスもスクールが手配してくれます(もちろん有料です)。

チェックイン以降、搭乗、乗り継ぎ、入国審査、お迎えの人への引き渡しをエスコートしてくれるサービスです。

まずは航空会社がUMサービスを提供しているかの確認。

今回はスイス航空利用で、ドバイ▶︎チューリッヒ▶︎バレンシアと飛ぶので利用可能でした。全ての空港の乗り継ぎが対象ではないのでチケット予約前に要確認です。
また同じグループのルフトハンザは乗り継ぎがあるUMサービスは提供されていないとのことまた乗り継ぎ時間の制限(12時間以上はNGったかな)もあるので、乗り継ぎの時間も考慮する必要があります。遅延や空港内の移動も考えて3時間確保しておきたいですよね。

12歳~17歳のお子様で、UMサービスをご予約されていない場合、フライト運航状況の乱れ(乗り継ぎ便の欠航など)が生じた際に特別なサポートを受けられませんと記載があったので、そういうケースも考えてUMサービスは必要だなと思います。

英語の電話でチケット予約して、UM Serviceの手配は面倒だと思い、日本の窓口で予約を開始したものの30分かかっても予約が完了せず、オンラインチケット取ってから、UMサービスの予約でよいですよと言われて、空き状況も教えてくれたのでオンラインでチケットを買うことに。

その後、窓口の営業時間の関係で今度はドバイのスイス航空の窓口に電話して、メールで所定のフォーム(旅程やピックアップドロップオフする人をなど詳細を記載)を送るようにとメールアドレスを口頭で伝えられ、キチンと聞き取れたのかドキドキしながらメールをすると、UMサービスの手配完了。

渡航3週間前くらいにドライバーさんの情報が送られてきたので書類を更新&連絡する作業も発生しましたが、事前準備はこれで完了。

当日は印刷したフォームを4部×2区間分×往復分を印刷して持たせます。

フライトチケット代の他にUMサービス代を支払ったのですが、乗り継ぎありの2区間だからかチケット代の80%くらいのお値段になり…正直あと少し払えばで二人で往復できるなと思ってしまいました。

[準備編] Consent Letter for Children Travelling Abroad (子供の渡航同意書)の作成

渡航に関してパスポート、フライトチケットが必要なのは当たり前ですが、トラブルがあった時用に準備した書類がこちら。

1) Consent Letter for Children Travelling Abroad
Government of Canadaのサイトにあるテンプレートへのリンク貼っておきます。一から作るのは大変なのでこちらをワードに読み込んで加工して作成しました。
入国審査を受ける国によっては公証人のところで両親署名が必要と記載があったりもするので要確認。ちなみにJALのサイト曰く、公証人のところでサインが必要と記載があったですが、今回はスイスで入国審査だったので持っておく方がベターだけど不要とのことでした。シェンゲン協定で一番最初に入国した国で入国審査を受けるそうです。サマーキャンプ先に確認してもスペインの入国に公証人のところでサインした書類が必要とは聞いたことないとのことで真偽が分からないままでした。

2) 戸籍謄本の英訳コピー(Birth Certificate代わり)
UAEのVISAの時に取ったコピー。上記の書類の親子関係を証明する書類として。

3)パスポートとIDのコピー
本人、両親分

※1)〜3)までをホチキス留め。1)の書類に記載の名前の親子関係を2)と3)で証明するため。

4) eTicketコピー/フライトの予約確認のページコピー
往復の予約が取れてることが分かる書類。本当はeTicketがよかったのに、スイス航空はチェックイン後に出るのね。

5) サマーキャンプの予約確認書
渡航目的が分かるもの。

入国審査で困ったらドーンとこの書類の束を渡しなさいとリュックに入れて持たせました。念には念をいれて、クラウドにも上げておいてリンクをシェアして持って行かせました。ま、全然要らなかったみたいですが、単独渡航だもの、何があるか分からない。

[準備編] 海外旅行保険

スクールでも保険はかけてくれてたのだけど、念のため自分達でも。いつも使ってる携帯電話のキャリアがローミングと一緒に販売しているもので、カナダ&アメリカを除く地域で2週間で3000円少々。悪くないかと。2週間、親の管理下外だもの。万が一のため、証書のコピーも持たせました。使わずに済んで一安心でした。

[準備編] VISAプリペイドカード『かぞくのおさいふ』

ユーロを現金で持っていくのはもちろん。その他の支払い手段、大人ならクレジットカードなのですが、13歳はクレジットカードは作れない&中学生に安心して持たせられて海外でも使える電子マネーはないのかと探していて発見した三井住友カードからでている、VISAプリペイドカードの『かぞくのおさいふ』です。我が家は1年ほど前から持たせているのですが、今回も活躍してもらいました!中高生らしいというかスマホだけ持ってApple Payで支払いです。

プリペイドカードですが、使い方はVISAが使えるところならクレジットカードと同様に使えます。ただしATMで現金は引き出せない。

アプリを使ってオンラインでチャージしてあげられるし、Apple payにも入れられてお財布レスになるし、即利用通知も来るし、国内外でも使えます。外貨決済の手数料の割合がクレジットカードに比べて高く、この円安もあって損ではありますが、クレジットカードと同様に使えるので、修学旅行とか留学とか海外旅行とかにもおすすめです。万が一落としてもアプリから停止できますし、入金分しか被害ないのも安心ですね。

結局、出かける時はスマホだけ持ち歩き、Apple Payに入れたかぞくのおさいふで決済してて、使ったのは約36000円。レート悪いから200€少々かな。利用通知がピコーンと届くので、スマホ落としてない&元気にやってる確認になりました。

と思ったら現金も70€くらいもなくなってて、電池切れてた時使ったと。ねぇ使い過ぎじゃない?どっかで落とした?お金を3ヶ所に分けておいて良かった。2ヶ所は手付かずでした。

昨年『かぞくのおさいふ』について書いたnoteも貼っておきます。


MasterCardの『キャッシュパスポートプラチナ』というプリペイドカードは、入金時にドルやユーロといった外貨建てで入金できて、入金してある外貨で決済する際の手数料がないようなので、こちらももゆくゆくは作りたいなと考えています。1枚のカードに9通貨を保有できるマルチカレンシーカードで、渡航先に合わせて9つの通貨(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル)で残高を保有できるそう。現金の引き出しもできるので、長期留学や海外をよく行き来する人はこちらの方が使い勝手が良さそうですよね。

[準備編] パッキングリスト

海外あるある。パンフレットにある持ち物リストが完璧じゃない笑

ランドリーも使えるとのことで1週間分目安に用意していきます。サムソナイトのやや大型69cmのスーツケースに詰めていきます。(縦横高の合計147cm/80ℓ)すぐそこにモールがみたいな都会じゃない&女子なので多め、行きは21.3kg、帰りはエクスパンドしてきて21kgでした。

パッキングリスト(スーツケース1コ)

・半袖&ショートパンツ 7セット ※日中32度くらい
・スポーツウェア 1セット
・長袖&長ズボン 1セット ※早朝22度くらい
・下着類 7セット & おりものシート 14日分
・パジャマ 4セット ※2日ずつ着れるかな
・靴下 7足
・ビーチサンダルとサンダル

・薄いバスタオル 3枚 たぶん借りられる
・髪の毛用のタオルキャップ 4つ 足りないから洗う
・洗顔用タオル 7枚

・海水浴&プールセット(水着、ラッシュガード、ビーチタオル、ゴーグル、ウォータープルーフの日焼け止め)
・サングラス

・ドライヤー(海外用)
・衛生用品(シャンプー、トリートメント、ボディソープ、洗顔フォーム、歯ブラシセット、化粧水、保湿クリーム、ニキビケア、デイリーの日焼け止め、ブラシ、髪ゴム、ネイルファイル)
・コンタクトケア用品   ナイトコンタクトしてます
・ティッシュ&予備の生理用品

・洗濯用品(ペン型の染み抜き、ランドリーネット、カラーキャッチャー、ハンガー、ピンチ)

・プールバッグ、防水バッグ(シャワーに行く時用)
・洗濯する服を入れる袋など

・ユニバーサルトラベルプラグ(USB-AとUSB-Cのポート付きだと完ペキ)
・スマホとパワーバンクのチャージャー
・筆記用具
・アクセサリー

・水筒
・サプリメント(ビタミン&ミネラル) 偏食対策
・常備薬(虫除け、ムヒ、傷薬、バンドエイド、風邪薬、咳止め、整腸剤、蕁麻疹の塗り薬、ステロイドのクリーム、目薬)
・シリアルバー&お菓子
・ペットボトルの水 3本 & ティーバッグ 到着してすぐ水買えないことがあるので、スーツケースにペットボトルの水を入れて持っていきます。ティーバッグは単にお茶が好き。

パッキングリスト(自分)

機内持ち込みのリュックには
・準備した書類
・歯磨きセット・マウスウォッシュ
・リップ&コンタクト用品
・パワーバンク&タイプAの充電ケーブル(機内で充電できる)
・使い捨てのスリッパ
・タオル
・ウェットティッシュ、サニタイザー
・お菓子 -  UMサービスラウンジで食べる用
・緊急連絡先のカード
を入れます。
開けられないように、ナンバーロックもつけます。

肌身離さないサコッシュには
・パスポート
・ボールペン
・スマホ ストラップをつけてカラビナでサコッシュに引っ付ける
・現金とプリペイドカード ループ付きのケースで
・ティッシュ
・緊急連絡先のカード
あたりを。

こちらはカラビナで閉めて簡単に開かないようにして極力服の下へ。

フライトの時の服装は、機内は冷えるので夏でも必ず長ズボン、上着をカバンに入れます。その上にブランケットを着ても寒いことも。

持ち物にはAirTagを付けて居場所が分かるようにします。位置情報は本人と両親で共有して見られるように設定しておきます。スーツケースにもAirTagを付けます。

結局、色々用意周到に揃えたけど、蚊がたくさんいたーと言うくせに、虫刺されの薬とか虫除けが入っていたことを忘れてたりと使いこなせてなかったけどね。

[サマーキャンプ編] フライト

いよいよ出発当日。日曜日のAM1:15発の便なので、土曜日の21時に自宅を出発。

なんとフライトシステムのアップデートのバグで、世界規模のシステム停止による大混乱が起こった翌日。1日ずれててラッキー、通常運行でした。

スイスインターナショナルエアラインズのチェックインカウンターに行き、パスポートとUMサービスの書類提示すると、親のIDを確認されてエスコートしてくれるお姉さんが来てくれて、すぐに出発ゲートへ。

お姉さんと一緒に入国審査▶︎UMサービス用のラウンジで待機▶︎機内へという流れで出発。UMサービスのラウンジは、全くラウンジの外に出してもらえず、お菓子などはなく水のみだったそう。あれま。お菓子とか軽食を持たせれば良かったかな。

そして約7時間後チューリッヒ到着。シェンゲン協定加盟国で一番最初に入った国で入国審査を受けるので、スイスで入国審査を受け、バレンシア行きのフライトに乗継のため、またまたUMサービス専用のラウンジへご案内。

到着から30分足らずでここまで移動していたので、かなりスムーズ。入国審査の200人くら並んでる列を横目に、優先レーンで通過したそう。

チューリッヒのラウンジで2時間ばかし待機して、バレンシア行きのフライトへ案内され(フライトの時間を勘違いされてて娘が今搭乗時間じゃない?と聞いたそう汗)、また到着するとスクールが手配したドライバーさん(タクシー会社の人)に受け渡しまでUMサービスのエスコートが着きました。特に引き渡し完了の連絡はありません。

スクールからタクシー会社の人の携帯番号教えてもらっていたので、Whatsappで飛行機on timeで離陸したからピックアップよろしくねと連絡を入れておきました。別便で到着のお姉さん(別レジデンス)と一緒にピックアップだったそうです。

ちなみにタクシーのおじちゃん、スペイン語オンリーで単語しか分からなかったそう。サマーキャンプでのスペイン語習得に期待。

帰りはスクールの人がチェックインまで付き添ってくれました。行きと同様、UMサービス専用ラウンジは、食べるものもなく、入ったら交渉してもお菓子買いに行ったりは一切させてくれず、完全に軟禁状態らしいです。

帰りのフライト、プラグアダプターとケーブルを引っこ抜いてそのままリュックに入れてきたら、ラウンジで充電できてラッキーだったけど、隣に座ってたお兄さんに僕も充電していい?って言われて貸してあげたーと。USB直挿ししてたからコンセントこ方空いてたらしい。隣の子、知らない人に貸してって言えるの逞しいよね。

帰りのフライトは、徹夜で乗ったので全区間ほぼ爆睡。空港への車のピックアップが3時半だったので、前日門限の23時まで外出してて、そのあとシャワー入って、寝たら寝過ごすと思ってそのまま起きてるのをチョイスしたらしい。
バレンシア→チューリッヒ間は離陸前から寝てたし、チューリッヒ→ドバイ間は、機内で一瞬起きてマシュマロみたいなお菓子もらって食べたけど、また寝たと。トイレも行かなかったと。

一人渡航、本当によく頑張りました。お疲れ様!!

[サマーキャンプ編] レジデンス/寮

ホストファミリーという選択肢もあったのですが、迷わず寮にしました。13-15歳向けのレジデンスはスクールから徒歩6分。

娘の部屋は、女子4人部屋。
部屋は男女別室で、基本的には男女で別フロア、人数の関係で部屋が同じフロアであってもシャワーやトイレは別フロア、寮には管理人が常駐との説明でした。

エアコンなし、天井にファンありだけど…kind of working hahaha..., yah kind of....と後ろからも同意の声も。ルームメイト達はEnglish Speakerのコだったよう。お昼過ぎの到着で気温32度、別にそんな暑くない、大丈夫だよと。割と空気が乾燥してるのかなと思いきや、もう一度連絡したら、気温が上がって、移動でめっちゃ疲れたし暑くて耐えられないと。フライトで履いてきた長ズボンを短パンにすべし。

お風呂とトイレは共用と書いてあったのが、部屋で共用かなと予想していたのですが、フロアにシャワールームとバスルームが別であったそうです。

ランドリールームもあり、タオルは貸してくれるそうで、3日目のプールの後にタオル洗わねばと初洗濯してました。一応1週間分持って行ってるから、日曜までは服があるのだけど、さすがに1週間分は溜まるもんね。

ここまでが現地から電話で聞いてた内容。

帰ってきて一言、レジデンスが地獄みたいだったわと。

トイレはオシッコとうんちまみれ、共同のシャワールームは砂と髪の毛が至るところに、シャワーは水だし、部屋の床は汚れていて一歩でも裸足で歩こうもんなら足の裏真っ黒、ベッドは固いし、毛布はペロペロで明け方寒いし、そもそもベッドに人が外行った服で座るから汚いし、シャワー用にタオル2枚くれたけど交換はない上に誰かに持って行かれて消えたと。そもそも掃除入った日、シーツも交換してくれてないんじゃないかな?、衛生的にキツ過ぎたと。

学校のスクールトリップにも行かせてたけど、ここまでの文句聞いたことなかったな。嫌なヤツや変なヤツがいるのはどこ行ってもで、人のあれこれは想定内だしまぁ許せるけど、この不衛生さは2度とごめんだそう。個人の許容範囲はあれど汚かったんだろうな…

[サマーキャンプ編]サマーキャンプの生活

Overall it was fun!!

体調も崩さず、ケガもせず、大きな無くしものもせず元気に帰ってきました!それが1番!

スペイン語クラスは学校で習ってないことを習えて良かったし、授業も楽しかった。アクティビティも楽しかった!お友達もほとんど良い子でだった!朝もちゃんと起きて授業行けた!(一回遅刻したけど)。食事もまぁ食べれた(朝は起きるの遅くて食べれないこと多かったけど)。

気の合う、仲良くなったお友達と楽しく過ごせたの何よりも素敵な体験だったそう。笑い転げた話とかお友達との一つ一つエピソードを聞くと、本当楽しかったんだろうなぁと。

ちなみに娘の学校は共学なのだけど、男子と女子には見えない壁があって、普段から一緒に行動したりすることはなくて、必要最低限しか話をしないらしいのだけど、キャンプの子たちは男女一緒にグループで出かけるのもいつもない感じだったわと。道に酔っ払いとかいた時に男子いると安心だったみたい。

本番はここから。また帰ってきてからの事後報告、レジデンスが最悪だった!!の続き。

お酒とタバコ。
イタリア人とドイツ人の女の子2人が街でお酒とタバコを買ってきてレジデンスで飲酒喫煙。
13-14歳なんだけど…部屋は電子タバコの甘いラズベリーの香りになり臭い、その子達が夜は3時まで酔って騒いで寝れない日が何日があったと。そういうの本当にやめてくれ、迷惑だ、いい加減にしろと強く抗議したけど、あれは本当酷かったし怖かったわと。あまりに酷いから娘含め他のみんなは別部屋に避難してUNOしてた日もあったわと。みんなその二人には腹を立てていたそう。

これは…きちんと監督してよ!!というか、お店も売るなーー!!

お酒やタバコとの距離感というか文化の違いも大きいのかなとも思いますが、普段タバコを吸う人も正気を失うほどお酒を飲む人も全く知らない娘にはかなり刺激の強い社会勉強になりました。新しい怖い世界を見てしまったと話していました。

4人部屋だったのが、最終的にみんな帰って2-3日一人部屋になって最後は快適だったけど、アクティビティで疲れ過ぎてしんどかったり、24/7一緒の共同生活はストレスが溜まりキレそうになったことも多数。 

本人は全然気にしてないというか良くないことに気づいてないんだけど、泥酔した子の介抱をしてあげてた男の子がいて…と。ん?話の流れで男の子が部屋に入ってきてるのも分かって…このレジデンス問題ありじゃない?

本当きちんと監督してよ!!

娘が傷つくようなことにならなかったのは何よりだけど、メンバー次第ではもっと酷いことがあってもおかしくなかったと思うの。このことはきちんと抗議をしようと思います。

ちなみに、初日からよほど良い雰囲気で早急に打ち解けたのか、お昼にラザニアみたいなのが出たけどママのと全然違ってランチが口に合わないみたいなメッセージが来た後はこちらから連絡しないと音沙汰なし。食べられるものを食べるように言ったけれど、結局、朝ご飯は間に合わず、夜は自由時間にお友達と出掛けておやつやらジャンクフードやらをたくさん食べてたりしてたようです。

娘は寝ると全然起きず、特に朝起こすのは大変…スッと起きてくることはほぼないのに朝起きて授業行けてたのは奇跡。

ざっと聞く限り参加者は、ヨーロピアン(ドイツ人、ブルガリア人、イギリス人、オーストリア人、フランス人、イタリア人、オランダ人)、アメリカ人、中国人、ロシア人あたりかな。オーストリア人の子2人と仲良くなっていつも一緒に行動していたそうです。ちなみに日本人とブルガリア人のミックスの男の子がいて、愚痴とか聞かれたくないこと日本語で話すことになったんだけど、日本語が全然出てこなくて結局英語で話したと。お願い、日本語忘れないで。

夏休み、家で何もしない2週間よりは行った方が何倍も良かった!また同じところに来年も行きたいか聞いたら、もう十分だと。点数は何点くらい?いやポジティブとネガティブが両極端に混ざり過ぎて今は判断できない、いや、どうやって2週間やり過ごせたのか自分でも謎だというか感想でした。
いずれにせよ良い経験だったと、結果的にポジティブ寄りかな。

写真たくさん送るねーって言って出掛けたのに、結果一枚も送られてこなかったから、充実してたのか気忙しかったのか、めんどくさかったのか、ま、娘らしくて何とも。ずっと話を聞いていたら、あまりの非日常感に圧倒されていたのかなと。
変なコもいたし、上記のトラブルの子もいたし、合う合わないはあるけれど、ほとんどがとても楽しく良い子たちがたくさんだったのは確か。

[サマーキャンプ編] スペイン語クラス

スペイン語のクラスは毎日9:30-13:30の4時間。間で休み時間あり。週20時間、2週間で計40時間。

ペーパーとスピーキングのレベルチェックを受けて決められます。1年ちょっと頑張ってきた娘。じゃーん、A1レベル。ま、そうよね。初日、さにこの内容はY7の最初にやったわ!って内容だったらしく、クラス1つ上に変えてもらってました。がんばれー!

帰ってきてからもうちょっと上のクラスも大してやってること変わんなかったよと。本当かな?

2週目からは1コマあまり相性の良くない先生に当たったらしくて、急激につまらなくなってしまったみたいでした。

やっぱり世界の共通語の英語が通じてしまうと、スペイン習いに行っても英語で話すことになっちゃうのかな。英語はC1レベル、スペイン語A1レベルで格差あり過ぎて、スムーズなコミュニケーションをするためにはお友達とは完全に英語だった様子。一部の子をのぞいて、ほとんどの子が英語は話せたようです。ドイツ語のネイティブの子たちがドイツ語で盛り上がってた時も、今英語にするからねーと仲間に入れてくれたみたい。

生徒たちをサポートするメンターのお姉さんにステキな人がいて、お姉さんは英語を話さないから、彼女とスペイン語でコミュニケーションを取るのをオーストリア人の仲良くなった子たちと頑張ったんだーと。ちゃんとスペイン語でも話してて良かったた♡

[サマーキャンプ編] 気になったこと

金曜日と土曜日は23時まで外出できちゃうこと。親がリクエストして制限することもできるけど、一人だけお留守番も微妙になりそうなので、必ず友達と複数で出かけるように言い聞かせて制限はあえてつけませんでした。そもそも日没は21時ごろ。ショッピングできるお店も21時とか21時半には閉まるから、門限21時半でも良いのではないかなと。お友達と話すならレジデンスでお菓子食べたりジュース飲みながら話したら良いと思うのよ。まぁ親のいないお出かけは楽しいよね。

レジデンスの一番の問題は、部屋でのタバコとお酒を飲んでいた子がいたこと。二人とはいえ、これはスクールやレジデンスの監督不届だと思う。

スペインは18歳から飲酒喫煙が合法らしいんだけど、娘のレジデンス13-15歳からなのよ。違法だし。彼女たち一度注意を受けるも、帰宅はさたりはせず、結局何度か悩まされるハメに。海外は飲酒喫煙ができる年齢が早い国もあるから、高校生や大学生ではあるだろうなと思っていたけらど、まさか13歳でこの問題を目の当たりにするとはとてもショックでした。いくらなんでも早過ぎる。

娘は、問題のありそうなコやイジワルなコを察知する第六感が鋭くて、自分からサッと距離を置くタイプ。醜態を見て、あんなのコリゴリだと思ったようだけど、これからもそういうのが格好いいと思わず自分から離れる判断が出来ますように。

普段イスラム圏、特にドバイで生活すると、正直イスラムの文化にいかに守られてるのだと思う点もたくさんあります。

お酒が簡単に買えないこと。飲食店でも許可を得たレストランでしか飲めないので、飲んだくれが暴れていたり道に落ちてることもない。未婚の男女の性交が認められてないこと。女性の肌の露出が控えめ。裕福な国でブランド品を持って歩けること。セキュリティカメラが至る所にあってチャックのない鞄でスリに合うことも滅多になくブランドバッグで席取りができてしまうくらいなこと。スマホをお茶してる時机の上にポンと置いておいてもスッと持って行かれることもない(どこも店内余裕があるスペーシングなのでそんな近づかれたら明らかに変)。そもそも道を歩いてあんまり移動しない。ビーチ周辺とかそのスーパーまでとかメトロの駅までとかくらい?普通に生活する分には、電車で痴漢に遭ったり夜道を付けられたりすることもなく、ある意味日本より安全なのではないかと。その違いはキチンと認識してほしいなと思います。

まとめ

帰ってきてから話を聞くに、サマーキャンプ行かせて本当良かった!と全てを肯定することはできないでいるけれど、娘なりに問題行動とは距離を置き、仲の良い友だちと楽しく過ごせたので、ヨシとします。

一人で飛行機に乗って旅をしたこと、親元を離れて、初めて出会う人たちと24/7ずっと一緒の共同生活、時間管理や物の整理整頓、今回のキャンプを通じて逞しく成長したと信じたいです。結果はもう少し経ってから分かるかな。意外と変わらないかな。

来年は日本に本帰国しているかもしれないし、また色々考えて決めたいなと思います。

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