少し、愛が深まった瞬間のこと
読んだ本を紹介するnoteを初めて3週間が経ちました。紹介自体は平日にだけやっているので15冊の本について書いたことになります。(イレギュラー更新もあるから15冊じゃなかった、ごめんなさい)
まだたったの15冊かあ、が正直の感想です。この期間に読んだ本の数に対して、書いている冊数がぜんぜん釣り合ってなくて、改めて書くことって時間がかかるし、大変だなあと実感する日々。
でもこれだけしか書いてなくても、最近ほんの少しだけ気づくことがあったりしたので、忘れないようにメモしておこうというのが今日の日記です。
先週のnoteに書いたMOEチャレンジ。
雑誌『MOE』に書いてあった、おすすめの児童文学作品を全部読んで、それをnoteに書いていく挑戦(?)なんですけど、読んだものに対して感想を書くのだから他の本となんら変わりないのでは?って最初は思ってたんです。
児童文学自体を読むこと自体は普段からやっているし、読んだ本をnoteに書くのも始めたし!って。
だけど、長く愛されている作品は1900年頃に作られているものも少なくありません。もっと古いものもあるかも。
当然、わたしが生きてきた時代とは常識も文化も違っていて、それをわからずその物語に対して「たのしかったー!」ってただ、書くのは失礼なのでは?って思うようになってきちゃったんです。
いや、本は単体として楽しむものなので、それだけを読んで感想が出てくるのは全く問題ないし、あるべき姿だとは思うんですけど、わたし個人の気持ちとして、歴史的背景がわかってくればもっと深く味わうのでは?と思うようになってきました。
さらにいうなら、書いたときの作者の状況や環境も知ることができればもっともっと楽しいはず……とまで、考えるように。
もっと勉強することがあるなあ…と悶々と作者さんのことを調べているうちに「そういえばこれ『のだめ』でやってた!!!!!!」と進研ゼミ体験までしてしまいました。
のだめちゃんがベートベンは堅苦しいからすきじゃない、と言ったときに、当時の作曲家たちがどんな場所にどんな風に住んでいて、どんな心境でこの曲を作ったのか、そういう背景まできちんと知るといいよ、と千秋先輩にアドバイスされるシーンがあるのですが(むちゃくちゃざっくりの説明でごめんなさい)そこまで深く理解してこそプロなんだなあと当時は深く感動したものでした。
気になるトピックはとことん!のをたく気質なのもあるかもしれませんが、ここまで思えるくらいには本一冊一冊と向き合えるようになれたんだなあと少しだけ、好き度が深まった瞬間でした。
まあnoteはわたしが勝手にやっているだけなので、のだめちゃんとは立場が雲泥の差なのですけども。
一人ひとりの歴史や状況を知ることは難しいかもしれないけど、せめてその時代に世界で何が起こっていたのかくらいは、すぐに頭の中で浮かぶくらいには、もう一度歴史をさらおうと思う日曜日の夜。
もっともっと新しい世界を知るために本を買いたいなあと思ってます。