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TimeTreeのビジネス&プロダクト部門が取り組むプロジェクトと課題について聴いてみた!
2023年6月から新たにいくつかのチーフ・オフィサーを設置して組織体制を強化。ビジネス部門、プロダクト部門それぞれで就任したチーフビジネスオフィサー(CBO)/チーフプロダクトオフィサー(CPO)を中心に、新しい体制でTimeTreeの事業開発とプロダクト開発を進めています。
ビジネス部門、プロダクト部門がそれぞれどんなミッションを掲げて、どのようなプロジェクトに取り組んでいるのか。PdMメンバー中心にくわしく聴いてみました!
話を聴いたメンバー
![](https://assets.st-note.com/img/1686648430515-Tj936KVZNP.jpg?width=1200)
🍋ビジネス部門
CBO
- Oscar
PdMチーム
- Rio: 2023年4月リリースの新規事業TimeTreeギフトを担当
- Mee: 広告事業 TimeTree Adsを担当
- Charlie: 役立つ情報をアプリ上でマッチングさせる新規事業開発を担当
- Zara: Charlieと一緒に新規事業開発を担当
🥤プロダクト部門
CPO
- Anju
PdMチーム
- Mark: アプリ全体のサービス改善を担当
- Mela: Markと一緒にアプリ全体のサービス改善
- Bruce : Web版TimeTreeを担当
チームのミッションを教えてください
🍋ビジネス部門
「サービス資産を活かしたビジネス創出」
TimeTreeは世界4,500万ユーザーが累計70億件の予定データを登録して、家族や恋人など身近な相手と繋がっています。ビジネスDivは、この大きなTimeTree資産を活かして世の中に新しい価値を生み出す「TimeTreeらしいビジネス」の立ち上げと成長にコミットするチームです。
🥤プロダクト部門
「顧客価値の最大化とグロース」
プロダクトDivでは「顧客価値の最大化とグロースを担う」ことにフォーカスしています。ユーザーが生活の中で直面する課題を見極め解決することでユーザー価値を最大化していきます。プロダクトDivはその本質的な価値に着目し、より必要とされるより頼ってもらえるようなプロダクトを実現していく部署です。
最近の取り組みを教えてください
🍋ビジネス部門
世界初のカレンダーソーシャルギフト「TimeTreeギフト」
世界初のカレンダーを活かしたギフトサービスの立ち上げに取り組んでいます。2023年4月にMVPをリリースしたばかりです。KPIやコンバージョンファネルとにらめっこしながら、体験を改善しつつコア仮説「予定からギフトを想起して贈る」の検証を進めています。
フォーカスするKPIごとに施策を企画→効果検証→施策優先度の調整を繰り返しています。PRD(プロダクト要求仕様書)をつくってチームで議論しながら開発を進めています。新しい機能をこれからどんどん実装する予定です。
予定に訴求できるTimeTreeならではの広告「TimeTree Ads」
TimeTreeのアセットを活かした新しい広告メニューの開発に取り組んでいます。ユーザー目線では、予定を確認するために毎日アプリを開きます。一方で事業社目線では、ECのセール開始日、新商品発売日、父の日など記念日など特定の日付に広告訴求したいシーンが数多く存在します。
これらを組み合わせ、日程を意識するモーメントで文脈に沿った訴求ができるというコンセプトの新しい広告メニューを開発中です。
予定×最適な情報のマッチングプラットフォーム「TimeTreeレコメンド」
TimeTreeの資産を活かした新しい事業を創造するための取り組みを進めています。現在はユーザーが登録している未来の予定データに対して、最適なサービスへ誘導するマッチングプラットフォーム「TimeTreeレコメンド」をMVPから開発しています。
マネタイズを強めることが主な目的ですが、ユーザーへの提供価値をさらに強めるためにはどうしたらいいかを日々考えて、仮説や体験の設計を進めています。
🥤プロダクト部門
「自分の予定を決める」をもっとなめらかにする
予定を決めることは多くの人と相談や調整をしたうえで成り立ちます。たとえば、「○日に友人と会う」と予定を入れたいけれど、子供の世話をパートナーに頼めるかな? など。そこで現在「自分の予定が決められない」を課題に定めて、その解決に向けた取り組みを進めています。
予定を決める過程で多くの障壁が存在して、予定を決めるまでに時間がかかっています。その障壁をサービスでも取り除き、チームミッションにも掲げている「クローズドなグループの行動と関係を円滑にする」の”行動”部分を円滑にしながら、ユーザーにより良い毎日を過ごしていただけるようにしていきたいです。
ミスコミュニケーションによる予定の摩擦をゼロに
「予定のすれ違い」というテーマをもとに、TimeTreeでカレンダーを共有しているパートナーと、よりスムーズなコミュニケーションを実現するためのサービス改善に取り組んでいます。
TimeTreeを利用し始めて「言った言わない問題」がなくなったというお声をいただく一方「予定がダブルブッキングしてしまった」などの問題を抱え続ける方もいらっしゃいます。そういった予定のすれ違い課題を抱える方のために、予定のやり取りを当たり前にし合える仕組みを作ることで、皆さんの生活をもっと過ごしやすいものにしていきたいと考えています。
Web版だからこそ提供できる価値をつくる
Web版TimeTreeは今まで改善のリソースを十分に割けていない領域でした。そこで2023年4月ごろからテコ入れを実施。本格的にチームを発足して現在はユーザビリティの改善、アプリ版にある機能の実装などのサービス基盤整備を推進しています。
また、中長期のプランニングも並行して進めて、アプリ版とは異なるユーザー層 / ユースケースを持つWeb版TimeTreeにどのような機能が求められているかを、ユーザーリサーチで日々探索しています。
取り組んでいる領域の課題を教えてください
🍋ビジネス部門
TimeTreeギフト
TimeTreeギフトには3つの大きなチャレンジがあります。ひとつ目は、ビジネス面で共有カレンダーという資産を活かして大きなビジネスを立ち上げることです。
ふたつ目は、既存の共有カレンダーの体験に馴染むプロダクト作りというチャレンジです。TimeTreeギフトは、身近な人に温かい気持ちを届けるというミッションを持っており、このミッションを大切に、既存のカレンダー共有体験に溶け込む体験作りにチャレンジしています。
最後にECプラットフォームを作るチャレンジです。TimeTreeでは始めてのEC事業で、商品選定や商品開発は始めてのチャレンジになり、課題もたくさんあります。
TimeTree Ads
まずは、新商品に対する顧客の解像度を上げることが課題です。実際に対象顧客の元に足を運び顧客の声を拾い続けながら、解像度を高めていくことが必要です。
つぎに、新商品のプロダクトは提案段階では仮説の塊のため、顧客ニーズの視点と、商品の数値結果(KPI)の視点で評価して本当に価値があるのかどうかを実証することが必要です。結果が見合うものになっていなければ、なぜそうなっているのか?(Why so?)の視点で仮説を打ち立て、さらなる改善のPDCAを回していくことも大事になります。
TimeTreeレコメンド
ユーザー価値の追求とマネタイズを両立することがチャレンジです。共有カレンダーでマネタイズしているサービスは世界にも例がなく、直接的に参考になるようなサービスがありません。その中で、ユーザーのどんな課題を解き、それに応じて収益を発生させる仕組みを作れるかの仮説をたくさんつくり、順序立てて検証していくことが必要だと思っています。
また、ユーザーとプロダクトの接点をより濃くしていくことも課題です。TimeTreeは起動される頻度が高い反面、予定確認の用事が終わったらすぐに閉じられるアプリです。ビジネスを成功させていく上では、もっとTimeTreeのユーザー価値を高めて、ユーザーとプロダクトとの自然な接点を醸成していく必要があります。今その糸口をみんなで探しています。
🥤プロダクト部門
アプリ版TimeTree
プロダクトをシンプルにして機能などの認知負荷を下げる挑戦をしています。TimeTreeは2023年3月にユーザー数が4,500万人を超えるプロダクトになりました。その過程で多くの機能が実装されてきましたが、ユーザーに100%認知されている機能ばかりではありません。つまり、多くのユーザーにとっては利用しない機能が認知負荷になっています。現在、その認知負荷をできるだけ下げていくことが求められています。
また「予定共有」そのものの価値をユーザーに根付かせることもチャレンジポイントです。TimeTreeはパーソナル×共有という独自のポジションを確立しているカレンダーアプリです。私たちはパートナーと普段の予定を共有することで、もっと楽に予定を管理できるようにしたいと考えています。
ですが予定を共有することの価値を実感し、パートナーと当たり前に予定を管理するまでにはハードルがあると感じています。「パートナーと一緒に予定管理をするとこんな良いことがあるんだ」と実感してもらうために何が必要なのか私たちもまだわかりきっていません。その不確実性の高い中でも「予定共有」の価値を多くの方に実感していただくためには、絶えずソリューションを提供していくことが必要だと感じています。
Web版TimeTree
Web版の認知を高めてアプリ版に遜色ない機能拡充を目指しています。TimeTree = アプリのイメージが強く、インタビューで聴いてもWeb版TimeTreeを知らないケースがまだまだあります。ただWeb版TimeTreeのニーズや機能要望は一定数あるので、これからそのご要望に応えるために開発を進めていきたいです。
今後チームにより求められること、必要なことを教えてください
🍋ビジネス部門
Rio(TimeTreeギフト PdM)
TimeTreeギフトはまだ立ち上げたばかりのサービスです。仮説検証を繰り返しながら、顧客への価値提案をアップデートし、市場受容性の高い価値を見つけ、TimeTreeらしいギフトサービスの形を見つけることが目下の課題です!
Mee(TimeTree Ads PdM)
仮説検証を粘り強く、スピード感を持って回していくことです。また、チームメンバー各々が新たな仮説を自ら考えだし、提案し、議論して、よりよい答えを見つけていけるような動きが必要です。
我々は今、どの仮説に賭けているのか、その検証方法はなんなのか、結果にギャップがあればそれはなぜなのか。それらが常に明確に意識できている状態が理想です。
Charlie(TimeTreeレコメンド PdM)
効率よく仮説検証を進めていくことです。新規事業なので1.1倍の改善を目指すわけではなく、当たれば2〜10倍になるようなトライを繰り返す必要があります。
また、仮説が外れたときは学習したことをもとに新たな仮説をゼロベースで考え直すような泥臭さも重要です。
どちらもとても難易度が高くひとりではとてもできないので、チームみんなで仮説を出し、いいところも悪いところも議論していく状態にしたいなと思っています。
Zara(TimeTreeレコメンド PdM)
臆せずにアイディアをたくさん出す発想力、自分の仮説を信じて実行に移す粘り強さ、それが外れても固執せず素直に受け止める受容力、そこからまた次に向かう胆力かなと思います。
誰も正解を知らないことをやろうとしているので人一倍勇気が必要な分野だと思うし、自分もそういう人でありたいと思っています。
🥤プロダクト部門
Mark(TimeTree PdM)
ユーザーを解像度高く理解することが大切だと考えています。 これからは、これまで以上にリサーチ部分に力を入れ、価値仮説シートに落とし込めるくらいまでユーザーの解像度を上げて課題に向き合っていきたいです。
Mela(TimeTree PdM)
抽象度の高い課題に適切に向き合い、スピーディーにユーザーさんにソリューションを届けていくことです。
特に、ユーザーさんにとって価値あるサービスを届けるためには、ユーザーさんの行動の裏に隠された本当の課題を理解するためのリサーチは欠かせません。不確実性を減らすためにも必要なことだと考えています。ただ同時に、銀の弾丸なんてものはないとも思っているので、リサーチ結果をもとにチームでスピーディーに開発を進めて、できるだけ早くユーザーさんに体験を提供していきたいです。
そのために必要なのはチームで一丸となることだと感じていて、職種問わずユーザーさんの課題や価値を探すところから一緒に進んでいきたいと思っています!
Bruce(TimeTree Web版 PdM)
アプリ版TimeTreeのみをお使いのユーザーさんに、まずはWeb版TimeTreeを知ってもらうための施策で認知を獲得していくことが大事です。
そのためにはWeb版TimeTree独自の使われ方やユニークなポイントを粘り強く探し、勝ち筋を見つけ出して、仮説検証・機能改善をすばやく進めるスピード感がなによりも必要です。
ビジネス部門・プロダクト部門それぞれのメンバーに、TimeTreeが取り組む最新プロジェクトとそのチャレンジポイントを聴きました。
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