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最後まで迷った出店。恵比寿三越閉店とキニナル跡地。

愛されて26年。たくさんの出会いがありました。お別れは寂しいけれど🎵

今日も恵比寿三越では従業員の方々がリズミカルに歌う「えびす顔でありがとう」が流れています。2/28で完全閉館する恵比寿三越はこの街の文化の一つでした。

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恵比寿ガーデンプレイスの始まり

もともと明治20年(1887年)から昭和63年(1988年)までサッポロのエビスビール工場だった土地にホテルや商業施設が生まれたのは平成6年(1994年)。開業当時は人が豊かな時間を過ごせる場をつくってほしいという要望が出されていたらしい。ディベロッパーはビールの故郷であるドイツを訪ね、そこからヨーロッパの成熟した都市空間をイメージした街づくりをしようという議論が起こり、ドイツのニュルンベルグの旧市街から着想を得た「ヨーロピアンテイスト」を再現している。(Wikipediaから引用)

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初めは机一つの小さな店。恵比寿からはじまったご縁

恵比寿ガーデンプレイスのエビスマルシェで当店が毎週日曜日に出店させていただいた時はこの歌の通り、本当にいろいろなご縁をいただき、通販オンリーだった店が実店舗を出せるまで育てていただきました。まるでフランスのマルシェのような雰囲気でお買い物が楽しめる空間は出店側としてもとても楽しかったです。毎週出店していると周りの農家さんや雑貨屋さんとも顔見知りになり、仕事帰りは飲みに行くようになりいつかは実店舗を持ちたいね、と夢を語ったり。徐々に周辺地域の顧客様が常連になっていただき、毎週のように新商品をチェックいただく方もいらして、口コミで他のお客様を紹介いただけることもありました。

百貨店さんやSCさんなどさまざまなディベロッパーさんにお声がけいただき、全国各地のイベントで出店するきっかけにもなった場所です。

東京都写真美術館では写真のワークショップに通い、商品写真の撮影方法を教わりました。よくフランス映画を見ていたエビスガーデンシネマは休館と聞き、ホント、コロナは文化も思い出も奪っていくな、とやりきれない気持ちでいっぱいです。

今回、緊急事態宣言が延長され、出店するかしないか直前まで本当に迷いました。思い出深い恵比寿三越を最後にやはり見届けたいという気持ちが強く出店に至った次第です。

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キニナル跡地は何になるのか

さて気になる恵比寿三越の跡地ですが2/10の発表でテナントが決まったようです。

(以下、日経新聞、恵比寿新聞から引用)

コンセプトは「Social living」。
2022年秋を目標に暮らす、働く、遊ぶが融合した新しいすごしかたを想像する形に生まれ変わる。

地下2階
スーパー「ライフ」
ドラッグストア「トモズ」
飲食料品「明治屋」
ナチュラルスーパーマーケット「BIO-RAL」

1階
未定

2階
ワークプレイス
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住民の方の中にはテナントが違えどフード売り場が残って安心という方もいれば、ブランディングの観点からちょっと違う、という人も。中にはシェアオフィスがありすぎるので仮眠スペースが欲しい、と言う声も。サッポロホールディングスは恵比寿ガーデンプレイスにあるサッポロの記念館内に、小規模ながら「ヱビスビール」など複数のビールを醸造できる設備を導入することを検討しているそう。約35年ぶりにビール醸造を再開する方向で検討しているとのこと。

何がともあれ、地域住民の方に愛される場所になってほしいですね。

横浜山手フランス雑貨ラメゾンドレイルのPOPUP SHOPは2月14日(日)が最終日です。大きな声で来てください、とは言いづらいですが、せめてお近くにお住まいの方がお越しいただけるとうれしいです。

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▼2/14(日)まで恵比寿三越B2Fにて

横浜山手フランス雑貨ラメゾンドレイル POPUP SHOP

▼ヒャダインさん作曲「えびす顔でありがとう」

▼恵比寿三越







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